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駅弁「小原庄助」の味わい

 法事で会津若松へ。去年秋、故早乙女貢さんの墓参以来。会津には法事で行くことが多くなった。

最近、明治維新150年を少し別の角度から見る動きが出ているが、ウソで塗り固められた明治維新(薩長史観)について、生涯をかけて異議申し立てを行ってきた直木賞作家・早乙女さんの主張がようやく公に認められた気分で、ちょっとだけすがすがしい。その「勝てば官軍」の末えいのインチキぶりが森友問題でメディアを賑わわせているが、これって昔からあった話ではないかと冷ややかに見たくなる。ウソだと思う人は「錦の御旗(にしきのみはた)」を調べてほしい。負ければ賊軍、のひがみかもしれないが(笑)。
          福豆屋1  
          駅弁の楽しみ
          福豆屋① 
          これこれ

で、本題。本日テーブルに乗せるのは、東北新幹線から磐越西線に乗り換えのときに、郡山駅で買い込んだ名物「小原庄助べんとう」(税込み1100円)であります。村民2号は駅弁ランキングでも上位の「海苔のりべんとう」(同950円)。
          福豆屋② 
        雪景色がお出迎え

車窓から磐梯山の雪景色を眺めながらの昼めしとなった。この「小原庄助べんとう」、二段になっていて、発売元は郡山に本拠地を置く福豆屋(ふくまめや)。大正13年(1924年)創業の老舗駅弁屋さんである。
          福豆屋③ 
          小原庄助べんとう
          のりべん① 
    こちらは海苔のりべんとう

人気の「海苔のりべんとう」は8年ほど前のデビューだが、こちらは昭和60年(1985年)に発売されている。上の段が白飯で、おかずは焼鮭、鶏肉の酒粕味噌やき、玉子焼き、牛肉糸こんにゃく煮、なめこソバの実和えなど。白飯の上には昆布の佃煮、大根の味噌漬けが乗っている。
          福豆屋⑤ 
          まずは上の段
          福豆屋3 
         横から見ると・・・
          福豆屋④ 
       上段(左)と下段(右)

下段はシメジご飯菜の花添えで、海老天、ニシンの甘露煮、ざくざく煮、それに豆味噌という構成。福島の食材や郷土食を二段の真四角の折詰に閉じ込めようとしたもの。その心意気や良し、としよう。この際だから、エラそうに言ってみた(笑)。
          福豆屋4 
          見事な構成
          福豆屋⑥ 
        冷えてても美味い

さて、見た目と構成は素晴らしいのに、全体的に味がかなり濃い。焼鮭とシメジご飯菜の花添えだけはレベル3か4だと思うが、いくら駅弁の賞味期限が「本日中」でも、その味まで濃い(濃過ぎ)なのはどうしたものか。織田信長のように薄味の京料理に怒ったというタイプならいざしらず、もう少し、せめて塩と醤油と砂糖を少しだけ抑えてほしい気がする。
          福豆屋⑧ 
          海老天だべ
          福豆屋10 
     ニシンの甘露煮とシメジご飯

牛肉糸こんにゃく煮など口に入れた瞬間、おおこう来たか、と叫びたくなった。むろん好みの問題ではあるが、この味の濃さは福島と言えどもせっかくの構成なのに「もったいない」気がする。

例えば「煎り豆味噌」は福島の郷土食だが、甘辛みそ味でこれは納得がいく。なめこソバの実和えも甘辛が過剰だと思う。
          福豆屋5 
      煎り豆味噌、渋い

人気の「海苔のりべんとう」を食べ終えた村民2号が満足顔で、
「海苔とおかかが二段になっていて、美味かったわ。でも味が濃いのはこちらも同じね」
と感想をひとくさり。

味が濃いという前提で食べる。そう思えば、この二つの駅弁がスグレモノであることに異論はない。勝っても負けても駅弁は駅弁である。勝者の側に立つ思い込み型の首相にこの駅弁を差し入れしたくなった。あっそう大臣を交えてあきれ夫人と味わってみたらいかがだろう? 賊軍にされてしまった気持ちが少しはわかるかもしれない。なんてね。

本日の大金言。

例えば、自殺してしまった近畿財務局のノンキャリの無念を思う。歴史の表面だけを見ていると、影の部分に目が行かない。メディアもまた。



                   福豆屋11 


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プロフィール

赤羽彦作村長

Author:赤羽彦作村長
あの!エンターテインメント新聞で記者、デスク、編集プロデューサーとして活躍。思うところあって、原発で揺れるヤポネシアを辺境から見つめ直すべく、イカダを組み、オンボロ旗を揚げ、組織を脱出。荒海に乗り出す。「B級うまいものの宝島」を目指して、櫂をガタガタと漕ぎ出すことにした。一か八か泥船となるか、間違って宝船となるか?
特に麺類と和菓子にはうるさい。「舌の上から斜めに世界を見る」などとほざいている。はっきり言ってバカの3乗である。年齢不詳。乙女座、AB型。村民を募集している。

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