プラットホームの中華そば屋
東京スカイツリーライン、というより東武伊勢崎線と呼んだ方がなじむ西新井駅。関東厄除け三大師の一つ西新井大師を擁したこの駅のプラットホームに1969年(昭和44年)創業の立ち食いラーメン屋がある。立ち食いそばはいくらでもあるが、40年以上の歴史を持つ立ち食いラーメン専門は少ない。
プラットホームの立ち食いラーメン
彦作村長は宮仕え時代に帰宅ラッシュの車内から時々このラーメン屋をながめていた。サラリーマンや競馬新聞を持ったオッサンなどが旨そうにラーメンをすすっていた。北千住の帰り、ふと立ち寄ってみたくなった。下り3、4番線の暗いプラットホームに途中下車。白地の電光看板にピンクの文字で「らーめん」という文字が浮かんでいた。その右上に小さく「西新井」。オッサンや30代くらいの職業不明の若い男、それにかなり年配のおばさんがラーメンをすすっていた。村長の好きな世界。
老舗の味わい
「カレーライス」にもひかれたが、自販機で「ラーメン」(450円)を押し、食券を渡す。社員食堂のおばさんのような女性が3人でフル回転していた。大きな湯鍋から平ザルで麺を湯切りする姿は堂に入っている。5~6分ほどで「ラーメン」がひょいと置かれた。ラーメンと言うより懐かしい東京の中華そば。ドンブリも正統派の東京ラーメンどんぶりである。湯気とともに懐かしいいい匂いが立ち上る。
東京の中華そば!
少し縮れた細麺
醤油ベースのスープは濃いめの色。黄色い細麵がその下に控えている。ナルト、チャーシュー、ワカメ、刻みネギがいい彩りで配置されている。できればワカメでなくホウレンソウで、四角い海苔とゆで卵の輪切りが乗っかっていたら、村長は恍惚オヤジになるのだが、ぜいたくを言っている場合ではない。
しっかりしたチャーシュー
スープは少なめだが、一口すすってみると、実にまろやかな味わい。見た目の濃さとのギャップが心地いい。細麺はやや縮れてはいるがほとんどストレート麵で、コシもいい具合にある。チャーシュー、ナルトも旨いにはうまいが、メチャウマというわけではない。だが、風情という隠し味がある。これが絶妙なのだ。昭和40年代からそのままタイムマシンでひょいと出前されたような味わい。過去から「オメーン一本!」取られた感じ。あっという間にスープまで完飲みしてしまった。じんわり感とほどよいボリューム。
つい最近、50円値上げしたようだが、それでもラーメン一杯450円という価格はありがたい。ちょうどいい腹加減で、下り電車を待つ。妙齢の女性が歩いてきた。ラーメン一杯のドラマが始まる・・・はずはない。バカ者め。
本日の大金言。
プラットホームには乗降客の数の分のドラマがある。そこにラーメンのドラマだってあるはず。半沢直樹よりもラーメン好きの小池さん。

プラットホームの立ち食いラーメン
彦作村長は宮仕え時代に帰宅ラッシュの車内から時々このラーメン屋をながめていた。サラリーマンや競馬新聞を持ったオッサンなどが旨そうにラーメンをすすっていた。北千住の帰り、ふと立ち寄ってみたくなった。下り3、4番線の暗いプラットホームに途中下車。白地の電光看板にピンクの文字で「らーめん」という文字が浮かんでいた。その右上に小さく「西新井」。オッサンや30代くらいの職業不明の若い男、それにかなり年配のおばさんがラーメンをすすっていた。村長の好きな世界。

老舗の味わい
「カレーライス」にもひかれたが、自販機で「ラーメン」(450円)を押し、食券を渡す。社員食堂のおばさんのような女性が3人でフル回転していた。大きな湯鍋から平ザルで麺を湯切りする姿は堂に入っている。5~6分ほどで「ラーメン」がひょいと置かれた。ラーメンと言うより懐かしい東京の中華そば。ドンブリも正統派の東京ラーメンどんぶりである。湯気とともに懐かしいいい匂いが立ち上る。

東京の中華そば!

少し縮れた細麺
醤油ベースのスープは濃いめの色。黄色い細麵がその下に控えている。ナルト、チャーシュー、ワカメ、刻みネギがいい彩りで配置されている。できればワカメでなくホウレンソウで、四角い海苔とゆで卵の輪切りが乗っかっていたら、村長は恍惚オヤジになるのだが、ぜいたくを言っている場合ではない。

しっかりしたチャーシュー
スープは少なめだが、一口すすってみると、実にまろやかな味わい。見た目の濃さとのギャップが心地いい。細麺はやや縮れてはいるがほとんどストレート麵で、コシもいい具合にある。チャーシュー、ナルトも旨いにはうまいが、メチャウマというわけではない。だが、風情という隠し味がある。これが絶妙なのだ。昭和40年代からそのままタイムマシンでひょいと出前されたような味わい。過去から「オメーン一本!」取られた感じ。あっという間にスープまで完飲みしてしまった。じんわり感とほどよいボリューム。
つい最近、50円値上げしたようだが、それでもラーメン一杯450円という価格はありがたい。ちょうどいい腹加減で、下り電車を待つ。妙齢の女性が歩いてきた。ラーメン一杯のドラマが始まる・・・はずはない。バカ者め。
本日の大金言。
プラットホームには乗降客の数の分のドラマがある。そこにラーメンのドラマだってあるはず。半沢直樹よりもラーメン好きの小池さん。

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