餃子の街・宇都宮で餃子を食いまくる

 あまりの暑さにショック死しそうになった彦作村長は、突然「餃子(ぎょうざ)を食いまくる」ことを思いついた。元々が餃子大好きで、千葉県市川市に住んでいた時は「ひさご亭」のモンスター餃子にハマってしまい、食べた後はしばらくは誰も近づいてこないことも何度かあった。ピロシキのような巨大な餃子が6個。ニンニクが強烈で、そのうまさにハマると、病み付きになり、1週間に2度は食べたくなる。人間関係まで寸断させてしまうほどの、恐ろしい餃子だった。

この猛暑を乗り切るには「餃子しかない」。そうだ、餃子の街・宇都宮に行こう。あきれる村民2号を尻目に、ポンコツ車をぷかぷか吹かして、東北道を北上、宇都宮に滑り込んだ。宇都宮には餃子を出す店が約200軒あると言われている。数年前に彦作村長は超人気店に行ったが、行列が半端ではなく、「1時間待ち」と言われて逆上。空いてる店を探して入ったところ、ただの感動のない餃子で、「これで餃子の街とはちゃんちゃらおかしい。もう二度と来ないぞ」と捨て台詞を吐いて出てきたものだった。 

それなのになぜか宇都宮。「みんみん」は有名過ぎるので、地元の人が一押しの店「正嗣(まさし)」に向かった。時計を見ると、午後1時を回っていた。だが火曜日はお休みだった。逆上の記憶が頭をよぎった。
「村長みたいなわがままな人向きの餃子スポットがあるわよ。宇都宮の名店の餃子を何種類も味わえる。そこにしましょ」
しぶしぶ付いてきた村民2号がさらりと言った。

          宇都宮餃子① 
          一度に数店味わえる「来(き)らっせ」

宇都宮市役所近くのビルの地下ににその「来らっせ(きらっせ)」があった。「宇都宮餃子」の幟(のぼり)があり、11店舗の餃子がそこで味わえるというのである。悪くない。店内は広い。半分くらい客で埋まっていて、11店舗の餃子がパネル付きで壁に紹介されている。村長はメニューの中から「中華トントン」(ジャンボサイズ3個300円)と「めんめん」(6個350円)を選んだ。

          宇都宮餃子④ 
          中華トントン(左)とめんめん(右)の餃子対決!

15分ほど待たされて、いい匂いとともに二つの店の餃子がやってきた。まずは「中華トントン」のジャンボ餃子。デカくてグラマラス。餃子の専門職人が焼いた餃子は焦げめがパリッとしていて、ラー油を垂らした酢醤油に付けて食べると、もっちり感が十分にあり、中の具はキャベツ、ニラ、白菜、白美人ネギなどでぎっしりと詰まっていた。肉は少ない。さっぱりしていて、野菜のジューシーさにあふれている。これはイケる。村長の評価=5点満点で4点。村民2号の評価=4.3。

          宇都宮餃子⑤ 
          グラマーな中華トントン
          宇都宮餃子⑦ 
          地場の野菜がぎしっしり

続いて人気店の一つ「めんめん」の餃子。本店より羽根は少ないが、コクのあるいい味だった。この店の餃子は白菜とニラ中心で、ガラスープを加え、隠し味に味噌と紹興酒を入れている。豚肉も多い。かすかにショウガの香りも。本店より羽根が少ないというのに、普通の餃子よりも羽根が多い。手の込んだ味。村長の評価=4点。村民2号の評価=3.8。

          宇都宮餃子⑥ 
          コクのあるめんめん
          宇都宮餃子⑧ 
          隠し味が・・・

もう一店「とんとっき」の餃子(6個300円)を追加注文した。「栃木県産の豚肉が一杯入っていて、肉好きにはおすすめです」と女性スタッフ。この餃子は確かに肉が多く、ジューシーさも十分だが、「めんめん」よりあっさりしている。皮はパリッとして固め。村長の評価=3.8。村民2号の評価=3.6。

         宇都宮餃子⑨ 
         とんきっきの肉餃子
         宇都宮餃子10 
         地場の豚肉

今回初めて宇都宮餃子の実力がかなりのものであることを知った。思い込みはいけない。逆上の記憶も飛んで行った。あと197店の餃子を食べなければならない。目の前に餃子がロング・アンド・ワイディングロードとなって広がっているようだった。猛暑などどうってことない。



本日の大金言。

浜松市と餃子の街チャンピオンの座をかけてしのぎを削っている宇都宮市。酢だけで食べるのが本来の食べ方だそう。夏バテに宇都宮餃子、というのも確かにアリだ。




                      宇都宮餃子11 

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プロフィール

赤羽彦作村長

Author:赤羽彦作村長
あの!エンターテインメント新聞で記者、デスク、編集プロデューサーとして活躍。思うところあって、原発で揺れるヤポネシアを辺境から見つめ直すべく、イカダを組み、オンボロ旗を揚げ、組織を脱出。荒海に乗り出す。「B級うまいものの宝島」を目指して、櫂をガタガタと漕ぎ出すことにした。一か八か泥船となるか、間違って宝船となるか?
特に麺類と和菓子にはうるさい。「舌の上から斜めに世界を見る」などとほざいている。はっきり言ってバカの3乗である。年齢不詳。乙女座、AB型。村民を募集している。

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