「宇都宮餃子ドッグ」と「ジャズまん」

 餃子の街・宇都宮はジャズの街でもある。渡辺貞夫の出身地なのだから、それは当然としても、餃子とジャズ。チャーリー・パーカーが餃子を食っている姿は想像できない。サラ・ボーンが歌の合い間に餃子を食べている姿も想像できない。よく考えると、あり得ない二つの概念だが、元々ジャズが西洋楽器と黒人ブルースの融合から始まったことから考えると、これもアリかもしれない。ジャズの世界においてはあり得ないことが起きても不思議はない。

         上河内 
         あり得ない展開

そのフツーならあり得ないB級のコラボを東北道・上河内SA(下り)で見つけた。餃子の名店「豚嘻嘻(とんきっき)」の経営母体フタバ食品のコーナーの一郭。「宇都宮餃子ドッグ」(350円)と「ジャズまん」(150円)が突如、流し目を送ってきた。方や20センチはあろうかというホットドッグ型の白い蒸しまんじゅう。方や10センチほどの丸い茶色の蒸しまんじゅう。こんなところで味なジャムセッションをしてたとは、珍しもの好きの村長もオッたまげた。

          上河内④ 
          デカさとクール
          上河内⑥ 
          とんきっきの餃子が・・・

一体どのような味なのか、すぐにゲットした。合計500円のランチ。蒸かし立ての「宇都宮ドッグ」は目の前で見ると、そのデカさが実感できる。真ん中で割ってみる。ふわふわした肉まんじゅうのような分厚い生地の中から餃子の具が現れた。「豚嘻嘻の餃子」の具と同じものだそうで、豚肉、白菜、ニラ、キャベツなどがこじんまりと納まっていた。生地が巨大すぎて、具が少ないように見えた。食感は肉まんとほぼ同じ。具がもう少し欲しいところだが、食べてみると、具のジューシーさが見た目以上にあり、悪くない。醤油と酢とラー油(あるいはマスタード)を付けてくれるともっといいと思うのだが。少々残念。

          上河内⑨ 
          ジャジーやでぇ
          上河内10 
          ピリ辛どす

次に「ジャズまん」へ。村長はこちらの方が気に入った。表面に「JAZZ]と焼き文字が押されているのがクール。真ん中で割ると、中から地場産の小松菜と少々の牛肉、それに白いプルルンとしたものが現れた。この白いぷるるんの正体はホワイトソース。チリソースで炒められた具はピリッと辛い。それをホワイトソースがまろやかに調和する。ディジー・ガレスピとビル・エバンスのB級グルメにおけるセッションかァ? 生地も餃子ドッグよりも弾力がある。150円というお代も健気である。

お茶は無料サービスのものを利用。ワンコインでそれなりの満腹感を覚えながら、ジャズの精神がここまで及んでいることに天国のマイルス・デイビスはどう思っているのか、少々気になった。



本日の大金言。

B級からすべてが始まる。A級よりも未来がある。むろん滑り落ちることもある。



                     上河内11
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プロフィール

赤羽彦作村長

Author:赤羽彦作村長
あの!エンターテインメント新聞で記者、デスク、編集プロデューサーとして活躍。思うところあって、原発で揺れるヤポネシアを辺境から見つめ直すべく、イカダを組み、オンボロ旗を揚げ、組織を脱出。荒海に乗り出す。「B級うまいものの宝島」を目指して、櫂をガタガタと漕ぎ出すことにした。一か八か泥船となるか、間違って宝船となるか?
特に麺類と和菓子にはうるさい。「舌の上から斜めに世界を見る」などとほざいている。はっきり言ってバカの3乗である。年齢不詳。乙女座、AB型。村民を募集している。

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