「ちらし寿司」の神頼み

 「初詣に行かなくっちゃ」

このところまだらボケが乱高下するゴッドマザーが、思い出したように言い出した。

「何言ってんのよ。正月なんてとっくに終わってるわよ。今日何日だと思っているの?」
ストレッチ中の村民2号が笑いながら突き放した。

「えーと、3日? 4日? 紅白は終わったし・・・ありゃいつだっけ?

「16日よ。16日。朝っぱらから寝ぼけたこと言わないでよ」

忙しさが一段落ついた村長が、遠慮のない親子の会話を聞きながら、「では、ちょっと遅いけど、ゴッドマザーのために初詣に行って来ましょ。ついでにどこかでランチしましょ」と妥協案を打ち出した。むろん本音は「ランチ」である。
          鷲宮神社① 
        遅れた初詣(鷲宮神社)

元日にも来ているが、今年二度目の参拝。わが村の守り神、埼玉・久喜市の鷲宮神社までポンコツ車を飛ばすことにした。関東最古の大社でもある。ゴッドマザーはこれまで初詣を欠かしたことはない。去年までは桐生市の貴船神社。去年春、ウマズイめんくい村に移住したために鷲宮神社は初めての初詣。
          鷲宮神社② 
          正月の賑わいはない

賑わいはすっかり消え、正月らしさはなくなったが、ゴッドマザーは参拝で気持ちの整理がついたようだ。その足で、近くの「光寿司(こうずし)」でランチを取ることにした。ここは久喜市でも有名な寿司屋さんで、村長の懐具合がまだいい頃、よく来た店。
          光寿司② 
          光寿司でランチ

大きないけすのある寿司屋で、魚介類は北海道などからわざわざ直送している。つまりネタがいい。夜は安くないが、ランチは狙い目。小上がりに案内されて、村長は「ちらし寿司セット」(税込み 1250円)、村民2号とゴッドマザーは「光寿司ランチ」(同1000円)を頼んだ。いずれもサラダ、茶わん蒸し、デザートが付いている。
          光寿司② 
       いけすのある造り
          光寿司③ 
          ランチはお得

「ちらし寿司セット」はマグロ(多分バチマグロ)、紋甲イカ、白身(カンパチ)、玉(出し巻き卵)、タコ、ホタテ、いくら、甘エビなど8種類ほどのネタ。それなりに美味い。シジミのみそ汁、サラダも茶わん蒸しもデザート(ヨーグルトのムース)もそれなりに美味い。酢飯のよさ。
          光寿司⑧ 
          ちらし寿司セット
          光寿司1 
          光寿司ランチ
          光寿司⑦ 
          ぜい沢か?

「夜よりもネタの質が落ちてるけど、ま、1000円という値段を考えると、かなりお得な感じ。年末に築地で食べた刺身定食と比較してはいけないけど、満足度がワンランク落ちるわ」

「お吸い物ではなくうどんというのがいい。こりゃいいわ。初詣の後にこんなうまいもんが食えて、あたしゃあ幸せだよ」
          光寿司10 
          寿司屋のネタ
          光寿司11 
          カンパチ
          光寿司14 
      わさび醤油をかける

「食べてれば幸せなんて、ホント幸せなオバアちゃん。記憶力はどんどん落ちているのに、食欲だけは落ちないんだから、困ったものね」

「ひょっとしてオレのことも言ってる?」

「村長は別よ(笑)。それプラス稼ぎもさらに落ちてる。今年の村の財政も気になるわ。国が破たんする前に村が破たんするかもね」

「・・・・・・」

本日の大金言。

気がつけば2018年も始まって2週間以上過ぎた。きな臭いニュースがメディアを通してどんどんお茶の間に侵入している。現実と仮想のギャップがこれほど広がっている時代はないかもしれない。一人の人生は長くはないが、短くもない。寒空下、少欲知足を心する。



                 光寿司4 










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「スター・ウォーズ」後の塩炒飯

 師走だというのにぎっくり腰で、筑波山登山参加を断念。暇を持て余したので、頭を切り替えて映画を楽しむことにした。「オリエント急行殺人事件」「スター・ウォーズ 最後のジェダイ」を立て続けに観る。
          モラージュ菖蒲 
          映画でひまつぶし

「オリエント急行殺人事件」(監督・主演 ケネス・ブラナー)が期待以上の面白さだった。結末はわかっていながら、情けないことに1974年ものよりも感動してしまった。ジョニー・ディップの悪役ぶりも徹底していて、圧倒的なラスト(ここでは書きまへんで)へと雪崩れ込んでいく。それに比べて「スター・ウォーズ 最後のジェダイ」はガッカリ。宣伝の上手さにしてやられた気分。ま、こんなもんかな。
          万豚記① 
          万豚記へ

その後、遅いランチを取ることにした。介護役(?)の村民2号と菖蒲モラージュ1Fのレストラン街にある「万豚記(ワンツーチー)」に入ることにした。「万豚記」は宮仕え時代に門前仲町店にときどき通った(その後閉店)。レトロ感と炒飯のボリュームが印象深い。
          万豚記③ 
          上海か?
          万豚記② 
          メニューの一部

時刻が午後2時を回っていたので、混み具合はそれなり。門仲時代は「豚バラ青菜炒飯」をよく食べたが、今回は「豚ネギ塩炒飯」(税別 880円)を頼むことにした。村民2号は「上海ソース焼きそば」(同 980円)。映画を見たので、チケットを見せると、「ひと口杏仁豆腐がサービスになります」(女性スタッフ)。おまけ付きはいいね。
          万豚記1 
          待ち時間

奥の厨房で白い中華コック服の料理人が中華鍋を操っている姿が見えた。チェーン店とは思えない本格的な上海料理店の雰囲気。門仲店もどこか中国の街角の食堂のようだった。映画のセットのような演出がお上手。

15~6分の待ち時間で「上海ソース焼きそば」がまず登場、続いて「豚ネギ塩炒飯」が遅れてやって来た。どちらもボリュームがあり本格的な中国料理の気配。「すごい量ね。ニンニクの匂いが凄いわ。味が濃そう」と村民2号。
          万豚記④ 
          上海ソース焼きそば
          万豚記⑤ 
          豚ネギ塩炒飯

「豚ネギ塩炒飯」はチャーシューではなく薄切りのバラ肉ゆで豚。かつてよく食べたねっとり系の「豚バラ青菜炒飯」とは違って、ライスのパラパラ感がほどよい。青ネギのシャキッとした食感、卵、細かな焦がしネギのバランスがいい。白ゴマもパラパラ。塩の薄味とオイスターソースの隠し味が旨味を作っている。食べ進むと、さらに豚バラ肉が埋まっていた。芸が細かい。
          万豚記⑥ 
          このボリューム
          万豚記⑦ 
          青ネギの鮮度
          万豚記⑨ 
          パラパラ感

何故か「豚ネギ塩炒飯」には卵スープが付いていて(上海ソース焼きそばには付いていない)、これがトロリとしていて旨い。

「私の方が100円高いのにスープが付いていないんなんてひどいわ。でもキクラゲ、牛肉など具が多くて、味は濃いけど旨味がある。ニンニクが効き過ぎ。5~6個入ってるんじゃないかしら。これじゃあ今日は人と会えないわ」
          万豚記10 
      豚バラ肉が隠れている

「満足度で無理にこじつけると、豚ネギ塩炒飯がオリエント急行殺人事件で、上海ソース焼きそばはスター・ウォーズ最後のジェダイってとこかな。オレの勝ちだな」

「サービスの杏仁豆腐がイケるわ。自家製らしいけど、この新鮮なドロリ感が秀逸。最後の最後に救われた気分よ。最後のジェダイはまだ死んではいないってことにしましょう。杏仁豆腐からまた逆襲が始まるかもよ」
          万豚記11 
          自家製杏仁豆腐

