アメ横裏通りの初春「海鮮丼」

 酔っぱらっているうちに平成26年ウマ年がスタートしてしまった。早いものでもう3日です。今年も元気にヨタヨタと食べ歩きに東奔西走する決意です。遅ればせながら、本年もどうぞよろしく。

たまたま京都にお住いのグルメ仙人から印象深いメッセージが届きました。いい内容なので、ブログキング渓流斎先生を真似て、今回だけ特別に、ご本人の了解なしで、さわりだけお伝えいたします。座禅中の渓流斎先生もきっと深く頷かれると思います。

「多くの人は気づいていませんが、日本は大変な時代に突入する、新年だと思います。(中略)20代、30代と、その子供の世代は、やりたくないはずの戦争にかかわり合いを持つことになる世相が遠からずやってきます。これは今の大人がしっかり政治を監視せず、いつまでも”経済成長信奉者”で”足るを知る”ことを知らないからです」

足るを知ることを知らない。うーむ、いつもながら名言だ。銀の座布団一枚。ウマズイめんくい村の本年の戒めにいただき、です。

            魚万歳① 
            白エビもあるでよ

さてさて、本年は日本のB級市場のメッカ・上野アメ横の裏通りからスタートすることに致します。人の行く裏に花あり花の山。混雑するアメ横を避け、その裏通りの散策を楽しむことにした。上野駅を出て、丸井の横「上野御徒町中央通り」に入ったところで、彦作村長の目がピカリと光った。「富山湾直送鮮魚の海鮮丼」というメニュー板。「富山湾直送」の看板を掲げた「魚万歳(さかなばんざい)」という店だった。市場スタイルのラブリーな女性スタッフの姿がちらりと見えた。B級の竜宮城ではないか?

            魚万歳14 
            むむむ

1階がカウンターと立ち飲みで、地下がテーブル席という構成。村長は迷うことなく、1階へ。よく言えば富山湾の魚市場の匂いのする造り、悪く言えばドラマのセットのような雰囲気。村長は5人ほどしか座れないカウンターに腰を下ろした。「海鮮丼」(790円)を注文。ついでに富山の名物「イカ墨作り」(400円)と地酒「銀盤」(400円)も頼むことにした。奥の調理場には中年の板前の姿が見えた。

            魚万歳④ 
            イカ墨作りで一杯
            魚万歳⑤ 
            海鮮丼の登場

まずはイカ墨作りで一杯。本場のイカ墨作りが食べれるとは・・・こいつァは春から縁起がいいや。スルメイカを肝と墨と酒で発酵させた真っ黒なイカ墨作りは、塩辛よりも独特の風味と甘みがあり、日本酒の肴によく合う。スミに置けない墨作り。7~8分ほどして、女性スタッフが「海鮮丼」を持ってきたまさに魚市場のドンブリめし。聞くと、「魚は富山の魚市場から直送したもので、その日によって、中身が違うんですよ。今日はシロガツオ、ヒラマサ、アオリイカです。すべて天然物です」。年末の正月も休みなしだという。

            魚万歳⑥ 
            わさび醤油をたらーり

シロガツオとは、富山湾の血合いが少ないカツオで、ヒラマサもアオリイカも高級魚として知られている。色味で鮮度のよさはわかる。全体のボリュームはさほどではないが、790円という値段を考えると、まずまず。ご飯は富山産のコシヒカリの酢めし。わさびを醤油で溶いて、さっと上からかけて、かっ込む。シロガツオもヒラマサも鮮度のいいあっさりとした甘み。アオリイカが特に旨かった。もっちりとした甘み。富山湾の海底から美味の使者となって、2014年の口中に広がっていく。ご飯の量も少なめ。ガッツリ系にはちょっと物足りないかもしれないが、村長にはちょうどいい。

            魚万歳10 
            富山湾のシロガツオ
            魚万歳⑦ 
            ヒラマサさま
            魚万歳⑨ 
            アオリイカとコシヒカリ

足るを知る海鮮どんぶり。めでたさも中くらいなりおらが春。まだオープンして4が月ちょっとだそう。店全体に初々しさがあり、一所懸命さが伝わってくる。案外、上野の新しいB級グルメの星になるかもしれないぞ。


本日の大金言。

行列の有名店より、未来の店。B級グルメの激戦区、上野周辺には新しい店がどんどんできている。むろんその陰で潰れる店も。メディアの情報より自分の舌で。今年も肝に銘じたい。



                      魚万歳13 



 
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赤羽彦作村長

Author:赤羽彦作村長
あの!エンターテインメント新聞で記者、デスク、編集プロデューサーとして活躍。思うところあって、原発で揺れるヤポネシアを辺境から見つめ直すべく、イカダを組み、オンボロ旗を揚げ、組織を脱出。荒海に乗り出す。「B級うまいものの宝島」を目指して、櫂をガタガタと漕ぎ出すことにした。一か八か泥船となるか、間違って宝船となるか?
特に麺類と和菓子にはうるさい。「舌の上から斜めに世界を見る」などとほざいている。はっきり言ってバカの3乗である。年齢不詳。乙女座、AB型。村民を募集している。

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