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ガレ展のち「海鮮米麺」

 台風5号の影響で箱根は早朝から雨となった。雨は食欲を刺激する。で、本日テーブルに載せるのはポーラ美術館のフレンチレストラン「アレイ」で食べた、ちょっと優雅なランチである。
          ポーラ美術館 
     雨の中「ポーラ美術館」へ

ちょうどエミール・ガレ展の真っ最中で、美術好きの村民2号に引っ張られるようにキオ、つん太も付いてきた。ガレの作品約130点が浮かび上がるように展示され、モネやルドン、ルノワールなどの同時代画家の作品も効果的に置かれ、リッチーな時間を過ごす。久々のぜい沢。最近増えて来たのか、撮影OKの作品が多く、ちょっと驚く(NGの作品もある)。美術館の考え方が変わってきた?
          ガレ展② 
          エミール・ガレの世界
          ガレ展⑤ 
          ちょっとだけよ

「観るのも結構疲れる。最近体力が落ちたわ。でもいい気分よ。外は大雨だし、このいいムードの中で食べましょう」
モナリザの微笑顔で村民2号が言った。こういう時は危険である。
「そうね。腹減ったァってわめかれないうちに食べた方が無難ね。でも高そうよ」
お金のことなら任せといてよ」
「ゴホゴホ・・・」
          レストランアレイ② 
          メニューの一部
           
外の台風も心配だが、中の台風の芽も心配である。「アレイ」は箱根ハイランドホテル系のレストランで、テラス席まである。メニューを見たら安くはない。周囲の客がみな、金持ちに見える。こういう時は背筋を伸ばして、内心の動揺をおくびにも出さず、ゆったりした物腰で頼むに限る。
          レストランアレイ1 
          雨のBGM

虚栄心と財布の中身のせめぎ合い。結局、実利が勝って、村長は一番安くてそれなりに美味そうな「海鮮米麺(かいせんべいめん)」(税込み 1400円)を頼むことにした。キオとつん太も同じもの。村民2号だけが「本日のパスタ」(同)とブレンドコーヒー(同400円)。コーヒーを一日最低3杯飲まないと機嫌が悪くなるという持病があるので仕方がない。
          レストランアレイ③ 
        海鮮米麺、登場
          レストランアレイ⑤ 
        ベトナムが見える

フレンチなのに海鮮米麺とはいかに? 何のことはないこれはベトナム料理でフォーである。米粉の麺。ベトナムはかつてフランスの植民地でもあったのでメニューにあってもおかしくはない。胃にやさしいのも選択の幅が広がる。
          レストランアレイ⑥ 
         スープが滲みる

これがまずまずのボリュームと内容だった。白くて深い器に乳白色の世界がゆったりといい匂いを放っていた。真っ赤に茹で上げられた車エビ、あさり、海老だんご、イカが食欲をそそる。それにヌクマムとヌクチャムをベースにした黒と赤のベトナム調味料が添えてある。黒味噌と唐辛子のよう。
          レストランアレイ⑨ 
          米麺のコシ
          レストランアレイ⑧ 
          具のレベル
          レストランアレイ10 
       赤と黒の調味料

レンゲでスープを飲む。魚介類の出汁がよく効いた薄い塩味。穏やかな美味。雨の箱根によく合う味わい。米麺はきしめんのような平打ち麺で、思ったよりもコシがある。ホーチミン市で食べたフォーよりもコシが強い。これは好み。車エビなど具財も鮮度がいい。さすがハイランドホテル系。スタッフの応対も一流ホテルのそれで、過不足ない。
          本日のパスタ 
      こちらは本日のパスタ

「本日のパスタはイカとキャベツのパスタ。うん、まあまあだわ。ここは雰囲気を楽しむことも大事よ」

村民2号だけが後から来たコーヒーを愉しんでいる。他の3人は水で我慢。キオとつん太が気を利かせて、スタッフにカメラを頼んだ。完全おのぼりさん。

「ああ満足満足・・・」
雨女でもある村民2号に罪はない。その隙にキオとつん太がそっと忍び足で立ち上がり、会計を済ませてきた。こやつら、やっぱり伊賀もの? 半分認知症状態の村長も胸の財布に手を当てて、むふむふと笑みをこぼすのだった。

本日の大金言。

高いレストランで見栄を張ってはいけない。一番安い料理でも堂々と頼むべし。


                  レストランアレイ12 










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プロフィール

赤羽彦作村長

Author:赤羽彦作村長
あの!エンターテインメント新聞で記者、デスク、編集プロデューサーとして活躍。思うところあって、原発で揺れるヤポネシアを辺境から見つめ直すべく、イカダを組み、オンボロ旗を揚げ、組織を脱出。荒海に乗り出す。「B級うまいものの宝島」を目指して、櫂をガタガタと漕ぎ出すことにした。一か八か泥船となるか、間違って宝船となるか?
特に麺類と和菓子にはうるさい。「舌の上から斜めに世界を見る」などとほざいている。はっきり言ってバカの3乗である。年齢不詳。乙女座、AB型。村民を募集している。

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