オーガニックな満腹「ひよこ豆カレー」

 「オーガニック」とか「マクロビオティック」という文字を最近よく耳にするが、彦作村長はかつて週刊ポスト元編集長が主催していた「スローヘルス研究会」のメンバーだったこともあり、ちょっぴりかじった時期がある。食品の安全が脅かされている時代だからこそのトレンドだが、農薬や化学肥料、添加物を使った食材を極力排除して、有機栽培の作物を中心に据えている考え方は共通している。その「マクロ」系のライターから久しぶりにメールが入った。「三ノ輪に面白いパン屋さんがありますよ。女性客でいつも一杯です。村長のお好きな世界でしょ(笑い)」。

3時間後、彦作村長の怪しい姿が三ノ輪駅前の交差点に立っていた。ぎっくり腰とは思えない素早い身のこなし。明治通りを100メートルほど歩いた右手にに、その面白いパン屋さん「むぎわらい」があった。「ぱんや」と書かれた小さな看板と植物に覆われた入り口。そこだけオアシスのよう。村長流にいうと、三ノ輪のニューギニア。

          むぎわらい① 
          三ノ輪のオアシス?ニューギニア?

入るとすぐ左側がパン屋になっていて、天然酵母と国内産の小麦を使ったパン類が美味そうに並んでいた。スタッフは女性ばかりで、なぜか天然系の美人が多い。右手がカフェになっていて、カウンター席とテーブル席が4つほど。絵本に出てくるようなアンティークでウッディーな世界。村長はまたもお尻がムズムズしてきた。天然素材の石鹸の中に、間違って紛れ込んでしまった砂利のような気分。

          むぎわらい12 
          美味そうな天然酵母パンがズラリ
          むぎわらい② 
          1000円の満腹へ

客は確かに女性ばかりだった。時刻が午後2時を過ぎていたせいか、中高年と若い女性が4~5人がほど。内心の動揺に気づかれないように、村長はゆっくりと腰を下ろすと、メニューの中から「ひよこ豆のカレーセット」(1000円)を選んだ。「お肉や小麦粉を使わない自家製カレー」と書いてあったからだ。小麦を使わないカレー? そんなことが可能なのか?マズイに決まっている。値段が高いのは仕方がないとしても、それを確認するために食べる、というのもありだと思う。

         むぎわらい③
          バラエティーとボリューム
         むぎわらい⑧  
         主役はパンだ?

15分ほど待たされて、白い陶器皿に乗った「ひよこ豆のカレーセット」がやってきた。カレーを囲むように、5種類の天然酵母パンがなぜかトーストされ、マーガリンを塗られた姿で艶然と横たわっていた。いい風味が漂っている。サラダの他に玄米まで小さな山を作っている。この手の店は量が少なめと相場が決まっているのに、この炭水化物系の圧倒的なボリュームは何だ?

          むぎわらい④ 
          ひよこ豆カレー

まずはスープ。自然なやさしい味で、この店のポリシーがわかる。ひよこ豆のカレーはひよこ豆がどっさりと入っていて、口に入れると、濃厚でスパイシーな辛みがじわじわと吹き上がってきた。小麦を使ってないとは思えないボソッとしたトロ味で、よく見るとトマト、タマネギ、人参、トモロコシ、雑穀類が入っていた。ひよこ豆の量が多すぎると思うが、予想よりイケた。

         むぎわらい⑤ 
         パンでひと口
         むぎわらい⑨ 
         玄米でふた口
         むぎわらい⑥ 
         クルミ入りパンの美味

天然酵母パンのうまさには正直に感心した。トーストしてあるので外側がパリッとしているのは当然としても、中のしっかりとしたモチモチ感はこの店の人気の秘密でもあると思う。村長は特にクルミ入りのパンが気に入った。クルミが惜しげもなく入っている。カレーを付けて食べてもうまい。帰りにお土産で買っていこうっと。

パン5枚を食べ切った時点で、腹が一杯になってしまった。玄米はやや固めだが、ホクホクと炊かれていて、フツーに食べてもうまい。だが、半分まで食べて、無念のギブアップ。ボリュームがありすぎる。マクロビオティックで満腹になろうとは・・・。これで健康になるのか。村長はナイーブな胃袋が気になった。


本日の大金言。

オーガニックもマクロビオティックもコストが高い分、値段もやや高めになる。お金をかけないと健康を維持できない時代というのは、幸福なのか不幸な時代なのか。





                     むぎわらい10 
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

赤羽彦作村長

Author:赤羽彦作村長
あの!エンターテインメント新聞で記者、デスク、編集プロデューサーとして活躍。思うところあって、原発で揺れるヤポネシアを辺境から見つめ直すべく、イカダを組み、オンボロ旗を揚げ、組織を脱出。荒海に乗り出す。「B級うまいものの宝島」を目指して、櫂をガタガタと漕ぎ出すことにした。一か八か泥船となるか、間違って宝船となるか?
特に麺類と和菓子にはうるさい。「舌の上から斜めに世界を見る」などとほざいている。はっきり言ってバカの3乗である。年齢不詳。乙女座、AB型。村民を募集している。

最新記事
カテゴリ
彦作のつぶやき
最新コメント
月別アーカイブ
カレンダー
10 | 2017/11 | 12
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 - -
最新トラックバック
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR