「幻のカレーパン」は幻だった?

3連休を祝して本日は特別バージョン。今週の深~いガッカリ編をお届けしよう。軽井沢の街をぶらぶら歩いていると、「三笠ホテルカレー」や「三笠ホテルカレーパン」のポスターをよく見かけた。「あの懐かしい味を再現しました」うんぬん。それが実に旨そうなのである。三笠ホテルは1906年(明治39年)純西洋建築のホテルとして軽井沢に誕生した。そこで出されるカレーは絶品で、伝説となっていたもの。約3年前、軽井沢のご当地グルメとして「三笠ホテルカレー」が再現され、TVなどメディアでも話題になった。

          カレーパン② 
          ああ幻のカレーパン

彦作村長はそのカレーを食べることはできなかったが、「カレーパン」はしっかりゲットした。幻のカレーパン、である。横川SAでのこと。黄色地に茶色の文字の旗がひるがえっていた。「三笠ホテルカレーパン」。クラシックなキッチンカーに心躍った。1個350円ナリ。むむむ。カレーパン好きの彦作村長だが、その値段の高さに少々驚いた。だが、すぐに思い直す。これはよほど凄い味なのだろう。その値段の高さが逆に期待感を膨らませたのだった。

          カレーパン③ 
          うーむの存在感

カレーパンはキッチンカーの中で温めているようで、コック姿の男性が、調理作業をしていた。白い紙袋に入った幻のカレーパンを受け取り、SAの中で賞味することにした。SAの中ではお茶も無料で飲める。三笠ホテルカレーパンは普通のカレーパンよりもひと回り大きく、こんがりとキツネ色に揚げられたパン生地はカリッとしていて、いい食感だった。だが、肝心のルーがあれっと拍子抜けするほど少なかった。ゴロッとした牛肉(信州牛?)だけという印象。カレーというより、牛肉のカレーまぶしのよう。その牛肉も肉汁感もしっとり感も感じられない。これは村長の味覚がおかしいのか?

         カレーパン④ 
         三笠の焼き印じゃ
         カレーパン⑤ 
         具が左側へ、右側は?

これが幻のカレーパンとは・・・。どうしてルーがこんなに少ないのか、実に不思議だった。街のパン屋さんでもカレーパンにはルーがきちんと入っている。戸惑うペリカン、じゃなかった彦作村長。パン生地はルーに反比例するかのようにボリュームが十二分にあり、フワッとしていていい食感である。だが、具の少ないカレーパンをどう考えればいいのか。小学生でもわかる算数・・・。発売元がわからないはずはない。

村長は、ひょっとしてこれは、「幻のカレーパンは幻だったんだよ」観光客にそう思い知らせるための高等戦術かもしれないぞ、と勘ぐった。現実は厳しいんだぞ。「軽井沢の鹿鳴館」と言われ、有島武郎など文豪や政財界人、外国人に愛された三笠ホテルの幻のカレー。それをパンで食べようなんて百年早い。もっと人生を修業してから来い。このカレーパンはそのための入場料みたいなもんだ。そうつぶやいている気がした。まさか? 村長は三笠カレーパンの食べ残しを傷心の思いでじっと見ながら、我が身の甘さを思い知らされるのだった。

          カレーパン⑧ 
          パン生地はうまかった


本日の大金言。

具の少ないカレーパンを好む人もいる。好みは千差万別。あまり期待を膨らませ過ぎると、実態が幻と化すこともある。


                     カレーパン⑨ 
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プロフィール

赤羽彦作村長

Author:赤羽彦作村長
あの!エンターテインメント新聞で記者、デスク、編集プロデューサーとして活躍。思うところあって、原発で揺れるヤポネシアを辺境から見つめ直すべく、イカダを組み、オンボロ旗を揚げ、組織を脱出。荒海に乗り出す。「B級うまいものの宝島」を目指して、櫂をガタガタと漕ぎ出すことにした。一か八か泥船となるか、間違って宝船となるか?
特に麺類と和菓子にはうるさい。「舌の上から斜めに世界を見る」などとほざいている。はっきり言ってバカの3乗である。年齢不詳。乙女座、AB型。村民を募集している。

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