「牛肉どまん中」を超える?駅弁

 東京駅の「駅弁屋 祭」で駅弁を買うつもりが、予定が狂ってしまい、埼玉・大宮駅構内にある「駅弁屋」へ駆け込んだ。
          駅弁屋① 
          人気駅弁がズラリ

目的は「村上牛しぐれ」(税込み1200円)。駅弁好きの間でも「あの山形・米沢の『牛肉どまん中』に引けを取らない旨さ」と囁かれている隠れ駅弁である。新潟の黒毛和牛・村上牛をしぐれ煮して、新潟産コシヒカリの上に乗っけたもの。それを想像しただけで、よだれが3滴ほど出てくる。
          駅弁屋④ 
        あった、村上牛しぐれ

不動の人気駅弁「牛肉どまん中」が実は米沢牛を使っていないことを考えると、村上牛を使用していることはそれなりに評価できる。もっともブランド牛がすべてとは限らないが。

時刻が午後6時を過ぎていたが、「村上牛しぐれ」はわずかに残っていた。「牛肉どまん中」より50円安い。店員が「これはホント旨いですよ。おすすめです」と妙な太鼓判を押した。ホンマかいな。期待は裏切られるためにある。
          駅弁屋⑤ 
          テーブルの上の旅

ウマズイめんくい村に持ち帰ってから、清水酒造の純米原酒「花菱」を用意、駅弁晩さん会となった。テーブルの上の新潟の旅。
          駅弁屋⑥ 
          おおおの登場

基本的には「牛肉どまん中」と同じ牛丼系駅弁だが、村上牛のバラ肉を醤油と砂糖、日本酒、みりんで煮込み、生姜(しょうが)も加えている。白ゴマがほどよくかかり、脂身と赤身のバランスがいい。十分なボリューム。脇役は玉子焼き、ゴボウ煮、塩ワカメ、紅ショウガ。ビジュアル的にも上々。
          駅弁屋⑦ 
          牛肉のボリューム

まずはひと口。ほどよい甘辛のしぐれ煮の旨みが口中に広がった。脂身の甘みと赤身の柔らかさ。生姜が効いていて、それが新潟産コシヒカリとよく合っている。

冷たいのに旨い。駅弁は添加物が多いが、それを感じさせない。玉子焼き、ゴボウ煮、塩ワカメのレベルも高い。
          駅弁屋10 
          この旨さは何だ?
          駅弁屋11 
               脂身と赤身
          駅弁屋13 
          新潟産コシヒカリと
          駅弁屋⑨ 
          甘めの玉子焼き

「これはイケるわ。単に『牛肉どまん中』の二番煎じかと思っていたけど、全然負けていない。牛肉系の駅弁は数が多くて、それなりに旨いものが多いけど、これはホントに旨いわ。また買ってきてね」

「駅弁屋の店員の話はウソじゃなかった。今度は牛タン弁当を買ってこようかな」

「明日でもいいわよ。旅行しないで、駅弁で日本一周というのも案外安上がりでいいかもね。ポンコツ車ももう飽きてきたし、ちょうどいい頃合いかな」

「ギョッ、ひょっとしてポンコツ車ってオレのこと?」

「誰だと思ってたの? ガソリン代もバカにならないしね」

「・・・・・・」


本日の大金言。

期待は裏切られるためにある。幸せは不幸せの裏に潜んでいる。その逆もある。駅弁の旅情は一刻だけだが、そうした現実を洗い流してくれる。困ったら駅弁に訊け。






                  駅弁屋5 

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プロフィール

赤羽彦作村長

Author:赤羽彦作村長
あの!エンターテインメント新聞で記者、デスク、編集プロデューサーとして活躍。思うところあって、原発で揺れるヤポネシアを辺境から見つめ直すべく、イカダを組み、オンボロ旗を揚げ、組織を脱出。荒海に乗り出す。「B級うまいものの宝島」を目指して、櫂をガタガタと漕ぎ出すことにした。一か八か泥船となるか、間違って宝船となるか?
特に麺類と和菓子にはうるさい。「舌の上から斜めに世界を見る」などとほざいている。はっきり言ってバカの3乗である。年齢不詳。乙女座、AB型。村民を募集している。

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