「村長がダークサイドってこと?」

「フォースの力はすっかりなくなってるのは確かね。つべこべ言ってないで、とっとと帰って年賀状書きしましょ」

「ヨーダになりたい・・・」

本日の大金言。

いい映画の後の食事は楽しい。だが、イマイチの作品に出会うと、食事の楽しみも半減する。「スター・ウォーズ」は賞味期限が切れた料理になりつつあるかもな。



                  万豚記12 

創業三百年のうどん屋に行く

「何だか熱ーいうどん食いたいねえ」
このところボケ度が安定しているゴッドマザーがつぶやいた。

「いいいわね。たまには加須うどんにしない?」
村民2号が同調した。泣く子と上州連合軍には勝てない。

埼玉・加須(かぞ)はうどんの街としても知られる。花咲徳栄高校だけではない。だが、村長の経験だとさぬきや関西に比べると美味しいと感じたうどん屋は極めて少ない。「加須手打ちうどん会」なる団体に加入しているうどん屋は22店舗ほど。その他を入れると40~50軒くらいあると思う。
          松葉屋①
          かそとかぞ
          松葉屋
          老舗中の老舗

市役所に勤めていた知人がこっそり教えてくれたのが「松葉屋」だった。利根川沿いの大越(おおごえ)地区にある老舗のうどん屋さん。江戸時代には高瀬船が忙しく行き交い、明治に入ると、蒸気船「通運丸」も運航していた利根川。大越河岸は今では考えられないほど賑わっていた。

「創業200年の『岡村屋』や陛下も食べた『子亀』が有名だけど、へそ曲がりの村長なら、きっと松葉屋のよさがわかると思う。何せ創業が江戸時代元禄年間なんだよ。三百年の歴史があるなんて信じられる?」

午後は2時で暖簾を下げるとも。ぎりぎりに近い午後1時半に到着した。残念だが、船ではなくポンコツ車で。古い二階建ての木造一軒家。ひょいとたぬきでも出てきそうな侘びしさ。
          松葉屋②
          渋い世界

村長はイチオシだという「野菜天うどん」(税込み650円)を頼んだ。「熱盛りにもできますよ」女将さんのひと言で、全員が同じものを選んだ。珍しいこともある。
          松葉屋③
          メニューの一部
          松葉屋⑤
          創業元禄だって?

テーブルは三つしかないが、奥の厨房がやたら広い。聞いてみたら、店は元々は旅館で、宴会用の広い座敷が二つもあるそう。

待ち時間は長く20分近く待たされた。客は他に一人しかいない。あまりののどかさにあくびが出かかる。だが、熱盛りのうどんは加須うどんの源流のもので、絹色の光沢とコシの強さがかなりある。あえて言うと、大いなる田舎うどん。
          松葉屋⑦
          湯気とともに
          松葉屋⑥
          野菜天うどん
          松葉屋⑧
       これで650円なり

うどん自体にほんのりと塩気があり、甘めのつゆは鰹節と昆布出汁が効いている。ちょっと薄味で、ここは好みの別れるところ。
          松葉屋1
          コシともっちり感
          松葉屋2
          素朴な手打ち

「このつゆ、好きだわ。うどんはさぬきには敵わないけど、全体的には悪くはない。野菜天もカラリと揚がっていて、少し塩で味付けしてあるわ。ワカメが乗っているのも面白い。フツーに美味いうどんてとこね」
「300年前の元禄時代の加須うどんもこんな感じだったんだろうな。地粉のあまりに素朴なうどん。田山花袋も食べたらしいよ。店の雰囲気といい、これは穴場だな」
          松葉屋5
          野菜天

食べ終えてから、顔をのぞかせた店主に「何代目ですか?」と聞いてみた。すると、「何代目になるかなあ。オレで8代目くらいだと思うよ」とのお答え。このアバウトさ、渋すぎる。

「悪かァないけど、桐生のうどんの方がうめェ、だよ。田舎のうどん、田舎のうどん・・・」

ゴッドマザーが食べ終えてからつぶやいた。きれいに平らげていた。店主に聞こえなければいいが。

本日の大金言。

東武伊勢崎町沿線は他に館林、桐生などうどんの名所が多い。うどんラインとして売り出したらどうか。東武うどんライン。東武うどん列車・・・どうだろう?



                    松葉屋4

「長浜ラーメン」涙の復活

ラーメンには意外なドラマがある。本日テーブルに乗せるのは博多長浜ラーメン、であります。

先日、久しぶりに会った麺類シンジケートの友人がボソリと言った。

「伊奈町にいい長浜ラーメン屋があってね。ちょっと感動的な話を聞いたんだよ。店主が病気で引退、廃業に追い込まれた。ファンは残念がったよ。それがつい先日、弟子が受け継いでリニューアルオープンしたらしい。首都圏の豚骨部門で第2位にまでなった店で、豚骨ラーメン好きには評判の店だった。佐野ラーメンばかりでなく、博多系ラーメンもいいぜ」
          
バラ園のある埼玉・伊奈町へはたまにポンコツ車を飛ばす。村長の佐野ラーメン好きをからかうような口調だった。九州系の豚骨ラーメンはどちらかというと苦手だが、話の内容に好奇心が動いた。ほんまかいな。
          楓神
          埼玉の長浜

大宮栗橋線をぷかぷか飛ばして、伊奈町栄方面へ。上尾鷹の台高校交差点の手前にその「博多長浜ラーメン 楓神(ふうじん)」の看板が見えた。調べてみたら、オープンしたのは15年前の2002年で、「本場の長浜ラーメン」を売りにして、麺まで福岡のトリオ製麺から毎日空輸していたこともわかった。うむ。
          楓神①
          ここはどこ?
          楓神④
          メニューの一部
          楓神②
          硬さ6段階

時間が正午前だったのに、客が少しずつ入ってくる。カウンター席に座って、定番の「らーめん」(税込み 700円)を選び、トッピングで「チャーシュー」(4枚 200円)も頼んだ。博多の匂いがぷんぷんしている。麺の硬さを選ぶことができ、2番目に硬い「ハリガネ」を選んだ。BGMはJポップ。
          楓神⑥
      こってり感マックス?
          楓神⑦
          いい匂い

4~5分で濃厚な匂いを放ちながら、主役がやって来た。白濁豚骨スープ、厚めのチャーシューが計5枚、それにきくらげ、万能ねぎ、海苔。エンタメ新聞社時代に福岡で食べた長浜ラーメンそのもの。目の前には紅ショウガ、にんにく、高菜が置いてある。
          楓神⑤
          これこれ

最初のひと口。かなりのこってり度。豚ガラを強火で煮込んで出汁をとる際に、げんこつからゼラチンがにじみ出て、それが乳化して白くなる。獣臭さが苦手な人もいるが、ここは獣臭さはある程度抑えている。濃厚なとろみと旨味。
          楓神⑨
          スープの濃厚度

麺は長浜ラーメンの特徴である極細ストレート麺で、「ハリガネ」のように硬い・・・と思ったが、バリバリというほどではない。悪くはない歯ごたえ。
          楓神3
          ハリガネ

豚バラチャーシューの柔らかさ。きくらげがいいバランスを取っている。次第に濃厚な豚骨スープと5枚のチャーシューにガブリ寄りされそうになってきた。ふうーっとひと息入れて箸休め。紅ショウガをドドドと入れ、高菜も入れる。これが実にいいアクセントになった。替え玉を頼みたくなった。
          楓神4
        チャーシューほろほろ

元々は長浜にあった魚市場でセリの合間でも素早く食べれるということで誕生した長浜ラーメン。厳密にいうと、博多ラーメンが鶏ガラ・醤油ベース・普通麺なのに対して、長浜ラーメンは豚骨・塩ベース・極細麺だそう。今ではその境界線がごっちゃになってしまい、すべて「博多ラーメン」にくくられることが多い。

男性スタッフが3人ほど。支払いのときに、店主に話を聞こうと思ったら、一番若そうな今どきの若者が2代目店主だった。

「まだリニューアルオープンして1か月です。先代が病気になってしまい、できなくなってしまったので、ボクが受け継いだんです。教えてもらったままの作り方です。この暖簾は守っていくつもりです」
          楓神7
         背中に想い

常連客らしい4人組がドカドカと入ってきた。話を聞く時間がなかったが、涙の復活劇が垣間見える。埼玉の地でこれだけ本場の長浜ラーメンが食べれることはありがたいことには違いない。太麺(浅草開花楼)のメニューもあり、極細麺とは別の楽しみも味わえる。

本日の大金言。

海のない埼玉の中に本場の長浜ラーメンがある。札幌ラーメン、喜多方ラーメン、博多ラーメンを日本三大ラーメンと称するが、博多ラーメンの中心には多分長浜ラーメンがある。ラーメンの境界線も少しずつ変化していると思う。




                  楓神5






突然「カツ丼」にがっつく

紅葉も終わり、こう寒い日が続くと、突然「カツ丼」が食いたくなる。ソースカツ丼もいいが、卵とじカツ丼、である。 

食べ物関係の会合で埼玉・大宮西口のソニックシティービルへ。午後1時20分。その途中で無性に「カツ丼」が食いたくなった。40分ほど時間がある。図ったように旨そうな「カツ丼」の写真が見えた。相撲の神様ではなく豚の神様が微笑んだ? 頭の中で「どうにも止まらない」が流れ始める。あらまあ。
          仁乃房 
          カツ丼の誘惑

ソニックシティービル周辺にはそれなりの店が多い。「麺串酒房 仁乃房(じんのぼう)」も店構えはそれなり。ランチタイム「カツ丼+そば」(税込み 870円)の写真と文字。遅めのランチをここで取ることにした。

一階は居酒屋バーで、「獺祭(だっさい)」がズラリと並んでいた。うむ。2階に案内される。時間のせいか、客は少ない。これはハズレかもしれない。
          仁乃房3 
          1階は獺祭階?
          仁乃房10 
          地下もある

「カツ丼の単品はありますか?」
「はい、あります。770円になりますが」

おばさんスタッフが硬い表情でメニューを指さした。「では、それでお願いします」。おばさんの人生をふと考えてみる。
          仁乃房① 
          たまりませぬ

待ち時間は4~5分。早すぎる。これはハズレ、という思いが強くなった。きっとトンカツは揚げ置きだろうな。だが、目の前に置かれたカツ丼は悪くない。

大きめのトンカツがドンブリの三分の二を占めて、「あたい、どうだい」と寝そべっていた。溶き卵と玉葱、それに万能ねぎのバランスがいい。三つ葉ではない。
          仁乃房② 
          お早い登場だが
          仁乃房⑤ 
          この存在感

蓋がないのは少々残念(開ける楽しみがない)だが、トンカツが予想より旨い。コロモは揚げたてのようなサクサク感もある。肉の厚さは1センチ前後。ブランド豚(霧島山麓豚)のロース肉で、肉自体のきれいな旨み。甘みさえ感じる脂身が適度にあって、しかも妙に柔らかくない。村長の好みに近い。
          仁乃房⑥ 
           ロース肉の旨さ
          仁乃房⑦ 
          バランスのよさ
          仁乃房⑧ 
          よきトンカツ

つゆは出汁がよく効いていて薄味。煮込み過ぎていない玉葱の具合もいい。

ボリュームもまずまず。メチャウマではないが、予想よりも本格的ないいカツ丼。写真を撮っている(むろん許可を取っている)こちらをおばさんスタッフがじっと見ている。ヘンなおじさんの気分。おばさんの人生をまたあれこれ想像してみる。今度は夜来たくなった。

本日の大金言。

カツ丼を発明した人は天才だと思う。諸説あるが、大正時代あたりに洋と和の合体がドンブリの中で生まれた。ドンブリ、この小宇宙に敬礼したくなる。


                 仁乃房⑨  


プロフィール

赤羽彦作村長

Author:赤羽彦作村長
あの!エンターテインメント新聞で記者、デスク、編集プロデューサーとして活躍。思うところあって、原発で揺れるヤポネシアを辺境から見つめ直すべく、イカダを組み、オンボロ旗を揚げ、組織を脱出。荒海に乗り出す。「B級うまいものの宝島」を目指して、櫂をガタガタと漕ぎ出すことにした。一か八か泥船となるか、間違って宝船となるか?
特に麺類と和菓子にはうるさい。「舌の上から斜めに世界を見る」などとほざいている。はっきり言ってバカの3乗である。年齢不詳。乙女座、AB型。村民を募集している。

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