那須高原、涙の「特大かき揚げそば」

 国元に異変があり、3日ほどウマズイめんくい村を留守にしてしまった。その道々、東北道下り那須高原SAで休憩を取ることにした。時計を見ると正午過ぎ。朝から何も食っていない。彦作村長は簡単な食事を取ることにした。那須高原SAは東北道でも指折りの人気スポットで、食堂も充実している。白河ラーメンにするか豚ドンブリにするか迷っていると、「めんや 芽吹き」の前が高齢者の集団でにぎわっていた。

          那須高原SE⑨ 
          天国は遠い
          那須高原SE10 
          揚げたてとは

ここのおすすめは「特製旬かき揚げそば」(600円)。そのかき揚げの巨大なこと。日本橋の「よもだそば」も顔負けの大きさだった。しかも、目の前でどんどん揚げている。作り置きではなく、揚げたてというのが気に入った。サービスエリアとひと口に言っても、当たりはずれがある。見かけはよくても、食べてみると、値段ばかり高くて、ガッカリさせられることも多い。

         那須高原SE④ 
         お待ちィ~

しばらくの間、かき揚げを揚げているおばさんの立ち振る舞いを見ていて、これはハズレではない、と確信を持った。番号を呼ばれて、目の前に置かれた「特製旬かき揚げそば」はアンバランスだった。かき揚げの巨大さとかけそばの地味なシンプル。だが、ツユは鰹の出汁が効いていて、地元那須の醤油を使った返しとの相性は悪くない。やや甘めだが、それなりに旨い。ツユが少ないのが少々残念だが、そばも地粉を使っているのだろう、挽きぐるみ風の黒っぽい細打ち麺だった。こちらもまずまずの旨さ。

          那須高原Se⑦ 
          ツユは少ない
          那須高原SE⑥ 
          かき揚げは巨大

やはり主役はかき揚げの天ぷら。タマネギとニンジン、それに干しエビという構成。旬の野菜を使っているという。直径12~3センチ、厚さが5~6センチはありそう。そばの上の乗っけると、下のそばが隠れてしまうほどだった。揚げたてということもあるかもしれないが、カラッとしていて、しかも間に空気がきちんと入っていて、箸を入れると、食べやすく崩れる。あの「よもだそば」のかき揚げより食べやすい。もっとも「よもだそば」ほど独特の旨味には欠けるが。

          那須高原SE⑧ 
          半分にしてもこのデカさ

高齢者の集団やファミリーに混じって、那須高原の清浄な空の下、「特製旬かき揚げそば」を賞味できる幸せ。生きていることの現実をしみじみと味わう。何も足さず何も引かず。最高級の旨さとは言えないが、東北道のSAでこれだけの味を打ち出しているのはB級グルメファンにとっては悪いニュースではない。去来する様々な思い。彦作村長は箸を置くと、風雲急の国元へと急ぐことにした。



本日の大金言。

高速道路は今や旨いものの宝庫と言える。デパ地下にも負けないほど。立ち食いそばの進化にも目を見張らされる。それだけで一冊の本が書ける。




                   那須高原⑨ 

スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

赤羽彦作村長

Author:赤羽彦作村長
あの!エンターテインメント新聞で記者、デスク、編集プロデューサーとして活躍。思うところあって、原発で揺れるヤポネシアを辺境から見つめ直すべく、イカダを組み、オンボロ旗を揚げ、組織を脱出。荒海に乗り出す。「B級うまいものの宝島」を目指して、櫂をガタガタと漕ぎ出すことにした。一か八か泥船となるか、間違って宝船となるか?
特に麺類と和菓子にはうるさい。「舌の上から斜めに世界を見る」などとほざいている。はっきり言ってバカの3乗である。年齢不詳。乙女座、AB型。村民を募集している。

最新記事
カテゴリ
彦作のつぶやき
最新コメント
月別アーカイブ
カレンダー
07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
最新トラックバック
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR