「舌の迷路」横浜中華街

 久しぶりに横浜中華街へ。主目的はハマのドン、西欧先生ご夫妻とディナーのためだが、せっかくの中華街。早めに行って、「安くて美味い店」を足で探し歩き、それなりのランチも楽しみたい。

横浜中華街には中華料理店だけで226店、その他を入れると約500店舗あり、その店舗密度はアジア最大とか。ここには何度か来ているが、ちょっと路地に入っただけで、中国語が飛び交い、香港か上海の裏通りにいるような錯覚に陥る。舌の迷路。胃袋のイエローマジックオーケストラ。
          横浜中華街② 
      関帝廟(かんていびょう)通り

そこがまた魅力でもある。観光客でにぎわう中華街大通りから少し外れて、裏通りの関帝廟通りに入ってみた。ここにはいい店が並んでいる。ぶら歩きしながら、その一つ「蓬莱閣(ほうらいかく)」に狙いを定めた。あの池波正太郎も通っていた店でもある。
          蓬菜閣 
       見かけは侘びしげだが

北京料理と書いてあるが、実際はその源流、山東料理。昭和35年(1960年)創業で、小さいながら「本格的な山東料理を出し、餃子とチャーハンも美味い」らしい。地道にいい料理を出しているような、やや煤けた店構えが気に入った。
          蓬菜閣② 
          餃子が美味い?
          蓬菜閣③ 
          チャーハンさま

テーブルが六つほど。時間が正午前だったので、お客は半分ほど。「焼餃子」(税込み720円)、「蒸餃子」(同)、それに「チャーハン」(同830円)を頼むことにした。生ビール(小420円)もしっかり頼んだ。
          清風楼③  
          焼餃子の大きさ

約15分ほどの待ち時間で、まずは焼き餃子がやってきた。4個だが、1個がかなりデカい。フツーの餃子の優に2~3倍はある。壁に「不要醤油」と書いてあり、「タレなしでそのままどうぞ」と説明してあった。付けるなら酢とラー油だけ、とも。うむ。
          蓬菜閣1 
          タレは不要だって?

これが当たりだった。皮のもっちりとした食感が只事ではない。具は豚肉、白菜、ネギが中心。しっかり薄味が付いていて、その肉汁と旨味がひと味違った。柔らかな香辛料(五香粉?)がいい具合に効いている。オイスターソースの気配もある。村民2号が「うまいわ。佐野の餃子より本格的ね」と妙な感心の仕方で頷いている。
          蓬菜閣2 
          只事ではない
          蓬菜閣5 
          がぶりと行け
          蓬菜閣12 
          こちらは蒸し餃子
          蓬菜閣4 
          酢とラー油だけ

続いて蒸籠に入った蒸し餃子。湯気が立ちのぼっている。白菜が敷かれていて、こちらも特大が4個。作り方が違うだけで、皮の恐るべきもっちり感と具の絶妙がピッタリ合っていた。酢とラー油を付けて食べると、別の旨みが舌に滲み込んでくる。
          蓬菜閣13 
          肉汁と菜汁
          蓬菜閣⑧ 
          名チャーハン!

ビールで咽喉を潤してから、最後にやって来たチャーハンへ。盛りのよさ、一粒一粒のパラパラ感、すべてがさり気なく上質。以前チャーハンの名店「同發(どうはつ)」で食べたものと遜色がない。値段等を考えると、こちらの方がコスパが高いと思う。
          蓬菜閣10 
          パラパラ絶妙
          蓬菜閣11 
          あーん

その約6時間後、みんなで食べた人気店「山東2号店」は同じ山東料理とは思えないほど、味付けが濃かった。水餃子は噂通り美味かったが。その分、時折り瑞典語も交った会話がいい隠し味となり、楽しいディナーとなったのは言うまでもない。

本日の大金言。

横浜中華街の店選びで注意すべきは、食べログなどの人気は眉唾と考えることだと思う。行列店はスマホ片手が多い。店の対応もいい意味でも悪い意味でも大陸的で、水を頼んでも、持ってこないこともある。スマホ片手の行列店は避けた方が無難と思う。





                        蓬菜閣15 



スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

赤羽彦作村長

Author:赤羽彦作村長
あの!エンターテインメント新聞で記者、デスク、編集プロデューサーとして活躍。思うところあって、原発で揺れるヤポネシアを辺境から見つめ直すべく、イカダを組み、オンボロ旗を揚げ、組織を脱出。荒海に乗り出す。「B級うまいものの宝島」を目指して、櫂をガタガタと漕ぎ出すことにした。一か八か泥船となるか、間違って宝船となるか?
特に麺類と和菓子にはうるさい。「舌の上から斜めに世界を見る」などとほざいている。はっきり言ってバカの3乗である。年齢不詳。乙女座、AB型。村民を募集している。

最新記事
カテゴリ
彦作のつぶやき
最新コメント
月別アーカイブ
カレンダー
10 | 2017/11 | 12
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 - -
最新トラックバック
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR