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タイムスリップ?日本橋昼めし

 東都のれん会から案内をもらい、日本橋三越本店で開催中の「江戸・東京 味・技めぐり」を覗いてみた。東京オリンピックに向けて、かつて江戸五街道の出発点だった「日本橋」が盛り上がっている。お江戸日本橋七つ立ち・・・。
          江戸・東京味技めぐり 
       江戸・東京の世界が・・・

期待して行ったが、江戸・明治から続く職人さんの実演はさすがというものだったが、店によって力の入れ具合の濃淡が見て取れ、まあこんなもんかな、という催しだった(おいおい)。

ひと通り見てからは遅めのランチを取ることにした。狙いはすぐ近くにある日本橋室町 豊年萬福(ほうねんまんぷく)」。一昨年、日本橋川をクルージングした時に、ガイドが「あそこは面白い店で、川沿いにテラス席もあるんですよ。あのあたりには江戸から大正にかけて魚河岸があった場所です。日本橋川沿いを再開発しようという試みの一つです」と話していた。オープンしたのは約5年前。
          豊年萬福3  
          タイムスリップか?
          豊年萬福① 
          豊年萬福だって?

それが頭にあったので、覗いてみることにした。蔵造りの巨大な店構え。白いノボリが数本。いかにもの世界だが、外国人観光客などには受けそうである。ひょっとして幕末、このあたりにあった「料亭 百川(ももかわ)」を意識した造りかもしれない。「料亭 百川」はペリー一行をもてなした大料亭として知られている。もっともそのせいで巨大な借金を背負ってしまい、それも遠因となって店を畳むことになってしまった(別の説もある)。
          豊年萬福4 
          クールジャパン?

ランチタイム、ここで食べたのが「豊年萬福 肉編」(税込み 1000円)。ネギトロと鰻の限定御膳が売り切れていたので、次善の選択。
          豊年萬福14 
          どれにしようか
          豊年萬福③ 
          日本橋の新名所

店内は広く、江戸と明治と現代がごちゃまぜで、はっぴ姿のスタッフがどこか異国情緒と映画のセットのようにも見える。嫌いな世界ではない。待ち時間は6~7分と早い。黒い角盆の左右に若鶏の南蛮揚げ、国産豚のしょうが焼き、それに彩りのおばんざい(玉子焼き、切り干し大根の煮付け、べったら漬けなど)。ライスとみそ汁。
          豊年萬福⑤  
          豊年萬福肉編

よくできた構成で、「おおクールジャパンね」と言いたくなる。それなりによくできた味わいで、これで1000円というのは場所柄リーズナブルだと思う。
          豊年萬福⑥ 
          若鶏の南蛮揚げ
          豊年萬福⑨ 
         国産豚しょうが焼き
          豊年萬福⑧ 
       おっ、べったら漬けも

豚のしょうが焼き(2枚)より、若鶏の南蛮揚げ(3個)が好みの味で、揚げたての鶏の胸肉とコロモのサクサク感、それにタルタルソース、その下のレタスのバランスが思ったよりもいい。ニンニクの香りが滴る肉汁とともに口内に残る。
          豊年萬福13 
          まいう~1

ご飯が美味かったので、女性スタッフに聞いてみたら、「筑波農場のコシヒカリ」だそうで、素材のこだわりもある。全体として85点の満足度。かつてのトヨタのような80点主義? それはそれで素晴らしいと思う。
          豊年萬福10 
          まいう~2

BGMに流れている三味線と唄が気になって、はっぴ姿のスタッフに「これは小唄ですか?」と聞いてみた。すると、「ちょっとわかりません」という答えが返ってきた。うむ。

舌代を払う時、レジでつい運営会社を聞きたくなって、「東京ですか?」すると「名古屋の方の会社です」。うむ。「日本の食をテーマにした文化情報発信型飲食店」というのがここの売りだが、新し物好きにはいいかもしれない。ああこりゃこりゃ。

本日の大金言。

考えてみると、日本の文化(特に明治時代)は和洋ごちゃまぜ文化で、そこから日本独自のスグレモノが生まれている。食で言うとあんぱんやカレーライス。カツ丼もそうだし、オムライスもそう。不思議な「豊年萬福」もその伝統線上にあるのかもしれない。



                  豊年萬福15 





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プロフィール

赤羽彦作村長

Author:赤羽彦作村長
あの!エンターテインメント新聞で記者、デスク、編集プロデューサーとして活躍。思うところあって、原発で揺れるヤポネシアを辺境から見つめ直すべく、イカダを組み、オンボロ旗を揚げ、組織を脱出。荒海に乗り出す。「B級うまいものの宝島」を目指して、櫂をガタガタと漕ぎ出すことにした。一か八か泥船となるか、間違って宝船となるか?
特に麺類と和菓子にはうるさい。「舌の上から斜めに世界を見る」などとほざいている。はっきり言ってバカの3乗である。年齢不詳。乙女座、AB型。村民を募集している。

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