「鬼平江戸処PA」のきじ金丼

 ついに、とうとう・・・ウマズイめんくい村の怪しい一行は東北自動車道上り車線・羽生PA[鬼平江戸処」に立ち寄った。おったまげた。ここは埼玉・寄居の「星の王子様PA]に続く国内二つ目のテーマ型パーキングエリアとして、昨年12月19日にオープン。すべての施設が完成したのは今年3月に入ってからである。何度か立ち寄ろうとしたが、クルマと人でごった返ししていたので、へそ曲がりの村長は事態が落ち着くまで模様眺めしていたのである。

           羽生PA 
           ワンダーな世界

池波正太郎「鬼平犯科帳」の世界を再現したものという触れ込みで、江戸の料理屋が5軒、屋台が数軒ほどある。村長は「どうせチャチなもんだろうよ」とタカをくくっていたが、完成まで1年近くかけたというだけあって、一瞬江戸の昔にタイムスリップしたような錯覚に陥ったほど。よくできた鬼平の世界。軍鶏(しゃも)鍋屋、そば屋、うなぎ屋などが鬼平というより池波正太郎ゆかりの味を再現しようとしている。

           羽生PA④ 
           日本橋、両国あたりを再現?

あれこれ迷った末、彦作村長は「うなぎ 忠八」を選んだ。ここは明治30年(1897年)創業の川魚問屋「鯉平」の直営店。数人の職人さんが鮮やかな手つきで国産うなぎを備長炭で焼いている。いい匂い。ここまで凝るなら、職人さんの髪形もちょんまげにしてほしい。券売機の行列に並ぶ。「うな丼」(1350円)、「うな重」(1980円)と視線が映った先に、「きじ金丼」(吸い物付き 780円)が「ようこそいらっしゃいました」とささやいた。うなぎ屋でうなぎを食べるのは当たり前、うなぎ屋でキジ焼き丼を食うことこそが、B級うまずい道というものである。決まり、村民2号も「780円」という値段にもろ手を上げて追随した。

           羽生PA15 
           うなぎ屋の逸品?

呼び出しベルを持たされて、共用スペースで待つこと約10分。村民2号が黒いお盆で持ってきた。どうせなら看板娘が「お待ち―」と来てほしいのだが・・・。言えない言えない。黒塗りの幅広いドンブリに入った「きじ金丼」は鳥もも肉の甘辛焼きが4~5切れほど。一切れが結構大きい。さらに大葉で仕切られた横にはキンピラごぼうがどっかと盛られ、全体の真ん中には半熟卵が鎮座していた。その横にはニンニク辛味噌がちょこんと控えている。白ゴマもパラパラかかっている。よく考えられた構成で、見た目はマル。

           羽生PA⑥ 
           来たあ~

備長炭で焼いた鳥もも肉は、甘辛醤油だれでしっかりと味が付いていた。キンピラごぼうはやや甘めでやさしい味。

           羽生PA⑧ 
           うむむむ
           羽生PA11 
           キンピラの存在感
           羽生PA16  
           寄らば斬るぞ

「全体的に味が濃いめね。半熟玉子に絡めて食べると旨いわ」
鶏肉は青森産の地鶏を使っているそうで、これだけしっかり味が付いてるのは悪くない。でもキンピラはもっと辛い方がいいと思うな。辛味噌を付けると、ご飯がどんどん進む。全体的に上手くまとめたドンブリだな」
「ご飯は埼玉のブランド米・彩のかがやきよ。柔らかく炊いている。でも、ご飯の量は微妙ね。もう少し欲しい。私はキンピラはこのくらいの優しい味がいいわ」
「金丼の金はキンピラのキンかな」

           羽生PA10 
           ご飯の美味

「何よりもこの雰囲気がすごいわ。池波正太郎が生きていたら何というかしら
「シャイで本物しか認めない人だったから、チッと舌打ちするんじゃないか。呼び出しベルを持たされてじっと待っている池波正太郎を想像するのは難しい」
「そこがいい加減な村長とは違うところね。月とすっぽん、真珠と豚、龍とカナヘビ・・・それから・・・」
「もういいよ」
「福山雅治と猫ひろし、フォアグラとアン肝、ゴッホとゴホン、グッチとグッチ裕三・・・」
「・・・・・・」

本日の大金言。

パーキングエリアの進化には目を見張らされる。問題は価格。中身と価格の満足度が反比例してきたら、途端にそっぽを向かれる。



                      羽生PA14 

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赤羽彦作村長

Author:赤羽彦作村長
あの!エンターテインメント新聞で記者、デスク、編集プロデューサーとして活躍。思うところあって、原発で揺れるヤポネシアを辺境から見つめ直すべく、イカダを組み、オンボロ旗を揚げ、組織を脱出。荒海に乗り出す。「B級うまいものの宝島」を目指して、櫂をガタガタと漕ぎ出すことにした。一か八か泥船となるか、間違って宝船となるか?
特に麺類と和菓子にはうるさい。「舌の上から斜めに世界を見る」などとほざいている。はっきり言ってバカの3乗である。年齢不詳。乙女座、AB型。村民を募集している。

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