激戦区荻窪の白湯ラーメン

 久しぶりに東京・荻窪へ。懐かしい場所。「春木屋」で中華そばを食べようと思ったが、突如浮気の虫がむっくと起き上がった。

裏通りの教会通りに探索の足を延ばすと、どこか懐かしい、いい雰囲気のラーメン屋が視界に入った。
          鳴神 
          当たりか、それとも

赤と白のモダンな枠と古びた木の佇まいが不思議にマッチしていた。「麺処 鳴神(なるかみ)」。当たりか、ハズレか?
          鳴神7 
          いい店構え

荻窪は都内有数のラーメン激戦区で、村長が三鷹に住んでいたころは、春木屋や丸福、丸信などがその代表格として、行列を作っていた。煮干しなどの魚介スープがベースで、特に春木屋が村長の中ではナンバーワンだった。

「麺処 鳴神」は鶏ガラしょうゆスープが売りのようで、「白湯スープ」と「上湯スープ」の2種類しか作っていない。調べてみたら、店は2010年末にオープン。どうやら古い居酒屋(?)を居ぬきで使っているようだ。
          鳴神④ 
          メニューは少ない

年季の入った木のカウンター席とテーブル席が三つほど。好みの世界。カウンター席に腰を下ろして、「白湯しょうゆらーめん」(税込み680円)を頼むことにした。メニューが汚いのは愛きょうか。

対面が厨房になっていて、店主らしき男性ともう一人が無駄のない動きで調理にかかっていた。常連客が多いようだ。8~10分ほどで、「白湯しょうゆらーめん」がいい匂いと湯気を盛大に放ちながらやって来た。
          鳴神③ 
          うむ、これは・・・
          鳴神⑥ 
          奥へどうぞ

茶色いどんよりしたスープ、目の前で揚げた皮つき鶏肉、ほうれん草、メンマ、それに白髪ねぎが雲のようにかかっていた。
          鳴神⑦ 
          こだわりのスープ

丸い木のレンゲで、まずはスープをひと口。旨い。濃厚な味わいというよりも、まろやかな鶏の旨味が凝縮した味わい。スープ勝負の店だとわかる。

白湯スープは手間ひまがかかるため、業者からこっそり仕入れる店が増えているが、ここはそうではない。化学調味料の匂いもしない。鶏ガラしか使わず、それを強火で長時間煮込んでいるようだ。好感。
          鳴神2 
          ストレート細麺
          DSCN6240.jpg 
          鶏チャーシュー

麺はストレート細麺で、コシとのど越しがしっかりしている。店主に「これも自家製?」と聞いてみた。すると、「麺だけは製麺所から仕入れています。スープに命かけてますから」というお返事。

揚げた鶏肉は外側がカリッとしていて、中が柔らかい。大きめの一枚を6つほどに切っていて、これが実に旨い。
          鳴神⑨ 
          鶏肉の旨み
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          メンマとほうれん草

自家製メンマ、ほうれん草も手抜きがない。いわゆる春木屋系荻窪ラーメンとは一線を画すが、こういう店が誕生していることは荻窪ラーメンが新たな段階に入っている証明でもあると思う。

スープを一滴残さずに飲み終えると、もう一軒、寄りたくなった。

本日の大金言。

荻窪にはいいラーメン屋が多いが、ラーメンだけではない。洋食屋、カレー屋、おにぎり屋、居酒屋、和菓子やなど美食のメッカでもある。朝までいても飽きない。



                  鳴神11 



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プロフィール

赤羽彦作村長

Author:赤羽彦作村長
あの!エンターテインメント新聞で記者、デスク、編集プロデューサーとして活躍。思うところあって、原発で揺れるヤポネシアを辺境から見つめ直すべく、イカダを組み、オンボロ旗を揚げ、組織を脱出。荒海に乗り出す。「B級うまいものの宝島」を目指して、櫂をガタガタと漕ぎ出すことにした。一か八か泥船となるか、間違って宝船となるか?
特に麺類と和菓子にはうるさい。「舌の上から斜めに世界を見る」などとほざいている。はっきり言ってバカの3乗である。年齢不詳。乙女座、AB型。村民を募集している。

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