昭和喫茶「カツサンド」の実力

 数は少なくなったが、昭和の正統派喫茶店は捨てがたい。マニュアル対応のスタバとかタリーズにポエムは感じないが、ここにはポエムが残っている気がする。つまり人間の匂いがする。

埼玉・大宮東口界隈をぶら歩き中に、その正統派喫茶店をたまたま見つけてしまった。裏通りの大門町でのこと。大宮には「伯爵」など純喫茶(もはや死語だが)の殿堂が残っているが、ここもその一つだと思う。
          珈琲専門館①  
          裏通りの至福?

「珈琲専門館 BEANS」という看板で、あの「珈琲館」のような雰囲気。だが、間に「専門」の文字と「BEANS」の文字が入っているので、別系列かもしれない。
          珈琲専門館 
          昭和の喫茶店

入り口にあるランチタイムメニューの「ロースカツホットサンド」に心が動いた。コーヒーとセットにすると、700円(税込み)という心温まる価格。手抜きの匂いがしない。ロボットが隠れていそうもない。
          珈琲専門館② 
          安くて美味い?

店内に一歩踏み込むと、まさに古い正統派の純喫茶そのもの。煙草の煙がシックな店内のあちこちで揺れている。煙草を吸わない村長だが、こうした世界を完全否定する気にはならない。BGMはカーペンターズというのも悪くない。
          珈琲専門館4 
          常連が多そう

おしぼりがポエム。テキパキとした店員さん。予想通り、「ロースカツホットサンド」は当たりだった。待ち時間は15分ほど。つまり、しっかり作っていることが推測できる世界。スタッフに聞いてみたら、店は30年になるそう。
          珈琲専門館④ 
          ロースカツホットサンド
          珈琲専門館⑤ 
          塩をパラリ

木製のプレートに乗ったロースカツホットサンドとミニサラダ。トンカツは揚げたてで、ロース肉自体の厚みは7~8ミリほどで、さほどの厚さではないが、手づかみでガブリと行くと、カラリとしたコロモと柔らかな肉の旨みが口中に広がった。いいカツサンド。何よりもたっぷりかけられたソースの甘みとマスタード、それにマーガリンが絶妙である。
          珈琲専門館⑦ 
          本格的だった
          珈琲専門館⑧ 
          手抜きがない
          珈琲専門館⑨ 
          まずはひと口
          珈琲専門館3 
          揚げたて

レタスと千切りキャベツもほどよい。手づくりのいい感触、食感。ミニサラダの鮮度も一定のレベルで、この店の手抜きのなさがわかる。コーヒーの美味さも評価したい。ふと気になって、食べログの評価を見たら、意外に低い。やっぱりなあ、と妙に納得。いい店は数字では評価できない。

本日の大金言。

世論調査なる世論操作がある。悲しいかな、情報をまず疑ってみることが必要な時代になっている。安倍内閣支持の数字などその格好の例だと思う。その結果の共謀罪成立だとしたら? 食べログの問題と世論調査の問題は似ていると思う。高度情報化社会は高度情報操作社会に繋がっている。そのことを頭に置いて、自分の舌と頭を磨くしかない。タワシでごしごし、一票の重み。





                  珈琲専門館11 

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プロフィール

赤羽彦作村長

Author:赤羽彦作村長
あの!エンターテインメント新聞で記者、デスク、編集プロデューサーとして活躍。思うところあって、原発で揺れるヤポネシアを辺境から見つめ直すべく、イカダを組み、オンボロ旗を揚げ、組織を脱出。荒海に乗り出す。「B級うまいものの宝島」を目指して、櫂をガタガタと漕ぎ出すことにした。一か八か泥船となるか、間違って宝船となるか?
特に麺類と和菓子にはうるさい。「舌の上から斜めに世界を見る」などとほざいている。はっきり言ってバカの3乗である。年齢不詳。乙女座、AB型。村民を募集している。

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