酉年2017年はこうなるー明日の新聞

 ハッと気がついたら、2016年(平成28年)が本日でお終い。ヨーロッパではテロが続発し、シリア情勢は希望の目すらない。トランプが次期米大統領に選ばれ、日本では小池百合子が「崖から飛び降りて」拍手喝采を浴びた。今年のキーワードは「あり得ないことが起きた」だった。来年は残念ながら、これがさらに加速する、と思う。木の葉が沈み、石が浮く。トランプからは目が離せない。個人的には大谷翔平と本田真凛ちゃんに希望の芽を感じるが、果たして。

では、ぼちぼち行ってみましょう。年末恒例の(と勝手に言わせていただきます)「明日の新聞 大予想2017はこうなる!」の始まり、始まりイ~。当たる確率はこれまでの実績から12%ほど。

大予想1 トランプ米新大統領、就任演説で新ドクトリンを発表。オバマ路線は失敗したとし、力による二国間直接対話外交を宣言。そのすぐ後に「プーチンと日本で会談する」ことを表明、世界を驚かせる。安倍首相が歓迎を表明。ピコ太郎も歓迎のコメント。

大予想2 小池百合子都知事、身内のスキャンダルで窮地に陥るも都民や公明党の支持で辛うじて乗り切る。小池新党結成へ。

大予想3 サッカーW杯アジア最終予選で日本、サウジアラビアに1-2で敗れる。ハリルホジッチ監督辞任。アジア4枠を逃すが、プレーオフで奇跡の勝利、最終切符を手に入れる。

大予想4 トランプタワーでテロ発生。イスラム国が「アラーの罰が下った」と犯行声明。トランプ、イスラム国に怒りの宣戦布告。世界情勢が混迷の度を深める。憎悪の連鎖はイスラム国の狙いでもある。

大予想5 8月、WBCで大谷翔平が投打で活躍するもドミニカに敗れ、優勝を逃す。大谷は年末にメジャー移籍を発表。移籍先はサンフランシスコジャイアンツ。

大予想6 富の格差がさらに広がる。それが社会不安を深刻化させ、貧者の革命が静かに動きはじめる。歴史は繰り返すが繰り返される。

大予想7 世界一安全な国のはずの日本でもテロが発生。謎の組織が犯行声明。追い打ちをかけるように駿河湾から南西沖にかけて大地震が起き、2020東京オリンピック開催が危ぶまれる。

大予想8 錦織圭が全米オープンで優勝。東洋人では初めての快挙。

大予想9 北朝鮮でクーデターか?金正恩が急死、死因は謎のまま。中国・習近平国家主席が真っ先に弔問に訪れる。ウマズイめんくい村でもクーデター。彦作村長が追放されるが、誰も同情せず。

大予想10 ジャニーズ帝国に税務調査入る。メリー喜多川が責任を取る形で辞任。
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大宮市場食堂のカキフライ

 去年に引き続き、ポンコツ車を飛ばして、埼玉の胃袋・大宮市場へ年末の買い出しへ。ここは穴場だと思う。築地はあまりに観光化され、込み具合が半端ではない上に最近はそう安くはないので、このところ年末は敬遠している。ちなみに北千住の足立市場もおすすめ。
          大宮市場① 
          大宮市場は穴場
          大宮市場② 
          適度な込み具合

午前9時から生きのいい魚や肉類、野菜などを物色。混んではいるが、築地と比べると、空いている。ひと昔前の築地のような市場本来のシンプルな世界が残っている。魚市場を中心にひと通り買い出しをしてから、早めのランチとなった。

ここには約8軒ほどの市場食堂がある。「キッチンニューほしの」や「花いち」が特に人気で、メディアの露出度も高い。だが、村長の好みは「大衆食堂 藤よし」で、去年はここで穴子丼を食べ、その安さとレベルの高さに唸った。

「今年は違うところにしない? お腹の虫が鳴き始めてるわ」
時刻は午前11時。腹が減るとツノが出始める村民2号が微笑みながら言ってきた。こういう時は逆らってはいけない。
          高はし 
          ここも穴場
          高はし② 
          当たりか?

人気の「花いち」に行くと、6~7人ほど並んでいた。店のおばさんスタッフが呼び込みをしている。確かに魚介類や海老フライが美味そうだが、へその曲がったままの村長はその隣の「海鮮亭 高はし」に目を付けた。人の行く裏に道あり花の山。

これが当たりだった。店内の混み具合は7~8割ほどで、何よりも落ち着いた雰囲気がいい。女性スタッフの対応も過不足がない。ここの一番人気は「豪華海鮮丼セット」(1580~1680円=税別)だが、ボリュームが凄すぎる。予算もオーバー。ほとんど悩まずに「本日のサービスセット」(1000円=税別)を頼むことにした。サービス丼(中おち、いくら、釜あげしらす3点盛り)とフライ(エビ、カキ、アジフライ、トンカツから一つ選べる)がセットになっているもの。
          高はし③ 
        迷うところだが・・・

「ボリュームもありそうだし、1000円というのがステキ。税込みだともっといいけど。フライは今が旬のカキフライがいいわ」
「意義なしだよ。築地ならもっと高いな、きっと」

10分ほどで「本日のサービスセット」がやってきた。黒いどんぶりにマグロの中落ち、釜揚げシラス、錦糸卵がたっぷりと盛られ、中央にはイクラが宝石のように輝いていた。刻み海苔、シソ、甘酢生姜の姿も見える。新鮮な海の匂い。その下の酢飯。
          高はし⑤ 
          これで1000円とは
          高はし④ 
          市場のさすが

醤油にわさびを溶いてから、ゆっくりと円を描くようにかけていく。まずはアサリの味噌汁をひと口、まずまずの美味さ。続いて、ドンブリへ。さすが魚市場の鮮度とボリューム。これは期待通り。酢飯が少し柔らかすぎだが、範囲内。村民2号は美味そうに黙々と食べている。
          高はし⑦  
          中落ちの量
          高はし14  
          3種盛りでんな
          高はし10 
          秀逸なカキフライ
          高はし12 
          和がらしとソース
          高はし2 
          旬の広島産

最も気に入ったのは別皿のカキフライ。広島産の大ぶりのカキが2個。キャベツの千切りとレモン、マヨネーズが添えられていた。まさに揚げ立てで、ガブリと言った瞬間、コロモのサクサク感とカキの新鮮な海のミルクがジュワリと口中に広がるのがわかった。うむむ。マヨネーズ、ソース、醤油をそれぞれ垂らして食べ進むと、天使(脳内エンドルフィン)が頭の周囲を飛び始めた。今年1年の山あり谷ありの苦味がいっぺんに遠ざかっていく・・・。

「やっぱり築地より大宮市場ね。また来年もここに来たいわ」
「来年はどうなるかなあ・・・」
二人同時に遠くを見つめた。何が見えたか、何も見えない・・・。

牡蠣フライ海の記憶となりにけり

本日の大金言。

人の行く裏に道あり花の山・・・株式相場の格言だが、裏ばっかり行くと、人生を間違えることもある。表と裏と両方を見る、が一番だと思う。ニュースや情報の見方にも通じる格言でもある。




                高はし15 




骨董品の中で「元祖かつ丼」

 クリスマスも無事終わり、後いくつ寝るとお正月という時期になってしまった。何ということだ。反省を込めて、今日取り上げるのは、かつ丼界の東の大関(勝手にそう言わせていただきます)「かつ吉」水道橋店の元祖かつ丼、である。1600円と安くはないが、ちょっと驚くかつ丼である。
          能楽堂① 
          早くも門松

観世流謡曲のお師匠さんからチケットを頂いたので、行かなきゃ損とばかりに、本郷の「宝生能楽堂」へ。室町時代からほとんど変わっていない能の世界には個人的にも関心がある。行列の後ろに並ぶことになったが、開演まで1時間ほど時間がある。ちょうど知り合いの兄弟子がいたので、ちゃっかり席を取ってもらうことを頼んで、中抜けすることにした。こらこら。
          かつ吉① 
          とんかつの名店

目的はすぐ近くにある老舗とんかつ専門店「かつ吉」のかつ丼。水道橋東口から白山通りに出てすぐ。全水道会館地下にある。ここは創業が1962年(昭和37年)。あの三島由紀夫や川端康成も来ていたそう。どちらもすでにこの世にいない。
          かつ吉2 
          幽玄の世界へ

とんかつが有名だが、ここのかつ丼も捨てがたい。「柳川風かつ丼」などかつ丼だけで数種類ある。むろん村長が目を付けて頼んだのは基本の「元祖かつ丼」(赤だし味噌汁、サラダ付き 1600円=税込み)。
          かつ吉② 
          現実の世界

店に入った瞬間、驚かされるのは新潟地方から移築したという古民家の造りと、骨董品の数々。年代物の獅子頭や書画が飾られていて、周囲の棚には江戸・明治期のそば猪口が大量に並べられている。その重厚さ。これじゃ骨董品に囲まれて食事するようなもんだよ。
          かつ吉③ 
      江戸・明治にタイムスリップ
          かつ吉11 
          にらまないでね

正午5分前だが、どんどん客が入ってくる。テーブル席や小上がりのお座敷もあるが、村長が座ったのは丸い欅(けやき)のカウンター席。目の前に大きな獅子頭がある。こちらをにらんでいる。案外ポエム。絶景かな。
          かつ吉④ 
          漬け物と千切りキャベツ

10分ほどの待ち時間で、おしぼりとほうじ茶が来た。続いて大きな木のボウルにたっぷり盛られた千切りキャベツ。生ワカメも混じっている。「ドレシングはお好きなものをおっしゃってください。それとお漬物はご自由にお取りください」スタッフの対応は丁寧で、悪くない。
          かつ吉3 
          シテとワキの登場
          かつ吉⑦ 
          元祖かつ丼さま

それから5分ほどで、「元祖かつ丼」がやって来た。有田焼のドンブリが大きい。木のお椀の赤だし味噌汁が隣に置かれた。こちらもデカい。かつ丼に蓋(ふた)がしていないのがやや残念だが(蓋を取る楽しみがない)、かつ丼は昭和の定番スタイルで、溶き卵と三つ葉、刻み海苔がいい具合に盛られていた。いい匂いが立ち上がっている。
          かつ吉⑧ 
        肉の厚さ約2センチ

その下のとんかつは分厚い国産ロース肉で、自家製パン粉の具合がいい。箸の他にスプーンが付いていた。まずはとんかつをガブリと行く。ロース肉の柔らかさと出汁の効いたツユが薄味で、バランスが素晴らしい。玉ネギは少な目だが、ほどよい。スプーンが置かれた理由がすぐにわかる。ツユがかなり多め。炊き立てのご飯がつややかで、自然な美味さで、スーッと胃袋に飲み込まれていく。食材にかなりこだわっていることがわかる。
          かつ吉⑨ 
          た、たまらん
          かつ吉4 
          絶妙でんな
          かつ吉6 
          ツレは野沢菜
          かつ吉5 
          人生はこれから?


ボリュームも結構ある。キャベツの鮮度、漬け物も美味。骨董品に囲まれて食べるかつ丼、その後の能舞台。しかもクリスマスの日。見ようによってはハチャメチャの世界。これもええのう、などと愉悦に浸っていると、突如携帯が鳴った。「おーい、早く来ないと始まっちゃうよ」先に能楽堂に入っている兄弟子からだった。夢かうつつか、慌てて立ち上がった。大急ぎ。そのせいで「元祖」の意味を聞き忘れてしまった。カツ!

本日の大金言。

師走にかつ丼はよく似合う。富士に月見草よりこっちが好き。豚児の言葉に深い意味はない。



                   かつ吉10 



最中の傑作「みむろ」と再会

 奈良帰りの甘党知人がウマズイめんくい村に手土産(てみやげ)を持ってきてくれた。村長はそのパッケージを見て、胸がときめいた。白玉屋栄壽の名物最中「みむろ」だったからである。甘党知人は余計な講釈をせずにチャップリンの後ろ姿で去って行った。憎めない奴。
          みむろ最中 
          わおーの手土産

胸がときめいたのにはわけがある。その昔、村長がエンタメ新聞社時代のこと、ある会合で、「最中(もなか)はやっぱり銀座の空也が一番だね」と言ったことがある。それを聞きつけた京都のグルメ先生が、そのしばらく後、注釈なしで「みむろ」を送ってくれた。さほど期待せずに食べたところ、あまりの美味さにぶっ飛ぶほど驚いた。グルメ先生、恐るべし。

以来、村長の中では日本三大最中は「一に空也、二にみむろ、三に壺屋」(順不同)となった。その一つが今、目の前にある。8個入りで850円(税込み)のもの。空也や壺屋よりリーズナブルだが、発売元の白玉屋栄壽は奈良県桜井市に本店があり、創業が江戸時代(弘化年間1844年~48年)という老舗。現在の当主は七代目で、最中の作り方は一子相伝だとか。
          みむろ最中③ 
          お久しぶり

さっそくお茶を入れて、賞味することにした。紙箱を開けると、小ぶりの最中がきっちりと納まっていた。取り出しに仕掛けがしてあって、付箋のような紙を引っ張ると、一つスッと出て来た。この気遣い、さすが奈良の老舗と感心する。
          みむろ最中④ 
          この気遣い

皮がサクッとしていて、実に香ばしい。柔らかいのに形が崩れていない。壺屋のような固い鎧(よろい)のような皮ではない。むしろ空也の皮に近い。さらにあんこが秀逸。地元奈良の大納言小豆を使用していて、こしあんと粒あんを別々に作って、それをブレンドしたような食感で、ほどよい甘さ。いい小豆の風味がふわりと広がり、きれいな後味が印象に残る。
          みむろ最中⑤ 
          一子相伝どす
          みもろ最中1 
          皮の秀逸
          みむろ最中⑧ 
          あんこの秀逸
          みむろ最中10 
          最中の横綱

舌の上で溶けていく感触が空也とほぼ同じレベル。水飴と寒天を加えているようで、それが独特のねっとり感を産んでいる。塩の感触はない。

「品がいい味ね。吉祥寺の小ざさの最中とも似てるわ。確かにいい味ね」
「逆だよ。小ざさがみむろに似てるんだよ。空也だってみむろほどの歴史はないよ。ま、壺屋はもっと古いけど」

「どっちでもいいわよ。そんなことに妙にこだわってるから、村長は出世しないのよ。歴史よりも今が大事なのよ」
「最中の一軒家の気分・・・」

「はいはい。そんなダジャレ、誰も笑わないわよ。もっと稼いでからあれこれ言ってくださいね」
「空也くわず・・・」
「・・・・・・」

本日の大金言。

たかが最中、されど最中。その中に詰まっている職人の歴史と技とささやかなプライドこそが、未来へとつながると思う。わん、わん。


                 みむろ最中11

氷川神社の「手焼きせんべい」

 所用で埼玉・大宮に途中下車したついでに、氷川神社に立ち寄った。参拝をそこそこに済ませ、参道入り口にあるせんべい屋「小林屋」へ。数少ないながら、参道には甘味処もあるが、この小林屋の外観にはいつも心を奪われる。取り残された時代劇のセットのような、古い木造の店舗とその上に高々と掲げられた「手焼岩せんべい 小林屋」のレトロな巨大看板。
          小林屋⑦ 
          約60年の歴史

夕方にもかかわらず、店先にはおばさん客が4~5人並んでいた。ガラス張りになっていて、美味そうなせんべいが手書きの品名とともに並んでいる。店の向こう側には七輪も見え、そこで実際に手焼きしているようだ。店自体は狭く、昭和の匂いがぷんぷんする。ご高齢の店主と女性がお客の注文をさばいている。
          小林屋①   
          昭和のせんべい屋

常連らしきおばさんが「全部ここで手焼きではないようよ。でも、美味いのとそう高くないから人気があるのよ」と村長に教えてくれた。創業年は不明だが、「60年くらいにはなるはず」とか。
          小林屋③ 
          チョー固!松の木
          小林屋⑦  
          秀逸な吹雪
          小林屋④ 
        イチオシどすえ

10分ほど並んで、固焼き醤油味の「松の木」(100グラム320円=税込み)と3色の「吹雪」(同390円)、それに梅とザラメの逸品「梅双(うめざら)(1枚105円)を買い求めた。

翌日、おやつの時間に賞味となった。ゴッドマザーも参加してあーだこーだの品評会となった。村長のイチオシは「梅双」で、普通のザラメせんべいとはひと味違った。ザラメだけでも十分に美味いのに、細かい梅漬けが合い間に点在している。ポエム。
          小林屋① 
          いいね紙袋
          小林屋3 
       品評会の始まりイ~
          小林屋③ 
          ザラメと梅

せんべいは固めで、下に皿かティッシュでも敷かないとぼろぼろとザラメが落ちる。せんべいの醤油味とザラメ、それに梅漬けの酸味が絶妙で、これはザラメせんべいの横綱クラスだと思う。1枚105円というのも納得。
          小林屋⑤  
          吹雪の気品

「吹雪」は紫蘇(しそ)白蜜、抹茶白蜜、醤油の3色で、柔らかく軽やかで上菓子の美味さ。100グラムだが、意外に量がある。ゴッドマザーはこれが気に入ったようで、「スーパーで買うせんべいとはぜーんぜん違う。抹茶が特にええのう。固いせんべいは入れ歯じゃ無理だよ、ふにゃふにゃ」とその場に横になってしまった。

村民2号のイチオシは「松の木」。見るからに松の木のようで、見ただけでその固さがわかる。
          小林屋⑥ 
          松の木ばかりが・・・
          小林屋⑧ 
          松じゃない?

やっぱりせんべいは固くなくっちゃ。醤油のテカりとひび割れがステキ。それにしてもこの固さは凄い。歯が欠けちゃいそう」

「醤油の濃さがいいね。醤油には鰹節の出汁が入っていると思うなあ。外はメチャ固いけど、中はそうでもない。醤油せんべいの一つの到達点って感じだな」
          小林屋⑦ 
          歯が立たない?

「あたしゃ、そんなのご免だよ、ふにゃふにゃ」

ウマズイめんくい村のお茶の時間はゆっくりと過ぎていくのだった。

めでたさも中くらいなり小林屋
一茶よりせんの字かじる入れ歯かな

本日の大金言。

煎餅の起源は中国のようだが、日本では独自の発達を遂げ、現在の形になったのは江戸時代になってからのようだ。日光街道草加宿の茶屋で売り出され人気を呼んだとか。諸説あるが、せんべい人気は衰えない。



                小林屋10

骨董市後の「厚切りトースト」

またも「大江戸骨董市」へ。一日いても飽きない。財布の中身が心配になる。アクセルとブレーキを間違えると大変なことになる。で、今回テーブルに乗せるのは、右往左往した挙句に賞味した「厚切りトースト」。
          大江戸骨董市④ 
          大江戸骨董市

「せっかく銀座に来たんだから、美味いコーヒーとトーストくらい食べなくっちゃ」
村長の銀座裏通り好きを見透かすように、村民2号がのたまった。むふふふ・・・想定の範囲内。

ちょっと遅いランチ。銀座はいい喫茶店が多い。「トリコロール」「ランブル」「資生堂パーラー」「ウエスト」「かづま」・・・どこに入ろうか迷っている場合ではない。それらの老舗に入ると、コーヒー一杯が1000円前後する。サンドイッチなど軽食を取ると、一人2000円ほどは覚悟しなければならない。ランチに2000円はウマズイめんくい村のポリシーに反する。

こういう時のために、①コーヒーが美味い②高くないのに高級感がある③トーストなども揃えている、この三条件を満たす老舗喫茶店を準備しておくこと。これはエンタメ新聞社時代からの村長の隠れた鉄則。B級の掟・・・。
          和蘭豆 
        銀座の穴場老舗
          和蘭豆① 
       トーストに限る

外堀通りにある「銀座和蘭豆珈琲店」はそう言う時に役に立つ老舗喫茶店である。「和蘭豆」と書いて「らんず」と読む。創業は昭和44年(1969年)。アイスコーヒーの美味い店として知る人ぞ知る店だが、自家焙煎のサイフォンコーヒーも美味い。ブレンドコーヒーは630円(税込み)とフツーに考えれば安くはないが、銀座となると、この価格は範囲内だと思う。
          和蘭豆3 
          自家焙煎メニュー
          和蘭豆③ 
          銀座のレトロ

村長は「厚切りトースト」(450円)を頼み、村民2号は「ピザトースト」(650円)を頼んだ。店内はどこかイギリスの高級パブ風で、銀座の老舗喫茶店のレトロ感にあふれている。禁煙ではないので、銀座の紳士がゆったりと煙草をくゆらせたりしている。よき時代の銀座の匂いがする。
          和蘭豆④ 
          厚切りトースト
          和蘭豆⑥ 
          ピザトースト

10分ほどの待ち時間で、コーヒーと一緒に厚切りトーストがやって来た。食パンはイギリスパンで、厚みが優に3センチはある。中央部に切れ込みがあり、バターがたっぷりと塗られていた。焼き色といい、レベルの高いトースト。そしてここが肝心なのだが、あんことジャムが添えられていた。あんこは粒あんと生クリームを合わせたもので、ここのオリジナル。
          和蘭豆⑧ 
          この厚み
          和蘭豆5 
          あんこさま
          和蘭豆4 
          ジャムさま

まずは作法として、あんこを付けて食べる。悪くはないが、やはりあんこは生クリームと結婚させてはいけないと思う。好みの問題だが、別々にして、生クリームではなく、むしろ固形バターを出した方がいいと思う。あんことバターはよく合う。恋人同士くらいの関係が一番夢がある、と思う。
          和蘭豆10 
          ほな、いきまひょか
          和蘭豆11 
          ジャムセッション?

