老舗の「すき焼コロッケ」と「メンチ」

 「人形町今半」はエンターテインメント新聞社時代に何度か行ったが、ウマズイめんくい村の村長に就任してからは、村の財政事情もあり、敷居が高くなってしまった。久しぶりにミーティングのついでに、人形町・水天宮界隈をブラブラ歩いていると、ベンガラ壁の今半惣菜店が見えてきた。そうか、この手があった。飛び込むと、旨そうな揚げ立てのコロッケやメンチカツが数種類「ま、ご隠居、おいでなさい」とつぶやいていた。

         人形町今半⑤ 
         人形町今半のお惣菜

老舗「人形町今半」の味を安く楽しむ。彦作村長は、「人気ナンバー1 すき焼コロッケ」(1個140円)と「人気ナンバー2 自家製メンチカツ」(1個220円)を2個ずつ頼んだ。夕方になると売り切れになることもあるほど、この老舗の黒毛和牛を使ったコロッケとメンチファンも多い。

         人形町今半④  
         すき焼コロッケの誘惑
         人形町今半③ 
         自家製メンチカツの誘惑

村長はミーティングを終え、ウマズイめんくい村に戻ってから、賞味することに。村民2号が純米酒を用意して待っていた。
「村長ったら、最近メンチとコロッケにハマっているのね。この前は浅草メンチ、今日は人形町のメンチとコロッケ。稼ぎが少ないからって芸がないわね」
「無礼者め。人形町今半のすき焼コロッケと自家製メンチだぞ。あまり宣伝していないが、あのすき焼きの割下で味付けしているのだ。黒毛和牛のひき肉だって入っている。まがい物じゃないぞ。添加物なども加えていない。すべてがさり気ない。これが老舗の凄みなのだよ。ギャアギャア宣伝するどこかのものとはわけが違う。目力を付けなきゃね」
「能書きはいいから、早く食べましょ」

         今半④ 
         ま、食べておくんなさい

買ってから時間が経っていたので、オーブンで5分ほど温める。「吉祥寺 肉のさとう」のものより、どちらもデカい。それが揚げ立てのように、こんがり感といい匂いを放っていた。メンチの方がほんの少し大きい。まずは、「すき焼コロッケ」を賞味した。真ん中で切ると、中は飴色で、それが今半の割下であることがわかった。男爵イモと黒毛和牛の細かいミンチ、それにネギも入っているようだ。サクッとしたコロモとすき焼きの薄味がいい具合に調和している。

         今半⑥ 
         すき焼コロッケの断面

「美味いわ。油々してなくて、くどくもない。すき焼コロッケなんて、今半だからできるのよ」
「次はメンチに行ってみよう」

         メンチ④ 
         メンチの圧倒

自家製メンチは黒毛和牛とやまと豚の合挽きを使用しているそう。それにタマネギ。真ん中で割ると、絶妙な肉感が「これでもか」とガブリ寄りしてくるよう。塩と砂糖のシンプルな薄味。それが、このメンチの旨さを引きたてている。
「吉祥寺さとうのメンチに全然負けていない。私的にはすき焼コロッケの方が好みだけど、これも悪くない」
「村長を見直した?」
「今半ですき焼きをごちそうしてくれたら、ね。ま、もう永久にその日は来ないだろうけど」
「・・・・・・」


本日の大金言。

たかがコロッケ、たかがメンチ。だが、そこに老舗のプライドが隠し味としてさり気なく入っている。老舗でもいろいろあるが。





                 メンチ③ 



 
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

赤羽彦作村長

Author:赤羽彦作村長
あの!エンターテインメント新聞で記者、デスク、編集プロデューサーとして活躍。思うところあって、原発で揺れるヤポネシアを辺境から見つめ直すべく、イカダを組み、オンボロ旗を揚げ、組織を脱出。荒海に乗り出す。「B級うまいものの宝島」を目指して、櫂をガタガタと漕ぎ出すことにした。一か八か泥船となるか、間違って宝船となるか?
特に麺類と和菓子にはうるさい。「舌の上から斜めに世界を見る」などとほざいている。はっきり言ってバカの3乗である。年齢不詳。乙女座、AB型。村民を募集している。

最新記事
カテゴリ
彦作のつぶやき
最新コメント
月別アーカイブ
カレンダー
08 | 2017/09 | 10
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
最新トラックバック
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR