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幻の豚?道の駅のカツカレー

 道の駅はポンコツ車にとってはオアシスである。今回テーブルに乗せるのは、かつては水運の宿場町として栄えた茨城・境町にある「道の駅さかい」で食べた「カツカレー」である。
          道の駅さかい④ 


境町は利根川を挟んで、千葉と茨城の文字通り境(さかい)にある寂れた街。だが、江戸時代まで遡ると、利根川と江戸川の要衝として、大いに栄えた。鉄道がない時代、舟運が盛んで、利根川と江戸川が合流するこのあたりは高瀬船が行き交い、人も物資も江戸へ、あるいは江戸から常陸・下野・陸奥へと運ばれていた。今では想像すらできない。
          関宿城博物館②  
          関宿城博物館

その要となっていた関宿城(せきやどじょう)を見た後に、対岸の「道の駅さかい」で遅いランチを取ることにした。蔵造りの建物がけな気。ここの食堂が意外な穴場だと思う。「常陸牛のローストビーフ丼」の幟(のぼり)が川風にひるがえっている。
          道の駅さかい 
          道の駅さかい

だが、村長のサイフには野口英世が一枚しかない。常陸牛のローストビーフは断念して、「カツカレー」(税込み 800円)を頼むことにした。境町には幻の豚もいる。塚原牧場の梅山豚(めいしゃんとん)である。その脂身の美味さは凄いらしい。テレビのバラエティー番組も取材に来たほど。
          道の駅さかい3 
          ようこそ穴場へ
          道の駅さかい② 
          幻の豚肉?

ひょっとしてカツカレーのロース肉は梅山豚かもしれないぞ。券売機には「境町産豚肉使用」と書いてある。おばさんスタッフに食券を渡して、待つこと10分ほど。楕円形の深皿(舟型?)に正統派のカツカレーが湯気を立てていた。ミニサラダ付き。
          道の駅さかい③ 
          カレーの高瀬舟

ミニサラダはフツーだったが、カツカレーの豚カツがスグレモノだった。十分な大きさ。肉の厚みは1~1.3センチほど。注文を受けてから揚げているようで、揚げたて感がいい。パン粉のサクサク感も悪くない。どろりとした濃厚なカレーはスパイシーで、それなりに旨い。
          道の駅さかい⑦ 
          お見事、豚カツ
          道の駅さかい12 
          かぶりつけ!
          道の駅さかい⑥ 
          ミニサラダ

ロース肉は脂身が少なめ。肉のいい歯ごたえ。柔らかすぎず、固すぎず。ルーを付けて食べると、頭の中に高瀬舟が行き交った。ライスは期待したほどではないが、まずまず。福神漬けも平均レベル。
          道の駅さかい⑨ 
          あーんの時間
          道の駅さかい11 
          幻は幻か
 

豚カツの旨さが特に光る。800円でこの内容は十分満足できるもの。ボリュームもある。食べ終えてから、おばさんスタッフに「この豚肉は梅山豚でしょ?」と確認してみた。

「はっ? 国内産の豚ですけど、梅山豚ではないですよ。梅山豚だったら、この値段ではとても出せませんよ」

怪訝な顔で笑われてしまった。その瞬間、頭の中の高瀬舟がどこか遠くへ去って行った。それでも満足感がかすかに残ったのだった。

本日の大金言。

梅山豚は中国の原種豚の一つ。中国が輸出を禁止したため、今では希少な存在で、境町の塚原牧場がそれを再現したが、肉質の美味さには定評がある。道の駅さかいでも少量だが売られている。豚肉も階級社会?


                   道の駅さかい14
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プロフィール

赤羽彦作村長

Author:赤羽彦作村長
あの!エンターテインメント新聞で記者、デスク、編集プロデューサーとして活躍。思うところあって、原発で揺れるヤポネシアを辺境から見つめ直すべく、イカダを組み、オンボロ旗を揚げ、組織を脱出。荒海に乗り出す。「B級うまいものの宝島」を目指して、櫂をガタガタと漕ぎ出すことにした。一か八か泥船となるか、間違って宝船となるか?
特に麺類と和菓子にはうるさい。「舌の上から斜めに世界を見る」などとほざいている。はっきり言ってバカの3乗である。年齢不詳。乙女座、AB型。村民を募集している。

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