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日本橋の「長崎ちゃんぽん」

 ここ数年、なぜか東京・日本橋の歴史に関心が強くなっている。時間を見つけては消えた和菓子屋を追っている。東都のれん会のKさんと会う。いろんなサゼッションを受け、様々な資料までいただいた。だが、知りたいことは謎のまま。ため息が今日も串ダンゴ状になって青空に吸い込まれていく(こらこら)。

気を取り直して、その足で日本橋本町4丁目へ。かつての江戸の中心地。腹が減っては戦はできぬ。本場の長崎ちゃんぽんを食べたくなった。リンガーハットではない(おいおい)。靴底減れば財布も減る。
          ながさき 
       「ながさき」で待つ

本日テーブルに乗せるのは「郷土料理 ながさき」のちゃんぽん、である。ちょうどランチタイムで、サラリーマンやOLが5~6人ほど並んでいた。都内でもちゃんぽんや皿うどんの旨い店として知られた店でもある。
          ながさき② 
          異国情緒

15分ほど待たされて、店内へ。ステンドグラスを使った電燈が異国情緒を盛り上げる。カウンターで「ちゃんぽん」(税込み 950円)を頼んだ。白衣の店主と男性スタッフ二人で切り盛りしていて、男性スタッフの動きが見事。友人でもある大手広告代理店O氏と声がそっくりだった。他人とは思えない。
          ながさき① 
        メニューは多くない

待ち時間は7~8分ほど。ほとんどの客は皿うどんを食べている。いい匂いとともに、ちゃんぽんがサッと置かれた。ドンブリではなく深皿に具材の野菜が山になっていた。キャベツ、もやし、玉葱、細かい豚肉、紅白のかまぼこ、さつま揚げ、いかげそ、干し海老、小海老・・・中華鍋で白濁したスープで煮込まれていて、リンガーハットよりもしんなりしている。
          ながさき⑤ 
          本場のちゃんぽん!
          ながさき④ 
          高いか安いか

その下の麺はアイボリー色で丸太麺。これこれ、これだよ。店主は長崎・諫早出身で、日本橋に店を出して「三十年以上になります」とか。昔、長崎で食べた本場のちゃんぽんと同じ気配がじわじわと立ち上ってくる。
          ながさき⑥ 
       たまりまへんなあ

スープは塩気が思ったよりも強い。鶏ガラと豚骨ベース。中華鍋で野菜を炒めるときにラードをたっぷり使っているようだ。味わいがさっぱりしていて、好みにもよるが、本場長崎で食べたものと比べると、深みとまろやかさが少し欠けている気がする。
          ながさき⑧ 
          きつめのスープ
          ながさき⑦ 
          太麺の好み
          ながさき⑨ 
          食べてから想え

麺も思ったよりもコシが強くない。むしろ柔らかい。村長の好みとは違うが、ま、日本橋のOL向きの優しい味わいといったところ。ボリュームもリンガーハットと同じくらい。つまり、ほどよいボリューム。
          ながさき11 
          脇役の存在

きくらげとアサリがないのがちょっぴり悲しい。本場でもこの二つがない店もあるので、これで「本場の味とちょっと違った」ということはできない。店の応対がとてもいいのが救い。皿うどんを食べている客が満足顔なので、次回は皿うどんにしようと思う。

本日の大金言。

江戸時代、日本橋と長崎は舟運でつながっていた。出島を通じて砂糖も日本橋まで運ばれている。南蛮菓子もこのルート。日本橋の過日の賑わいを空想してみる。平昌オリンピックの最中に金子兜太と大杉漣が続けて亡くなった。おおかみに蛍が二つ付いてゆく。ここは合掌するしかない。


                   ながさき12 






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プロフィール

赤羽彦作村長

Author:赤羽彦作村長
あの!エンターテインメント新聞で記者、デスク、編集プロデューサーとして活躍。思うところあって、原発で揺れるヤポネシアを辺境から見つめ直すべく、イカダを組み、オンボロ旗を揚げ、組織を脱出。荒海に乗り出す。「B級うまいものの宝島」を目指して、櫂をガタガタと漕ぎ出すことにした。一か八か泥船となるか、間違って宝船となるか?
特に麺類と和菓子にはうるさい。「舌の上から斜めに世界を見る」などとほざいている。はっきり言ってバカの3乗である。年齢不詳。乙女座、AB型。村民を募集している。

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