C級王者「真っ黄色カレーライス」

 何ということだ! 映画「15時17分、パリ行き」を観て、村に戻ってきたら、せっかく書いた本日のブログが消えていた。新潟で食べた「バスセンターのカレーライス」の巻。原因不明。なので、爆発しそうになった頭をリセットして、テイク2と行きたい。3、2、1、スタート・・・。

新潟は目立たないが、美味い物の宝庫でもある。魚介類ばかりでなく、前回書いたタレカツの他にもラーメン、へぎそば、笹だんご(笹飴も昔は名物だった)などなど挙げたらキリがない。
          笹だんご 
       笹だんごもあるでよ

中でも隠れた名物がカレーライス。幕末、日米修好通商条約によって、神戸や横浜とともに開港された五つの港の中に新潟も入っている。そのためか欧米の食文化が早い時期から入ってきた。

高速バスの終点、万代バスセンターの立食いそば屋で食べたカレーライスもその延長線上にあると思う。真っ黄色のカレーライスで、地元では有名なB級カレーライスである。吉本のお笑い芸人にもファンがいるくらい。
          万代そば1 
          行列のお出迎え

B級という色褪せた表現より、あえて「C級の王者」と呼びたい。チープのCとクールのC、それにクレイジーのCも隠し味として入っている。B級を超えるC級(そんなのアリ?)。
          万代そば3 
          立食いそば屋?

昼どきは混むと聞いていたので、タレカツを賞味した翌日、午前11時半に到着した。それでも発券機の前は長い行列。それがどんどん増えてくる。オッサンばかりでなく、若い女性も混じっていた。立食いそば屋なのに、ほとんどがカレーライスを食べていた。
          万代そば① 
          名物カレーライス

ミニ盛り(税込み 380円)、普通盛り(同 470円)、大盛り(同 550円)の3種類。どう見てもボリュームがひと回り多いので、迷った末に普通盛りの「普通カレーライス」を選んだ。
          万代そば④ 
          びっくりイエロー

大皿に真っ黄色のカレールーが全体を覆っていた。実際に目の前で見ると、黄色があまりに明るくて、見慣れたカレーライスと同じものとは思えないほど。湯気まで黄色い。横に正統派の福神漬けがどっさり。黄と赤のコントラスト。ステンレスのスプーンが無造作に突き刺さっている。ポエム。
          万代そば② 
          黄と赤の愛
          万代そば③ 
          飛び込め

よく見ると、玉ネギが真っ黄っ黄のルーの合い間にぼこぼこと目立っている。玉ネギカレーのよう。人参と豚肉はたまたまなのか、探すのに苦労するほど。豚肉が少ないのは悲しすぎる

一見するとかなり甘口に見えるが、口に入れた途端、ドロリとしたルーの後から意外なスパイシーが追いかけてきた。中辛よりむしろ辛口。旨みもじわじわと押し寄せてきた。うむ、と目をつむってみる。玉ネギの自然な甘さも心にまで滲みてくる。
          万代そば⑤ 
          あーん

旨みの秘密の一つは豚骨スープにあるようで、小麦粉とバター、それに黄色の素ウコン(ターメリック)をたっぷり使って、炒め、煮込んでいるとか。見た目とのギャップが不思議な魅力にもなっている、と思う。
          万代そば⑥ 
          豚肉を探す

ライスは柔らかめで、多分新潟産コシヒカリ。フツーに旨い。福神漬けもフツーに旨い。途中でウースターソースをかけてみた。これが思ってたよりもイケた。東京・神保町「まんてん」のカレーライスに匹敵する、いやそれ以上のC級の感動かもしれない。
          万代そば⑦ 
      ウースターソースの魔法
          万代そば⑧ 
          絶妙な融合

店は40年以上の歴史だそうで、元々はカレーライスはサイドメニューだったらしい。それが意外な人気となり、ついにはセンターに躍り出てしまった。人生、一寸先はわからない。立食いそば屋におけるカレーなる変身、とダジャレで締めたくなった。

本日の大金言。

カレーは昔のカレーならず、ではなく、大正時代に生まれた日本のカレーライスの原点は真っ黄色だったという説もある。カレーは昔のカレーのまま、というのもありである。


                  万代そば⑨ 

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プロフィール

赤羽彦作村長

Author:赤羽彦作村長
あの!エンターテインメント新聞で記者、デスク、編集プロデューサーとして活躍。思うところあって、原発で揺れるヤポネシアを辺境から見つめ直すべく、イカダを組み、オンボロ旗を揚げ、組織を脱出。荒海に乗り出す。「B級うまいものの宝島」を目指して、櫂をガタガタと漕ぎ出すことにした。一か八か泥船となるか、間違って宝船となるか?
特に麺類と和菓子にはうるさい。「舌の上から斜めに世界を見る」などとほざいている。はっきり言ってバカの3乗である。年齢不詳。乙女座、AB型。村民を募集している。

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