ラーメンの街・佐野の味噌まんじゅう

今回は、ラーメンの街・佐野で見つけた隠れ逸品「味噌まんじゅう」について。エンターテインメント新聞社時代に、彦作村長は、暇を見つけては東京・有楽町駅前にある交通会館1階の「むらからまちから館」をよく覗いた。ここは全国各地の物産を扱っているアンテナショップで、毎月人気ランキングも付けていた。その時にいつも人気ベスト5以内にいたのが「新井屋の味噌まんじゅう」だった。「まんじゅうこわい」の彦作村長が頭の隅で気になっていた和スイーツだった。

            新井屋② 
            見事な和蔵

ポンコツ車で上州に行ったついでに国道50号を佐野市街で下りた。「新井屋の味噌まんじゅう」を賞味してみようと思ったからだ。2時間まで無料の駐車場に車を置いて、歩いて本町へと向かうと、例幣使街道沿いに、見事な蔵が見えてくる。それが「新井屋 本町店」だった。中に入ると、味噌まんじゅうは3種類(つぶしあん、こしあん、白あん)で、それぞれ1個84円だった。見た目は地味系。他に味噌プリンなどもある。創業は昭和4年(1929年)。味噌まんじゅうはその時からのもの。

            新井屋③ 
            隠れた逸品?

昭和4年といえば、ニューヨーク証券取引所で株価が大暴落、世界恐慌への引き金となった年でもある。芥川龍之介が「ぼんやりした不安」と書いて自殺したのは、その約2年前である。という前置きはさておき、世界も日本も騒然となり始めた頃に、新井屋の味噌まんじゅうは誕生した。

村長はあの司馬遼太郎が佐野の駐屯地で陸軍少尉として終戦を迎えたことを思い出しながら、味噌まんじゅうを3種類買い求めた。多分、司馬遼太郎もこの味噌まんじゅうを食べたかもしれない。ウマズイめんくい村に持ち帰って、品評会となった。

           新井屋③ 
           まんじゅうこわい?

まずはつぶしあんから、だね。味噌が皮に練り込まれていて、それが食べるといい風味となっている。味噌の主張はそれほど強くない。ほのかに味噌を感じるくらい。黒糖も加えた皮は薄くてしっとりしている。つぶしあんは北海道の物を使っていて、甘さは強すぎず弱すぎず。美味いまんじゅうだと思う。1個84円という値段もコスパ的にはいい」
「あんこが濃いのは黒糖を加えているからかな。塩加減も効いている。もう少し味噌の主張を出してもいいのでは。味噌好きの私としては、その辺が少し物足りない」

           新井屋④ 
           つぶしあん
           新井屋⑥ 
           こしあん

「そこは加減が難しいところだけど、村長は、こしあんの方が好みだな。こしあんはあっさりとしていて、きれいな余韻が残る。柏屋の薄皮饅頭と似ている」
「私は白あんが好み。やや濃いめの白あんで、味噌が入った皮との相性がいい。いっそのこと味噌あんにした方がいいのでは、と思うほどよ」

           新井屋⑨ 
           白あん

「全部食べ終わって、交通会館で人気が高いのはわかったよ。味噌まんじゅうが生まれた年はその後の歴史を考えると、大変な年だった。それでもこの味噌まんじゅうは残って、これからもきっと残るだろうな。安倍首相の発した言葉は多分残らない。それどころかいつか来た道をまた辿るきっかけを作った首相として、歴史に名をを残すかもしれないぞ」
「このところの一連の動きを見ていると、確かに心配ねえ・・・」
何ということだ。ミソのないオチになってしまった。


本日の大金言。

困った時は味噌まんじゅうを見る。皮とあんこ。そのバランス。メディアが伝える皮だけの政治家を選ぶと、あんこが見えなくなる。あんこのない皮だけの日本なんてまっぴら御免だ。





                        新井屋④
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プロフィール

赤羽彦作村長

Author:赤羽彦作村長
あの!エンターテインメント新聞で記者、デスク、編集プロデューサーとして活躍。思うところあって、原発で揺れるヤポネシアを辺境から見つめ直すべく、イカダを組み、オンボロ旗を揚げ、組織を脱出。荒海に乗り出す。「B級うまいものの宝島」を目指して、櫂をガタガタと漕ぎ出すことにした。一か八か泥船となるか、間違って宝船となるか?
特に麺類と和菓子にはうるさい。「舌の上から斜めに世界を見る」などとほざいている。はっきり言ってバカの3乗である。年齢不詳。乙女座、AB型。村民を募集している。

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