サラリーマンのメッカで噂の豚丼

 サラリーマンのメッカ、東京・新橋。彦作村長は知人の出版パーティーに出席するために久しぶりにSL広場前にいた。時計を見るとパーティー開始にはまだ50分ほどある。そうだ、「豚大学」で豚丼を食べることにしよう。大手広告代理店の友人から「ニュー新橋ビルにある豚大学の豚丼はいいですよ。とにかくボリュームがすごい。食べると元気が出るよ。B級グルメを自認するのなら、絶対に行くべき」という情報を得ていたことを思い出していたからだ。

         豚大学⑦ 
         こちらは外側

「豚大学」は1階にあった。外からも中からも入ることができる。「豚丼」という派手な看板と幟(のぼり)ですぐにわかった。店内は12人ほど座れるカウンターのみ。奥が厨房になっていて、黒いTシャツ姿の若い男性が3人ほど忙しそうに働いていた。平日の昼飯時などは行列ができるという。豚丼は「小 480円」「中 630円」「大 780円」「特大 990円」という構成。村長はどれにするか迷ったが、パーティーで食事が出ることを考えて、「小 480円」を選んだ。ついでに「みそ汁 50円」も。合計530円なり。

         豚大学⑧ 
         自販機で迷う

注文してから作り始めるようで、奥の焼き場からいい匂いが漂ってきた。煙も立ち上っている。神経質な人にはこの匂いと煙が気になるかもしれない。タキシードでは食えない、まさにB級の店。迷路が好きな村長にとっては、この感覚は悪くない。10分ほどして、威勢のいい声と同時に目の前に豚丼が置かれた。黒いどんぶりに豚ばら肉が8枚ほど、渦巻き状に乗っかっていた。ちょこんと野菜のおひたしが乗っているのが笑える。これが「大」だったら、一体どのくらいの量になるのか、次回は体調を整えて来たくなったほど。

         豚大学② 
         これぞ十勝豚丼
         豚大学③ 
         元気が出そう?

豚ばら肉はうな丼のタレのような甘辛ダレがかかっていて、にじみ出た脂身とともにギラギラしていた。ところどころ焦げ目が強いのが気にはなったが、それも手作業故と思い直した。ひと口、ふた口かっ込んでみた。豚肉は意外に柔らかく、独特の甘みもある。七味唐辛子をかけても旨い。ご飯はやや固めだが、タレがほどよく滲みこんでいて、普通に旨い。直ぐ後からにんにくの匂いが立ち上がってくる。うーむ。確かに元気は出るが、商談の前より商談の後に食べた方がいいと思う。

         豚大学④ 
         この焦げ目がいい
         豚大学⑤ 
         ごはんも立ってる

ここの豚丼は北海道・十勝地方の豚丼に分類されると思う。吉野家などの煮込んだ豚丼とは明らかに違う。以前、埼玉・春日部の「十勝亭」で食べた豚丼とほとんど同じ。具のほとんどないみそ汁を飲みながら、あっという間に平らげてしまった。普通に食べるなら「中」くらいがいいかもしれない。めでたさも中くらいなりおらが腹・・・。北海道の大地を感じさせる豚丼の味わい。A級ではなくB級の旨さ。極上の旨さではなく、カネ二つの旨さ。ちょうどいい具合に小腹を満たした彦作村長はツマヨウジをくわえると、サラリーマンで一杯のSL広場へ向かった。



本日の大金言。

十勝豚丼には野菜がほとんどない。そのためか女性客が少ない。タマネギでも敷いてくれると、女性ファンがもっと増えると思う。最もこれ以上元気になられると困る人もいるが。







                     豚大学⑥
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プロフィール

赤羽彦作村長

Author:赤羽彦作村長
あの!エンターテインメント新聞で記者、デスク、編集プロデューサーとして活躍。思うところあって、原発で揺れるヤポネシアを辺境から見つめ直すべく、イカダを組み、オンボロ旗を揚げ、組織を脱出。荒海に乗り出す。「B級うまいものの宝島」を目指して、櫂をガタガタと漕ぎ出すことにした。一か八か泥船となるか、間違って宝船となるか?
特に麺類と和菓子にはうるさい。「舌の上から斜めに世界を見る」などとほざいている。はっきり言ってバカの3乗である。年齢不詳。乙女座、AB型。村民を募集している。

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