五輪と「アサイーボウル」の隠し味

 軽井沢はいいカフェが多い。スイーツのメッカでもある。騒々しい軽井沢銀座を離れて、駅方面へに向かってぶらぶら歩いていると、どこか南洋の島を思わせるカフェが目に入った。開放的で入り口の雰囲気は、軽井沢というより南のリゾートムード。「カフェイーナ」という看板。女性客が多い。「うまい店には女が集まる」というグルメの法則が頭をよぎった。午後3時過ぎ。おやつの時間である。

         カフェイーナ① 
         軽井沢の別世界

ふとメニューボード(黒板)を見ると、写真付きで「アサイーボウル」とポルトガル語で書いてあった。アサイーとはブラジル原産のヤシ科の木で、その果実はブルーベリーに似ていて、中に含まれるポリフェノールとアントシアニンの量がブルーベリーをはるかに超えるという。その実を潰してベースト状にして、季節の果物をどっさりと乗せる。ブラジル版フルーツポンチみたいなもののようだ。そのあまりにカーニバル的な、カラフルな写真は村長のグルメ心をギュッとつかんだ。即決。村民2号はオーガニックコーヒーに吸い寄せられた。頭の中でサンバが流れ始める。

         カフェイーナ② 
         アサイーボウルって何だ?

カウンターにはイケメン店長とブラジル人の女性。それにイケメンスタッフというメンバー構成。怪しいウマズイめんくい村一行約2人は、カウンターとテーブル席を抜けて、外のテラス席に腰を下ろした。南米かハワイのリゾート地のような雰囲気。軽井沢の中のブラジル。村長は「アサイーボール」(840円)を注文してから、「マテ茶」(525円)も追加、食い過ぎ中の村民2号は「コーヒー」(525円)のみ。

         カフェイーナ③ 
         まずはマテ茶で待て

「ここはブラジル風リゾートカフェね。スパーシーなメニューも多い。スイーツもそろっている。それにイケメンとくれば、女性が集まるはずよ。私も気に入っちゃった」
「東京五輪も決まったし、その前の2016年はブラジル五輪。めでたい。これは何かの縁かもしれん。アサイーボウルで祝宴といこう」

         カフェイーナ⑤ 
         どんぶりにフルーツ
         カフェイーナ⑥ 
         アミーゴ!

ドロリとした、やや苦みのある南米の健康茶「マテ茶」を飲みながら、そんな浮いた話をしていると、メーンの「アサイーボウル」がやってきた。おおおっ。白い磁器の器(ボウル)に色鮮やかなフルーツがどっさり。バナナの輪切り、ぶどう、キウイ、プラムのようなもの、さらに赤いラズベリーのドライフルーツが降りかかっていた。その下には紫色のアサイーがペースト状でたっぷりと控えていた。まるで、ブラジルー東京にかかる虹の架け橋のような色合い。

         カフェイーナ⑦ 
         これがアサイー

まずひと口。アサイーはまるでカスピ海ヨーグルトのような食感。濃厚で甘酸っぱい。フルーツは季節のフルーツを使っているそうで、アサイーと一緒に口に運ぶと、体中がきれいになっていくよう。村長は初めてだが、なぜか初めてのような気がしない。この果実味と懐かしさは何だろう?イケメンマスターに聞いてみた。

          カフェイーナ⑧ 
          どろりの美味

「ヨーグルトが入っている?」
「食感は似てますが、全然入っていないんですよ。アサイーはブラジルから取り寄せてます。果実の5パーセントくらいしか使えない貴重な果物なんですよ。それをペースト状にしてます。豆乳も入れていますが」
ほのかに豆乳・・・。これはブラジルと日本のスイーツにおける結婚ではないか。めでたい。

「軽井沢でブラジルと出会えるなんて。五輪の縁かもね。アサイーボウルは小さなドンブリくらいの量で、何よりもヘルシーで結構いい味だったわ。値段は安くないけど」
「来年はブラジルに行って、サッカーW杯を観たくなってきたよ。で、本場のアサイーボウルも楽しむ。いいアイデアだ」
「アサイー考え。その瞬間、ウマズイめんくい村が破産しちゃうわよ」
「・・・・・」


本日の大金言。

日本とブラジルの縁は深い。かつては日本が貧しく、ブラジルへと移民する時代もあった。その先人の苦労を思うと、ブラジルー東京の五輪リレーは感慨深い。




                    カフェイーナ⑨ 
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プロフィール

赤羽彦作村長

Author:赤羽彦作村長
あの!エンターテインメント新聞で記者、デスク、編集プロデューサーとして活躍。思うところあって、原発で揺れるヤポネシアを辺境から見つめ直すべく、イカダを組み、オンボロ旗を揚げ、組織を脱出。荒海に乗り出す。「B級うまいものの宝島」を目指して、櫂をガタガタと漕ぎ出すことにした。一か八か泥船となるか、間違って宝船となるか?
特に麺類と和菓子にはうるさい。「舌の上から斜めに世界を見る」などとほざいている。はっきり言ってバカの3乗である。年齢不詳。乙女座、AB型。村民を募集している。

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