病院帰りの仰天「濃厚あつもり」
埼玉の久喜市郊外にある「済生会栗橋病院」に行ったついでに、彦作村長は埼玉でも有数のつけ麺の店「麵屋みつば」をのぞいてみることにした。あのラーメン評論家・石神秀幸も絶賛している店である。病院からポンコツ車で4~5分ほど。ほとんど田園地帯の目立たない場所に「麵屋みつば」があった。隣はファミリーマート。バラック小屋のような、プレハブ小屋のような、何とも言えないワビさびムードに「みつば」と書かれた白いノレンが下がっていた。彦作村長は黒澤映画の「どですかでん」を思い出した。ビビビと来た。気に入った。
隠れ家?この店構え
よほどの志しがなければ、かような場所にかような店構えで旗を立てるはずがない。時間は午後1時50分。ひと戰終えた後のようで、客は2組しかいなかった。6席ほどのカウンターと4人用テーブル席一つという狭さ。店主と女性スタッフ2人で切り盛りしていた。彦作村長は、つけ麺ではなく「あつもり」(並800円)を注文することにした。「あつもり」は混ぜそばの一種で、麵を熱いまま入れるのが特徴。「みつば」のあつもりとはどのようなものか、さりげなく戦国武者のような店主を観察した。
このこだわり
「極太麵なので茹でるのに10分はかかります。うちみたいな作り方をしている店は関東でも数えるほどしかないですよ」」
店主は「六厘舎」のつけ麺を食べて感動、4年ほど前にフレンチ・イタリアンシェフからこの道に入ったという異色の経歴。こだわり方が半端ではないことが雰囲気から見て取れる。
絶景かな
15分ほど待つと、「あつもり」がやってきた。真っ白いどんぶりに分厚い炙りチャーシュー、白ネギ、みじん切りのタマネギ、角材のようなメンマ、カイワレ大根、大きな海苔が見事なレイアウトで一つの世界を作っていた。よく見ると、白ゴマが散りばめられている。さらには、魚粉が小さな山を作っていた。
極太麵の食感
「混ぜそばの一種ですが、混ぜないで食べてほしいんです。それぞれの具を付けていろんな味を楽しんでほしいんです」
具のすぐ下には極太の麵が控えていた。まるで釜揚げうどんのよう。色味が茶のグレーががっていて、わざと精製を抑えた特注の麵を使っているようだ。さらに、こってり系の醤油だれが沈んでいた。
うどんではありません
見事なチャーシュー
角材のようなメンマ
まずはひと口。極太麵はゴワゴワしていて、噛みごたえのある無骨な旨さ。悪くない。濃厚だれは鶏ガラ、豚骨、魚介などさまざまな出汁から作られているのがわかった。極太麵がそれによくからむ。白ネギとの相性もいい。味が濃い分、甘みのあるタマネギとのコラボレーションが気に入った。魚粉との絡みも悪くない。自家製チャーシューの柔らかな肉味にも感心した。メンマもまずまず。
スープ割りは必須
だが、何分、味が濃い。濃厚こってり系が好きな若い人にはたまらない魅力だろう。病院帰りの村長にはちと刺激が強すぎた。「スープ割り」を頼むと、雪平鍋でていねいにスープを温めてくれる。残ったタレにそのスープを入れてもらい、ゆったりした気分でその味わいを楽しむ。次回は石神秀幸絶賛のつけ麺を食べることにしよう。帰りがけに村長は水をなみなみ1杯、ぐびびと飲んだ。
本日の大金言。
つけ麺の元祖は「大勝軒」の山岸一雄と言われる。今ではどんどん新しい味が出てきて、つけ麺の世界も百花繚乱。それだけで一つのジャンルになっている。
隠れ家?この店構え
よほどの志しがなければ、かような場所にかような店構えで旗を立てるはずがない。時間は午後1時50分。ひと戰終えた後のようで、客は2組しかいなかった。6席ほどのカウンターと4人用テーブル席一つという狭さ。店主と女性スタッフ2人で切り盛りしていた。彦作村長は、つけ麺ではなく「あつもり」(並800円)を注文することにした。「あつもり」は混ぜそばの一種で、麵を熱いまま入れるのが特徴。「みつば」のあつもりとはどのようなものか、さりげなく戦国武者のような店主を観察した。
このこだわり
「極太麵なので茹でるのに10分はかかります。うちみたいな作り方をしている店は関東でも数えるほどしかないですよ」」
店主は「六厘舎」のつけ麺を食べて感動、4年ほど前にフレンチ・イタリアンシェフからこの道に入ったという異色の経歴。こだわり方が半端ではないことが雰囲気から見て取れる。
絶景かな
15分ほど待つと、「あつもり」がやってきた。真っ白いどんぶりに分厚い炙りチャーシュー、白ネギ、みじん切りのタマネギ、角材のようなメンマ、カイワレ大根、大きな海苔が見事なレイアウトで一つの世界を作っていた。よく見ると、白ゴマが散りばめられている。さらには、魚粉が小さな山を作っていた。
極太麵の食感
「混ぜそばの一種ですが、混ぜないで食べてほしいんです。それぞれの具を付けていろんな味を楽しんでほしいんです」
具のすぐ下には極太の麵が控えていた。まるで釜揚げうどんのよう。色味が茶のグレーががっていて、わざと精製を抑えた特注の麵を使っているようだ。さらに、こってり系の醤油だれが沈んでいた。
うどんではありません
見事なチャーシュー
角材のようなメンマ
まずはひと口。極太麵はゴワゴワしていて、噛みごたえのある無骨な旨さ。悪くない。濃厚だれは鶏ガラ、豚骨、魚介などさまざまな出汁から作られているのがわかった。極太麵がそれによくからむ。白ネギとの相性もいい。味が濃い分、甘みのあるタマネギとのコラボレーションが気に入った。魚粉との絡みも悪くない。自家製チャーシューの柔らかな肉味にも感心した。メンマもまずまず。
スープ割りは必須
だが、何分、味が濃い。濃厚こってり系が好きな若い人にはたまらない魅力だろう。病院帰りの村長にはちと刺激が強すぎた。「スープ割り」を頼むと、雪平鍋でていねいにスープを温めてくれる。残ったタレにそのスープを入れてもらい、ゆったりした気分でその味わいを楽しむ。次回は石神秀幸絶賛のつけ麺を食べることにしよう。帰りがけに村長は水をなみなみ1杯、ぐびびと飲んだ。
本日の大金言。
つけ麺の元祖は「大勝軒」の山岸一雄と言われる。今ではどんどん新しい味が出てきて、つけ麺の世界も百花繚乱。それだけで一つのジャンルになっている。
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