会津カレー焼きそばって何だ?

なぜか NHK大河ドラマ「八重の桜」などで盛り上がる会津。祖先が会津藩士足軽の赤羽彦作村長はこのところ妙なブームになっている「祖国」のことが気にかかっていた。

で、久しぶりに草鞋(わらじ)をはいて会津へ旅に出ることにした。杉作、じゃなかった村民2号が付いてきた。今年は例年にない大雪で、鶴ヶ城(若松城とはいわない)も一面雪景色だった。「八重の桜」のポスターと幟(のぼり)が街中に目立っていた。桜が散ったらどうするんだろう?心配になるほどの熱の入れよう。

                会津① 
          雪の鶴ヶ城

最初に草鞋を脱いだのは「元祖カレー焼きそば」の店「トミーフード」。野口英世青春広場の中にある小さな、見方によっては、質素すぎる、まさにB級の店だった。カレー焼きそばは「ソースかつ丼」に続く会津の名物とかで、「会津カレー焼きそばの会」まで誕生して、Bー1グランプリ優勝を目指しているという。15店舗が加盟して「会津カレー焼きそば」を売り出そうと目論んでいる。

          カレー焼きそば①  
          元祖カレー焼きそばの店

「トミーフード」は約37年前の昭和50年に焼きそばにカレーをかけるという独創をスタートさせた元祖。うろ覚えだが、彦作村長が幼少の時代にはなかった「会津名物」である。隣がラーメン屋さんで、ここも「カレー焼きそば」をメニューに出している。ガラガラッと(そんな気分)入り口をあけると、すぐカウンターになっていて、椅子が4つしかない。先客がいて、「ここは狭いので隣にどうぞ」と明るく案内される。時計を見ると午後2時15分。ラストオーダーが2時半なので、ギリギリに間に合った。

          カレー焼きそば③ 
          カレーのルーがかかっている

迷うことなく「カレー焼きそば」(500円)を注文。ラーメン屋との共有スペースに座って、7~8分ほど待っていると、来ました、来ました。あれっ? フツーのソース焼きそばにカレーが少量かかっているだけ。よく見ると、豚のひき肉と玉ねぎ、ニンジンが入ったカレー。この見た目のシンプルな愚直さが実は奥深いのかもしれない。そう思い直す。何せここは会津なのだ。綾瀬はるかが鉄砲をぶっ放す会津なのだ。「ならぬものはならぬ」の会津に「あってはならぬ」ものがあろうはずがない。

          カレー焼きそば⑤ 
          何という天才的な?組み合わせ
          カレー焼きそば⑥   
          カレーと焼きそばの出会い

ひと口。うーむ。二度蒸しした焼きそばはそれだけではどうってことはないように思えた。問題はカレーのかかった部分。やや甘口のカレーとソース焼きそばの相性は悪くない。ソース焼きそばの世界にカレーが侵入してきて、それが意外な絶妙を生んでいる。
ソース焼きそばにカレーをかけるというアイデアは会津にしかないのではないか? ある意味では「実に安直な」、別の意味では「コロンブス的な」アイデア。盆地と雪国という土壌がこの独創を生んだ背景にあるのかもしれないぞ。会津が生んだ天才学者・小室直樹ならこのカレー焼きそばのひらめきを食べた瞬間に理解したかもしれない。盆地、雪国、カレー焼きそば。この連想がスムーズである。

          カレー焼きそば④ 
          安いことはいいことだ?

「500円という安さがいいわ。野菜が多いのも会津の誠実さを感じる。有名な石巻焼きそばに勝るとも劣らないわ。A級ではなくB級のうまさ。店によって作り方も味も違うらしいわよ。隣のラーメン屋さんはゆでた麵を使って値段ももう少し高め。ここは出来合いの蒸した麵を使っているみたいね。そこが元祖の味わいということね」


「質素でシンプルということは大事なことかもなあ。B級ということの意味をよく知っている。『八重の桜』で田中土佐の役を佐藤B作が演じているのも単に福島出身だからということだけではなく、会津はB級の星なのだというメッセージかもしれないなあ。これからは日本もB級で行こうじゃないかとね」
「意味がわからない。そんなくだらないことばかり言ってるから、村長はいつまでたってもB級なのよ」
村民2号がスペンサー銃を構えた。縮み上がる。村長は火縄銃をそっと用意した。


本日の大金言。

長州出身の安倍首相は背伸びしすぎではないか。反動が心配だ。会津のカレー焼きそばを是非に味わってもらいたい。


                   カレー焼きそば⑧
 
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プロフィール

赤羽彦作村長

Author:赤羽彦作村長
あの!エンターテインメント新聞で記者、デスク、編集プロデューサーとして活躍。思うところあって、原発で揺れるヤポネシアを辺境から見つめ直すべく、イカダを組み、オンボロ旗を揚げ、組織を脱出。荒海に乗り出す。「B級うまいものの宝島」を目指して、櫂をガタガタと漕ぎ出すことにした。一か八か泥船となるか、間違って宝船となるか?
特に麺類と和菓子にはうるさい。「舌の上から斜めに世界を見る」などとほざいている。はっきり言ってバカの3乗である。年齢不詳。乙女座、AB型。村民を募集している。

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