ジャムがとてもいい。木いちごのジャムで、その酸味と果実味が効いている。溶けたバターとの相性もいい。ブレンドコーヒーはモカベースで、香りもまろやかさもほどよい。全体として腹八分の満足感。
          和蘭豆13 
          腹六分

「コーヒーは美味いけど、ピザトーストはちょっと量が少ないかな。もっと厚切りにして、チーズもたっぷり使ってほしいわ。もう一人前頼みたいわ。それから大江戸骨董市に戻って、もっと見たいわ。欲しいものも目を付けといたし・・・」

「まさか買うつもりじゃ・・・」
「大丈夫、高いものは買わないわよ。村長の財布の中身くらい知ってるわよ」

ブレーキが壊れていないか、急に心配になった。

鏡見る陳列前の骨董品

本日の大金言。

有楽町から銀座にかけてはスイーツのメッカでもある。いい喫茶店とケーキ類の組み合わせも銀座の醍醐味の一つ。それを自分の足で探す楽しみも味わいたい。



                和蘭豆14 



豆屋の後に「谷中のパスタ」

 忘年会続きで胃袋がうれしい悲鳴を上げている。東京・兜町のペン会議に出席する前に、谷中に立ち寄って、さんさき坂の丸安商店で小豆を買うことにした。ここは村長お気に入りの豆専門店。昔のままの谷中を感じさせるいい店で、しかも安い。ほとんどの人が知らない、というのも村長の屈折したプライドをくすぐる。むふふふ。
          丸安商店① 
       隠れ名店「丸安商店

その足で、遅いランチを取ることにした。千駄木2丁目に小じゃれたカフェがある。その名も「つむぐカフェ」。オープンして4年が経過し、谷中で人気上昇中との情報もある。ちょっと目立たない場所にあるのも好み。パングラタンが目玉料理だが、「本日のパスタ」を頼むことにした。メニューボードに「豚トロと竹の子パスタ」(税込み850円)と書かれていたからである。胃袋によさそう。
          つむぐカフェ 
       こちらが「つむぐカフェ」
          つむぐカフェ③ 
          いいかも

「ソースはトマト味と醤油味、どちらになさいますか?」と聞かれ、「トマト味」を選んだ。疲れた胃袋にはトマト、に限る。店内は明るく、白を基調にしたソファとテーブル席が大小合わせていくつか。谷中らしく、猫のグッズもさり気なく置いてある。若い主婦が数組食後のコーヒーを楽しんでいる。
          つむぐカフェ④ 
          ゆったり感

店は若い夫婦が営んでいて、料理はどうやら奥さんの担当(?)のよう。注文を受けてから、奥の厨房で作り始める。いい匂いが漂ってくる。待ち時間は10分ほど。予想外の展開。まずスープと前菜が出てきた。スープと前菜付きとは。これがかなり凝ったもので、オニオンスープの奥深い美味さにちょっと驚く。トウモロコシと豆、それに人参のカレー風味の酢漬けもマル。
          つむぐカフェ⑤ 
          スープと前菜

しばらくしてから、「豚トロと竹の子のパスタ」がやってきた。ボリュームは女性を意識しているのか、思ったほど多くはないが、ほどよい量。トロリとしたトマトソースが美味そう。バジルがパラパラとかかっていて、オリーブオイルとガーリックの香りが立ち上がっている。胃袋が反応する。
          つむぐカフェ⑥ 
          メーンのパスタ
          つむぐカフェ⑦ 
          いい匂い

竹の子と豚肉のバランスも悪くない。豚トロというのでバラ肉かベーコンを予想していたが、ヒレ肉のよう。脂身好きとしてはちょっと残念だが、アルデンテ気味のパスタに特製トマトソースがよく絡む。竹の子の質がいい。食材には気を使っているようで、野菜類も無農薬・減農薬野菜を使っているようだ。
          つむぐカフェ11 
          胃にやさしい
          つむぐカフェ12 
          豚肉と竹の子
          つむぐカフェ13  
          よい子竹の子

食べ終えると、ほどよい満足感が胃袋からじわりと湧き起ってきた。「つむぐカフェ」につむがれてしまった?
「次回はぜひパングラタンを食べてください。パンもベーコンも自家製です

髭の店主が顔をのぞかせて、奥さんと一緒にそう言った。バッグには小豆1キロと金時豆1キロ。重すぎる道楽だが、仕方がない。今夜も会議の後は飲み会になりそう。

冬の蠅谷中の坂をのたりかな

本日の大金言。

谷中は観光地化しているが、表通りを外れると、案外いい店が隠れている。それを探す楽しみ。



                  つむぐカフェ14

目白の奇跡? 恐るべき天然かき氷

 先週末のことになるが、東京・目白で気の置けないメディア仲間と大忘年会を楽しんだ。目白は村民キオがつい最近まで暮らしていた街で、村長の好きな街でもある。目白駅から目白通りを下落合方面へと歩くと、洒落た老舗の洋菓子屋や和菓子屋、古本屋、陶器店などが並び、どこかパリの裏通りの匂いもする。

この一帯は日本でも有数の高級住宅街で、このあたりのことは有名ブログ「渓流斎日乗」blog.goo.ne.jp/keiryusai〈12月11日付)に詳しく書かれているので、興味があったら読んでみてほしい。忘年会のてん末についても面白く書かれている。
          志むら① 
      目白「御菓子司 志むら」

さて、今回テーブルに乗せるのは「御菓子司 志むら」のかき氷である。忘年会まで1時間ほど時間があったので、夕方、立ち寄ることにした。「志むら」は昭和14年(1939年)青山で創業、昭和20年戦後すぐに目白に移転している。虎豆の入ったきな粉餅「九十九餅」など餅菓子や上菓子まで、庶民的でなおかつ上質な和菓子を売っている。人気店なのに暖簾を広げない、というのも村長の好み。目白の凄さはこういう店がさり気なく暖簾を下げていることからもわかる。
          志むら2 
          これが一番人気

師走のかき氷なんて冗談じゃないよ、と言いたくなるかもしれないが、ここのかき氷は別格である。「南アルプスの天然かき氷」を使用、一番人気は「生イチゴ」(税込み900円)だが、村長の狙いはむろん「あずき」(同900円)。
          志むら③ 
          甘い隠れ家

2階が喫茶室になっていて、5~6人が並んでいた。若いきれいな女性ばかり。ややうろたえていると、女性スタッフが「3階もありますので、エレベーターでどうぞ」と言ってくれた。3階は少し空きがあり、そこに腰を下ろして、「あずきのかき氷をお願いします」。こちらも天然かき氷。
          志むら② 
          あずき、に限る

12~3分ほどの待ち時間で、天然かき氷の「あずき」がやってきた。驚きが走った。まるで絶壁のような雪山がそそり立ち、その片側半分に見事なあずきが雪崩のように流れ落ちていた。その高さ、優に20センチはある。麓にはあずきが滝つぼ状態で広がっている。茹であずきに近い緩やかな粒あんこ! その量とボリュームに圧倒されてしまった。こんな氷あずき、見たことがない
          志むら④ 
          主役の登場
          志むら⑤ 
          わわわの世界
          志むら⑥ 
          絶壁から滝!

面白いことに、熱い「ジンジャーティー(生姜茶)」も付いている。氷と熱い茶という組み合わせにも驚かされる。スプーンで天然かき氷をひとすくいして口に運ぶと、そのきめの細やかさと柔らかなしっとり感が伝わってくる。あずきは甘さがかなり抑えられていて、そのきれいな風味が素晴らしい。
          志むら12 
          質の高さ

ふくよかに炊かれた小豆は皮まで羽毛のように柔らかい。北海道十勝産の厳選小豆をじっくり炊いているのがわかる。砂糖は多分、さっぱりした甘さからグラニュー糖だと思う。ややもすると、甘さが足りないと思うかもしれないが、食べ進むうちに、次第にその気品のある小豆ワールドにハマってしまう。
          志むら⑧ 
          飛び込みたい
          志むら3 
          天然氷の温かさ

歯にまるで滲みないことに気付く。頭にキーンもない。かき氷を食べているのに、冷たさを感じない。不思議な感覚と言わざるを得ない。食べても食べてもあんこがなくならない。その二重奏が絶妙に口中のGスポットを刺激する。村長にとっては悶絶したくなる美味さ。京都二条「虎屋」で食べた氷あずきよりも感動が幾重にも広がるのがわかった。
          志むら11 
          汲めども尽きぬ
          志むら4 
          愛の終わり?

生姜茶で箸休めしながらじっくりと食べ進む。「志むら」恐るべし。前のテーブルの女子大生らしいグループがちらちらこちらを見ている。ヘンなおじさん、ダッフンだあ・・・関係はないのに志村けんのモノマネをしたら、仕方なさそうにくすくす笑った。若い子はええのう。夜はこれから。氷あずきの奇跡の夜は忘年会へと雪崩れ込んでいくのだった。

本日の大金言

目白には少し前に京都の老舗和菓子屋「寛永堂」が進出しているが、少なくとも、目白の牙城を崩すには至っていない。暖簾を広げない「志むら」の職人の世界に敬意を表したい。ちなみに「志むら」の喫茶室は現在改装中。2月改装が終える頃にまた行くことにしよう。




                 志むら14 


黒い蔵カフェの焼きサンド

 会津には3日ほど滞在した。師走だというのに街は活気がなく、湿った雪がチラチラ空から落ちてくる。野口英世青春通りを散策していたら、雲水の一団10人ほどが托鉢修業で歩いている光景に出会った。曹洞宗の修行僧をこうした形で見ることはめったにない。会津の歴史にほんの少し触れた思い。ポエム。
          会津若松② 
          後ろ姿のしぐれゆく

その後をつい付いて行くと、右手に黒漆喰の大きな蔵が見えた。会津では有名な場所。1階がカフェ「会津壱番館」で、2階が野口英世の資料館になっている。元々は第六十銀行の建物で、明治17年の建築。その7年後には会陽医院になっているが、野口英世との縁が深い。
          会津壱番館① 
       蔵カフェ「会津壱番館」へ
          会津壱番館② 
          ええのう

会津若松は戊辰戦争で街中がほとんど消失しているので、この建物は貴重な財産となっている。雲水の後ろ姿に惹かれて歩いてきたが、「会津壱番館」を見た途端、お腹の虫がぎゃあと鳴いた。修行が足りない。

午後2時過ぎていたので、遅いランチをここで取ることにした。たまたま入り口に名物マスターがいたので、「食事はありますかねえ」と聞いてみた。すると、「コーヒーとケーキが売りなので、大した料理はないですよ。サンドイッチくらいならありますが」とのお返事。サンドイッチ好きなので、ここは見逃せない。
          会津壱番館2 
          ポエムやのう

店内はレトロそのもので、和と洋が不思議なくらい融合していた。たまたま雑誌の撮影が入っていた。モデルの後ろ姿を見ながら、旨い珈琲とサンドイッチを頬張るのも悪くない。雲水もいいがモデルの魅力には敵わない。修行が足りなさ過ぎる。
          会津壱番館③ 
          メニューの一部
          会津壱番館④ 
          自家焙煎珈琲

マスターおすすめの「焼きサンド」(エッグ&ツナ&ハム 税抜550円)を頼むことにした。悲しいかな2時過ぎていたので、セットにはできず、「マイルドブレンド」(同400円)を別料金で頼んだ。財布の中の寒風。

10分ほどの待ち時間で、「焼きサンド」とコーヒーがやってきた。コーヒーは自家焙煎で、白磁のカップもシャレている。「焼きサンド」もいい焼き色で、三角形の3種類が白磁の皿に盛られていた。ツマヨウジで一個一個留められている。芸が細かい。
          会津壱番館⑤ 
          焼きサンド、お成り~
          会津壱番館⑥ 
          上様目線

まずはツナ。レタスが敷かれていて、ツナペーストはまずまずのボリューム。会津産レタスの美味さとマヨネーズで和えられたツナペーストのバランスが悪くない。塩加減がいい。トーストされたパンの美味さはフツー。ドリップ式の自家焙煎コーヒーが香り高くてマイルド。
          会津壱番館⑦ 
          いい焼き具合
          会津壱番館⑧ 
          レタスとツナ
          会津壱番館⑨ 
          ほどのよさ

続いてエッグをガブリ。東京流のゆで卵のペーストで、こちらもマヨネーズとのバランスが悪くない。上にキュウリが3切れ。絶妙とまでは行かないが、まずまずの美味さ。
          会津壱番館10 
          エッグもあるべ
          会津壱番館11 
          東京流だべ

最後のハムはボリュームのあるレタスとハムだが、薄いハムが一枚だけ。期待せずにガブリと行くと、マーガリンとマスタードの辛みがレタスの美味さを引き立てている。ハムが一枚しかないことが気にならない。これが一番気に入った。
          会津壱番館12 
          意外な味わい

店の雰囲気が素晴らしいので、それを楽しみながら、食べ終える。ほどよいボリューム。雲水を見た後なので、「足るを知る」という言葉が胃袋の奥からにじみ出てきた。会津藩校「日新館」に什の掟(じゅうのおきて)があったが、その中に「足るを知らなければなりませぬ」はなかった。会津の「なりませぬ」文化は素晴らしいが、どうも堅苦しいね。喝っ!

