絶品!山形のジャズ麵とのジャムセッション

 普段は民謡「会津磐梯山」などを調子っぱずれで口ずさむ彦作村長だが、隠れジャズ好きでもある。
若いころは新宿の「ピットイン」や、地下の「ふらて」などで安酒をあおって、辺りかまわずアーダコーダと無意味な議論を吹っかけては、ヒンシュクをかっていた時期もある。
ウマズイめんくい村の村長に就任してからも美熟女の村民2号の目を盗んで、こっそりと北千住の「ゆうらいく」や御茶ノ水の「ナル」に足を延ばして、ジャズワールドを楽しんだりもしている。

そんなジャジイ(ジャズ爺)な村長が、北埼玉の僻地のジャズ屋「ウッドストーリー」で妙なラーメンに出会ったのだ。ウッドストーリーはセミプロのジャムセッションやプロのジャズマンのライブを企画したり、頑張っているのだ。

4~5年ほど前、ベーシストでもあるマスターとママさん、それに娘さんが、北埼玉からジャズを発信しようとオープン、いまでは、固定ファンも増え、それなりに繁盛している。マスターとママは山形出身というのもシブい。

妙なラーメンとは、その名も「ジャズ麵」(780円)。麺好きの間では知る人ぞ知る山形・天童市の和風ラーメン「鶏中華」をベースにして、ママさんがアレンジしたもの。
村長はさっそく変なアクセントで「ヘーイ、ママ! ジャズメン一丁!」。
コーヒーとパンが大好きな村民2号は「スイングバーガー」(450円)を注文。


             ジャズ麵 


マイルス・デイビスが流れる中、お盆に載った「ジャズ麵」を賞味した。まずはスープ。山形の醤油をベースにカツオ、鶏ガラ、昆布、シイタケ、ゴボウなどで取ったダシが何とも言えない不思議な調和で、村長の舌に迫ってくる。「あなた、江戸に帰っても、わたしのこと、忘れないでね」そうささやいてくるよう。甘めだが、綿の襦袢を少しずつ脱いでいくような、シンプルな中にも奥深い情愛を感じさせるような味わい。

麺は細麺。それにチャーシューではなく鶏肉と長ネギの千切りなど野菜がふんだんに、しかも出しゃばらずに乗っている。ラーメンと和風ダシのジャムセッションがこんなにも自然に調和していることに驚く。

山形の鶏中華の老舗に何度も足を運んで作ったんですよ。ジャズ以上にこれを食べにくるお客さんも多いんですよ。村長、次はぜひ鶏味噌ラーメンを食べてください」
ママさんが愛らしい表情で言う。
山形には冷やしラーメンという絶品があるが、この鶏中華も侮れない。

「村長、何ニヤケてるんですか。私のスイングバーガーも聞いてくれる?
美熟女の村民2号がなぜかプリプリしながら、コーヒーをがぶ飲み。

「ここのバーガーはマクドナルドより全然うまい。80グラムのミートに野菜とオリジナルのホワイトソースがうまい具合に絡まってる。自家製のフライドポテトもカラッと揚がっていて、いい味よ。村長も次は鶏味噌ラーメンより、こっちを食べなさい。バーガーとバーカー、相性もいいはずだし」
 
村民2号がオーネット・コールマンだったとは・・・。


本日の大金言。

ジャズ麵と「ウマズイ」は多様な価値観が出会うという意味で親戚である。

          ウッドストーリー 

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プロフィール

赤羽彦作村長

Author:赤羽彦作村長
あの!エンターテインメント新聞で記者、デスク、編集プロデューサーとして活躍。思うところあって、原発で揺れるヤポネシアを辺境から見つめ直すべく、イカダを組み、オンボロ旗を揚げ、組織を脱出。荒海に乗り出す。「B級うまいものの宝島」を目指して、櫂をガタガタと漕ぎ出すことにした。一か八か泥船となるか、間違って宝船となるか?
特に麺類と和菓子にはうるさい。「舌の上から斜めに世界を見る」などとほざいている。はっきり言ってバカの3乗である。年齢不詳。乙女座、AB型。村民を募集している。

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