「らき☆すた」神社の絶品70円あんこ玉

このおかしなブログを読んでいてくれている小豆ファンのために、 本日はちょっと信じられない甘い極秘情報をお届けしよう。これは宣伝ではない。今どきこんな店もあるということをさらりとご紹介したい。一年中財政危機にある「ウマズイめんくい村」御用達の店でもある。何を隠そう、関東最古の大社「鷲宮神社」の参道にある「島田菓子舗」の話である。高くてうまいは当たり前。安くてまずいもまあ納得できる。しかし、ここは安くてうまい。ま、好みもあるが。

          島田菓子① 
          昔ながらの和菓子屋さん

埼玉・久喜市鷲宮町にある「鷲宮神社」。最近は人気アニメ「らき☆すた」の舞台にもなり、いまやアキバ系のおたくやアニメファンにとってはメッカとなっている。もともと歴史の古い神社で、神代の時代から存在しているという説もあるほどだ。あの八幡太郎「源義家」が馬をつないだ桜の古木なども残っている。あまり関係ないが、彦作村長も正月は毎年ここで参拝している。

          島田菓子③ 
          あった、これこれ

さて、その島田菓子舗。ここの「あんこ玉」(1個70円)が絶品なのである。創業は1935年(昭和10年)。「創業当時の作り方をかたくなに守っている」というのも素晴らしいが、何よりその値段。小豆は北海道十勝産を使い、添加物も使わない。すべて1個1個手づくり。それで、1個70円とは、東京の感覚で言うと、ちょっと信じられない。串だんごも1本60円。他にも草もちや鹿の子や水ようかんなどもある。

あんこ玉はピンポン玉くらい。かなり大きめ。舟和のあんこ玉の2倍は優にある。敷いているのがビニールの葉っぱという点だけがちょっと残念だが、値段を考えるとそう無理も言えない。彦作村長はあんこ玉5個とあんこの串だんご2本を買い求めて、ウマズイめんくい村に戻った。

         島田菓子⑤ 
         圧倒的なこしあん

       島田菓子⑧ 
       こちらは串だんごでござる

「また買ってきたの?今月はこれで3回目よ。いくら安いからと言って、限度があるわよ」
村民2号があきれ果てたように目を三角にした。
「うむ。あんこ道は厳しいのだ」
村長は訳のわからないことをつぶやいて、さっそく包みを開ける。

黒光りのあんこ玉が「よろしゅうお願いします」と正座して、その神々しい姿を現した。こしあんの濃淡がその日によって微妙に違うが、その手づくり感も好感がもてる。表面の透明な寒天の膜が、何とも言えないあんこ玉の独自の世界をかもし出している。この素朴感、この単純な深み。手に取るとずっしりと重い。

         島田菓子⑦ 
         このぷるぷる寒天

最初のひと噛みの感動。こしあんはやや塩分が強め。それが甘さを引き立たせて、口中に広がる。塩分の強さが好みのわかれるところだが、そこが病み付きになるところでもある。こしあんは舌や粘膜を蹂躪(じゅうりん)し、すーっと溶けるように脳天へと消えていく。その圧倒的な余韻。ぜいたくを言うと、もう少し小豆の香りがあるといいのだが。70円の至福。あっという間に2個平らげる。

         島田菓子⑥ 
         北海道産こしあん

「私にもちょうだいよ。私は串だんごにする」
村民2号の目が三角から丸に変化していく。
「もちは普通だけど、このこしあんがうまい。これで60円というのはびっくりね。儲かるのかしら」
「必要以上に儲けるという発想が多分ないんだと思うよ。これだけしっかり作っていて、ほとんど宣伝もしない。こういう店がまだ存在しているということにちょっと驚く」
「職人がいる。いまの日本に最も欠けている職人意識」
「ボクラは食人。お金のない食人。だから、しょっちゅう買いに行く」
「同じショクニンでも天と地、月とすっぽんということね」
いつのまにか、あんこ玉5個がきれいになくなっていた。



本日の大金言。

TVでは揺れる永田町、テーブルには70円のあんこ玉。しみじみと日本の行く末を想う。


                  島田菓子⑨ 







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プロフィール

赤羽彦作村長

Author:赤羽彦作村長
あの!エンターテインメント新聞で記者、デスク、編集プロデューサーとして活躍。思うところあって、原発で揺れるヤポネシアを辺境から見つめ直すべく、イカダを組み、オンボロ旗を揚げ、組織を脱出。荒海に乗り出す。「B級うまいものの宝島」を目指して、櫂をガタガタと漕ぎ出すことにした。一か八か泥船となるか、間違って宝船となるか?
特に麺類と和菓子にはうるさい。「舌の上から斜めに世界を見る」などとほざいている。はっきり言ってバカの3乗である。年齢不詳。乙女座、AB型。村民を募集している。

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