本日の大金言。

焼きサンドよりもクロックムッシュにした方が美味いと思う。コーヒーとの相性もよくなる。会津のモダンの歴史はアメリカではなく、むしろフランスではないか。幕末の会津藩の陸軍もフランス式を取り入れたはずである。だから何だって? 詮索してはなりませぬ。


                 会津壱番館13 

老舗和菓子屋の驚きのパン

 中学時代のアイドルK子ちゃんと悪がき秀才T君と同級会忘年会。二次会まで走ってしまい、気がついたら午前0時を回っていた。そのため宿屋に帰って朝起きたら、完全二日酔い。朝めし抜き。思い出だけがキラキラしている。K子ちゃんと冬姫が頭の中でクロスしている。

図書館で資料と格闘した後、馬場町通りの「吉田菓子舗」へ。ここは会津若松で村長イチオシの和菓子屋。創業は大正年間だが、二代目の時に(現在は三代目)、創業地の七日町から現在の馬場町に移転している。鹿の子や巴最中など上菓子が絶品だが、もう一つの売りが実はパン、なのである。すべて自家製で、あっという間に売り切れてしまうことでも知られている。
          吉田屋① 
      不思議な老舗和菓子屋
          吉田屋② 
       パンのケースが見える

暖簾を広げず、和菓子屋で自家製パン、というのは全国広しといえども極めて珍しいと思う。吉田菓子舗がパンを作るようになったのは戦後すぐのようだ。それが美味いという評判を呼んで、今ではあんパンやクリームパンばかりではなく、カツパン、エッグサンドなど惣菜パンも置いている。その数、約20種類ほど。
          吉田屋③ 
          ザッツ、クール!

その中でも村長が感動したのはコッペパンの「エッグサンド」(税込み140円)。売り切れる前に駆け込み、ついでに「ウグイスパン」(同120円)と「ピーナツバター」(同120円)も買い込んだ。歴史の滲み込んだ木とガラスのケース棚の中に納まった、作りたてのパンはポエム。
          吉田屋⑥ 
          イチオシ、どす
          吉田屋⑤ 
          ニオシ、どす
          吉田屋⑦ 
          サンオシ、どす

店には食べる場所がないので、神明通りの喫茶店でこっそり遅い朝食となった。まずは本命の「エッグサンド」コッペは小型だが、グラマラス。ひと目でその素晴らしさがわかる。表面には仕上がる前に溶き卵が塗られていて、その艶やかなテカリが何とも言えない。
          吉田屋⑨ 
          遅い朝食
          吉田屋10 
          うむむ
          吉田屋11 
       絶品のタマゴサンド
          吉田屋12 
          パンの美味さ、驚く

ガブリと行くと、パンの美味さが半端ではない。伸びやかなもっちり感と小麦粉の香ばしさが口中に広がる。次にマッシュしたゆで卵が津波のように押し寄せてくる。マヨネーズとマスタード(胡椒かもしれない)がゆで卵の中に潜んでいる。思わず目をつむりたくなる。絶品、という言葉以外思いつかない。1+1が3の世界。

次に「ウグイスパン」へ。あんパンの美味さはすでに何度も食べているので知っているが、ウグイスは初めて。楕円のパンの切れ目からウグイスあんが見える。こちらもガブリ。ウグイスあんも自家製で、皮を丁寧に取って、こしあん状態にしてある。ほどよい甘さ。フツーなら絶品と言いたいところだが、「エッグサンド」があまりに美味過ぎるので、関脇の美味さ、としておこう。
          吉田屋13 
          ウグイス、どす
          吉田屋14 
          丁寧な仕事

「ピーナツバター」はフツーに美味い。いずれもパンの美味さに驚かされる。形もそれぞれ違う。これほどのパンが会津で、しかも売り切れ前にしか食べれないことに歯噛みする思い。ジレンマ。
          吉田屋17 
          ピーナツバター、だべ
          吉田屋18 
          さすけね

とはいえ、だからこそこの店のパンが貴重なのだとも思う。もし東京に出店したら、評判を呼ぶことは間違いない。村長がこれまで食べた東京のコッペパンが色あせてさえ見える。本当だよ、タカヒロくん。コーヒーを飲みながら食べ終えると、ようやく二日酔いが治まった。

本日の大金言。

本当に美味いものは隠れている。表に出ている目立ちたがり屋などそれだけでしかない、と思う。メディアの太鼓叩きの裏側を見ることから始めるのも悪くはない、と思う。




                  吉田屋19 





謙虚な「ソースかつ丼元祖」

 調べ物があり、久しぶりに会津へ。雪が心配だったので、今回はポンコツ車を止め、JRを利用することにした。駅に降り立つなり、ピュウッと冷たい風に切りつけられた。雪に変わりそうな小雨のお出迎え。鉛の空。426年前もこんな天気だったかもしれないな。
          若松食堂① 
         ソースカツ丼のルーツ

すっかり寂れてしまった大町通りを宿屋へと向かうと、右手に「若松食堂」の古い看板が見えた。知る人ぞ知る会津ソースかつ丼の元祖の店である。だが、どこにも「元祖」の表記はない。「元祖」とか「「本家」を売りにする店が多い中で、極めて珍しい店の一つだと思う。
          若松食堂② 
     どこにも「元祖」の文字がない

今でこそ会津若松のソースかつ丼は全国区になり、「白孔雀」や「なかじま」、「むらい」などメディアに登場する老舗が増えたが、それらはいずれも戦後に「ソースかつ丼」をメニューに加えている。だが、「若松食堂」の創業は昭和5年(1930年)。福井「ヨーロッパ軒」や桐生「志多美屋」などに負けない歴史を持つ。
          若松食堂③ 
          メニューの一部

ちょうど昼飯タイムだったので、この元祖の店の暖簾をくぐることにした。季節のせいか、客の数は少ない。何も知らなければ、ただの町の古い食堂としか思えない。年季の入ったテーブル席に腰を下ろしてから、若女将らしき女性に「ソースカツ丼」(税込み880円)を頼んだ。テレビが流れている。店内を見渡しても、どこにも「元祖」の文字がない。
          若松食堂④ 
          おおおの登場

奥が厨房になっているようで、そこからトンカツを揚げる軽やかな音が聞こえてき、同時にいい匂いも流れてきた。店主の姿は見えない。12分ほどで、お盆に乗った「ソースカツ丼」がやってきた。ドンブリの蓋のすき間からソース色のトンカツが見えた。お吸い物とお新香が控えている。ドンブリの姿がいい。
          若松食堂1 
          これが会津の元祖
          若松食堂2 
          ポエムの世界

蓋(ふた)を取ると、見事なソース色のトンカツが全面を覆っていた。切れ目は4つで、一切れが幅広い。会津ソースかつ丼の特徴である千切りキャベツがトンカツの下にぎっしりと敷かれていた。ポエム。

やや甘めのお吸い物をズズズとすすってから、おもむろにソースカツを一切れガブリと行った。肉の厚さは6~7ミリくらいで、他の店のものよりも薄い。ボリュームを売りにする「むらい」などは肉の厚さだけで優に30ミリ(3センチ)はある。「若松食堂」はそうした店とは一線を画しているようだ。880円という価格設定も良心的だと思う。 
          若松食堂⑥ 
          ロースの脂身
          若松食堂⑦ 
          会津産豚肉

厚めのコロモのサクッとした感触と肉の旨さが際立っている。昭和5年創業以来の継ぎ足しソースだれにくぐらせたトンカツはコロモとロース肉の加減が絶妙としか言いようがない。村長の好きなきれいな脂身がしっかりある。甘めの熟成したソースだれが肉の旨みをさらに引き上げている。見た目は濃いが、味わいは穏やか。
          若松食堂5  
          キャベツの秀逸

千切りキャベツの凄味も書いておきたいな。これ以上細くは切れないというほどの繊細さで、炊き立ての会津産コシヒカリの上に層になっていた。だが、そのキャベツのボリュームが会津産キャベツ自身の旨みのせいか、まったく邪魔にならない。ほどよくかけられたソースだれがトンカツとご飯とキャベツを融合させている。味な三角関係、というのもあるんだな。
          若松食堂6 
          タレのかかり具合

お新香の旨さも好感。お吸い物はフツーのレベル。食べ終えると満足感がジワリとお腹の底から湧き上がってきた。勘定を支払う時に、つい「どうして元祖の店、と看板などに書かないんですか? もったいない」と言うと、若女将は「ありがとうございます」と微笑むだけで、それがすべての答えのようだった。会津の奥ゆかしさはひっそりと頑固に生きている。天気予報が今夜は気温が下がると知らせていた。

本日の大金言。

メディアに登場する店より、あまり登場しない店。そこに本物が潜んでいることは案外多い。建物の規模や肉の大きさや厚さで人目を引くことよりも、本来の旨さで暖簾を守り続ける店を大事にしたい。ソースッカツウ丼、なんてね。




                 若松食堂⑨ 

「鯉のぼりマラソン」後のブラックラーメン

ラーメンシンジケートの情報で、埼玉の北部へポンコツ車を走らせることにした。たまたま「こいのぼりマラソン」をやっていたので、まず加須市へ寄り道。今年で21回目だそう。晴天と残り少ない紅葉の沿道をNHK天気予報士・平井信行さんも走っていた。原発事故で避難してきた双葉町のランナーも大勢参加していた。嫌なニュースが多いが、心が少しだけ軽くなる。
          こいのぼりマラソン①  
    平井さんもこいのぼりマラソン

その足で久喜市郊外にある「菖蒲モラージュ」へ。ここの1階レストラン街にある「ちゃーしゅうや 武蔵」のブラックラーメンを食べるためである。あの「麵屋 武蔵」の系列かと思ったら、「まったく関係ありません。ウチの本店は新潟です」(スタッフ)とか。
          武蔵① 
          モラージュの人気店
          武蔵② 
          ブラック!

日曜ということもあるのか、店先には待ち人が7~8人ほど。結構人気らしい。入り口に「ブラックらーめん」の文字が躍っていた。ネーミングが凄すぎねえか? 

突然だけど、昨日の「M-1グランプリ決勝」はイチオシの「カミナリ」が決勝ファーストステージで脱落したのが悲しい。「銀シャリ」の伝統的話芸より、ネタも設定も破壊的で面白い。上沼恵美子の点数が低いのは予想できたが、審査員の選考があまりに片寄り過ぎでね?(茨城弁で)このバッカ~!と一発入れときたいよ。
          武蔵③ 
          いい雰囲気

で、本題。ブラックラーメンとは一部で人気のジャンル。中でも「富山ブラック」として知られる富山の名物ラーメンが有名。濃厚醤油と黒胡椒でスープが黒々としている。「ちゃーしゅーや 武蔵」は新潟市内で産声を上げ、爆発的な人気となり、その後、別のグループに買収され、様々なトラブルが起きたようだ。そうした問題を乗り越え、今では新潟や北陸、北関東を中心に店舗数を増やしている。人気の目玉は「からし味噌らーめん」。「ブラックらーめん」は菖蒲モラージュ店だけのメニューで、「ここでしか食べれません」(スタッフ)という代物。

こいのぼりマラソンを見て、心が晴天になった後のブラックラーメン。ポエムではないか。15分ほどの待ち時間で、テーブル席に案内され、「ブラックらーめん」(税抜き860円)を頼んだ。
          武蔵④ 
          ご対面~
          武蔵⑤ 
          当たりかハズレか

着丼した「ブラックらーめん」はメニュー写真で想像していたよりもボリュームがない。真っ黒いスープがキラキラと脂を浮かばせて、いい匂いを放っていた。炙りチャーシューが2枚、それに色鮮やかなほうれん草と半切りの煮玉子、メンマ、ナルト、刻みネギという構成。
          武蔵⑥ 
          ブラックスープ

まずはスープ。濃厚醤油とたまり醤油を重ねて作ったそうだが、かなり甘い。妙な表現だが、甘露煮のタレのよう。このこってりした甘さが好みの別れるところだと思う。残念だが、村長の好みではない。期待が大きかった分、失望も大きい。「富山ブラック」のような黒胡椒は感じられない。気持ちを切り替えて食べ進む。
          武蔵11 
          見た目はいい

炙りチャーシューはバラ肉をトロトロに煮詰め、それを炙((あぶ)ったような食感で、悪くはないが、こちらも村長には甘すぎる。砂糖の入れ過ぎは和菓子なら別だが、ラーメン系には合わないと思う。
          武蔵⑧ 
          炙りチャーシュー
          武蔵⑦ 
          麺は好み
          武蔵1 
          もっちりごわごわ

麺は中太の縮れ麺で、もっちり感とごわごわ感が好みに近い。ブラックスープがよく絡む。もう少し甘さを抑えてくれたらなあ、とつい思ってしまう。ほうれん草が多めで、これがいい箸休めになっている。煮玉子もメンマもごくフツー。

全体的にボリュームが足りない。税込みだと一杯928円はコスパ的にはあまりよくないというのが村長の感想。せめて税込みで800円ぐらいにしてくんねえべか。茨城弁で「カミナリ」を落としたくなったっぺ。で、最後に川柳を一発。

ラーメンの黒より苦労サイフ赤

本日の大金言。

見かけよりも中身が大事。個人的な感想だが、ラーメンもM-1も見かけ重視で、どこかズシリとくるものが少なくなっている気がする。商売上手の手から水が漏れることもある。そういうおまえだって? 


                  武蔵12

「秩父みそ豚バーガー」の深味

 秩父はそばの美味い店が多いが、秩父市内の中心街の裏通りをブラ歩き中に、味覚センサーがピコピコ反応した。東町21番地。コーヒー好きの村民2号も鼻を三角形にしている。スニッファー嗅覚捜査官のつもり? ダークブラウンのモダンなカフェが行く手に見え、通りに面してガラス張りになっていて、入り口横の小さなウッドデッキに老犬がうたた寝していた。ポエム。
          ポエトリーカフェ① 
       嗅覚センサーがピコピコ
          ポエトリーカフェ2 
          シンパシー

それが「ポエトリーカフェ 武甲書店」だった。詩集や古本を中心にした書店とカフェが融合していた。ゆったりとしたカフェスペースにはダークブラウンのテーブルが4つほど。カウンター席もあり、そこに細身の店主が一人。知人の新聞記者O氏に似ていた。BGMはジャズ。いい時間が流れているのがわかった。
          ポエトリーカフェ③ 
          天国か?

村民2号が反応したのはコーヒー君と古本たちだが、村長が反応したのは「秩父みそ豚バーガー」(税込み500円)だった。豚肉みそ漬けは秩父の名物で、そのハンバーガーの写真がコケティッシュに微笑んだ。当たりか? コーヒーをセットにすると850円なり。手ごろな価格。
          ポエトリーカフェ② 
          メニューの一部

この「秩父みそ豚バーガー」が予想以上の代物だった。注文してから作り始めるようで、「お時間がかかりますが」と言い置いて、店主がカウンターの奥の厨房に消えた。13~5分ほどで、いい香りのコーヒーとともにバーガー袋に納まった「秩父みそ豚バーガー」がやって来た。焼いたみそ漬け豚の甘い匂いが横に広がり、コーヒーのいい香りが縦に広がった。ポエム。
          ポエトリーカフェ④ 
          主役の登場

「コーヒーがとってもまろやかで美味いわ」
村民2号がまずコーヒーに反応した。

「コーヒー豆は3年間熟成したものです」
店主は寡黙に見えたが、話しかけると、様々な物へのこだわり方が半端ではないことが徐々にわかってきた。
          ポエトリーカフェ⑤ 
          どなた?
          ポエトリーカフェ⑥ 
          すいません

村長はコーヒーよりもみそ豚バーガー。バンズはフツーの大きさで、こんがりと火の通った秩父豚肉みそ漬け(多分ロース肉)が4~5層になっていた。見るからに鮮度のいいトマトとレタスが敷かれていて、軽くぎゅっと押してからガブリと行くと、みそ豚の柔らかな歯触りと旨みが口中に広がった。トマトと肉汁が滴り、舌の上で混じり合う。うむと唸りたくなる味わい。味噌と豚肉の美味さに軽く驚く。しゃくし菜漬けも隠し味に入っているようだ。
          ポエトリーカフェ⑦ 
          みそ豚の圧倒
          ポエトリーカフェ⑧ 
          みそ付けたい?

バンズにはバターやマヨネーズ、洋がらしなどが塗られた気配はない。それでいて、このジューシーさは何だ? 
「味噌は自家製で、かなりこだわって作ってますよ。豚肉は老舗の安田屋から仕入れています」
バンズも地元のパン屋さんのものだそう。美味いはずだよ。
          ケーキ類 
          ケーキ類もこだわり

もし話しかけなければ、単にコーヒーと秩父みそ豚バーガーを食べて終わっていたはず。店は来年が10周年になるそうで、店主は脱サラだが、家が元々書店だったこともあり、定年前に会社を辞め、「好きだった詩集とコーヒーを融合させた」カフェを開いたそう。サラリーマン生活は過酷だった、とも。食べ物や現代医療の危うさにも一家言持っていて、それを秩父から点発信しているようだ。いい店にはさり気なく哲学も流れている。

本日の大金言。

今日から秩父夜祭。京都祇園祭、飛騨高山祭とともに日本三大曳山祭りの一つに数えられる。先日、ユネスコ無形文化遺産にも正式登録されたが、例年、物凄い人出になる。秩父みそ豚バーガーを食べながら見るのも悪くない。



                  ポエトリーカフェ10

天然温泉宿の質素な朝めし

奥秩父はワインの隠れた名所でもある。 ワイナリーを2か所まわって、合計13種類ほどのワインを試飲、結局買ったのは「源作印 秩父ワインGKT」の白一本(税込み1760円)。これはコスパもよく、3年間寝かせたという甲州ブドウがまろやかだった。試飲のし過ぎで、それだけですっかり酔っぱらってしまった。世界が微笑んでいる。天使が飛び回る。角の生えた女神が運転している・・・。
          源作ワイン③ 
          ここで試飲ダス

さて、今回取り上げるのは宿泊先の「天然温泉旅館 梁山泊」の露天風呂と朝めし、である。一泊2食付き8000円(税抜き)という安めのコースを選んだ。夕ご飯は14種類の豪華な料理御膳で、仕上げは秩父手打ちそばだった。ボリュームがあり過ぎて、酔いも加速し、そのまま寝込んでしまった。ゆえに写真を撮るのを忘れてしまった。失態。
          梁山泊1 
          ここで一泊ダス
          梁山泊3 
          天然温泉宿ダス

早朝目が覚めて、そのまま1階の温泉へ。この露天風呂が予想以上に素晴らしかった。奥秩父の紅葉が目の前に広がる。源泉掛け流しと循環型を併用しているそうで、透明でつるっとした泉質(アルカリイオン泉)が二日酔いの体を穏やかに包み込む。冷たい空気との落差が心地よい。
          梁山泊① 
          秀逸な露天風呂

部屋(7・5畳)は狭くて、どこか合宿所のようだが、それ以外はマル。細かいところまでおもてなしの精神が配慮されている。8000円は当たり、だと思う。
          梁山泊⑥ 
        ここで朝めしダス

風呂上りに朝食を食べに1階食堂レストランへ。6種類の小鉢の入った弁当スタイル。それに味噌汁とご飯。ある意味、質素な朝めし。ユニークなのは地場の生卵を「ご自分でお焼きください」(中居さん)。陶板焼きの土鍋に生卵を落とし、ハムも一枚差し込んでみた。醤油を数滴たらし、しばらく置いてから蓋を取ると、いい匂いが鼻腔をくすぐった。ポエム。
          梁山泊② 
          シンプルの贅沢
          梁山泊④ 
          目玉焼きダス
          梁山泊⑤ 
          しみ地味

小鉢は一切れのさば煮もポテトサラダなどもフツーの旨さで、特筆するものはないが、陶板焼きの目玉焼きがあるだけで、幸福感が沸き起こってきた。藤沢周平の「ふつうが一番」という言葉が目玉焼きからにじみ出てくる。昆布出汁の効いた味噌汁と温かいご飯もフツーに旨い。
          梁山泊⑧ 
          さつまいも甘露煮

「一階のテーブルにさり気なくコーヒーのサービスが置いてあったわ。お菓子も置いてあった。トイレもきれいだったし、いい旅館だと思うわ。ただ一点、部屋の隅に髪の毛が数本落ちていたことと、ハエが一匹よたよたと飛んでいた。それがちょっと残念」

「何だかそのハエにシンパシーを感じるなあ。冬のハエ・・・ひょっとして村長のことじゃあ・・・」

「酔っぱらって寝てたから気づかなかったでしょ。バシッって叩いてやったわよ」

そう言えば、頭の左側にかすかに痛みが残っている気がした。そっと手を当ててみる。それから我が身を振り返るのだった。

空想う迷子となりし冬の蠅

本日の大金言。

たまに山奥の安めの温泉宿に行くのもいい。朝めしを食べながら、そこで来し方を考えてみる。何も引かず何も足さず。ふつうが一番。足るを知る。その深い意味もまた。



                 梁山泊⑨

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プロフィール

赤羽彦作村長

Author:赤羽彦作村長
あの!エンターテインメント新聞で記者、デスク、編集プロデューサーとして活躍。思うところあって、原発で揺れるヤポネシアを辺境から見つめ直すべく、イカダを組み、オンボロ旗を揚げ、組織を脱出。荒海に乗り出す。「B級うまいものの宝島」を目指して、櫂をガタガタと漕ぎ出すことにした。一か八か泥船となるか、間違って宝船となるか?
特に麺類と和菓子にはうるさい。「舌の上から斜めに世界を見る」などとほざいている。はっきり言ってバカの3乗である。年齢不詳。乙女座、AB型。村民を募集している。

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