超人気店の濃厚つけ麺に挑む

 濃厚な豚骨魚介スープと極太麵という組み合わせは「六厘舎」が確立したスタイルだが、村長は、この手のカロリー過多ラーメンにはなるべく近づかないようにしている。だが、埼玉・鴻巣周辺をぷかぷかドライブ中に気になる店を見つけた。今にも崩れ落ちそうな古い建物の前に凄い行列ができていた。「中華そば・つけめん 次念序(じねんじょ)」と昭和レトロな看板が掲げられていた。店の佇まいが気になった。昭和レトロは演出か? 調べてみたら、埼玉の超人気店で、「六厘車」の暖簾分けであることもわかった。

           次念序① 
           昭和レトロの匂い(こちらは入り口)
           次念序1 
           こちらは出口

並ぶのが嫌いな村長は、日を改めて、平日の午後1時過ぎにポンコツ車を飛ばした。入り口と出口が別になっていて、入り口から入ると、がらんとした待合室があって、そこに券売機があり、5~6人のサラリーマンがスマホを見ながら呼ばれるのを待っていた。奥がL字のカウンター席で、10席ほどしかない。覗くと満杯だった。対面が厨房で、黒いTシャツ姿の男性2人が黙々とそれぞれの作業に没頭していた。

           次念序② 
           つけめんにしようっと

村長は定番の「つけめん」(300グラム750円)を選んだ。女性スタッフがやってきて、つけめんの食券を持っていった。ラーメン屋で待合室というスタイルは、何やら昔の遊郭の料理屋のようで、村長の胸がピコピコ高鳴った。5~6分で、「どうぞ」と呼ばれて、カウンターの端っこに案内された。

さらに15分ほど待っていると、極太麵が盛られた器とつけ汁が入った小どんぶりが旨そうな匂いとともにやってきた。茶色い極太麵は茹で上げてから冷水で締めたもの。これなら時間がかかるのも納得せざるを得ない。熱々のつけ汁は見るからに濃厚で、脂と焦げ茶の魚粉がまだら状に浮いていた。ざく切りのネギと小さなナルトが可憐に浮いている。その下に自家製チャーシューが数個ごろっと沈んでいた。

           次念序⑤ 
           定番のつけめん
           次念序12   
           自家製の極太麵
           次念序⑦  
            つけ汁とチャーシューの旨味

まずはひと口。自家製極太麵は野性的でコシがかなり強い。モチモチ感はあまり感じない。それをつけ汁に付けて食べると、最初のアタックは味の濃さ。これは体によくないかも、と思いながら箸を進めていくと、濃厚の奥から旨味がじゅわりと滲み出るように口中を支配し始めた。「ふん」が「ふむふむ」に変わりやがて、「うむむむ」に変わっていくのがわかった。豚骨・鶏がらベースで鯖節や煮干し、カツオ節などを長時間煮込んでいるそう。

           次念序⑨ 
           麺とよく絡む
           次念序10 
           飛び込みたい・・・

濃いが旨い。旨いが濃い。ほんのりと甘みとかすかな酸味が悪くない。極太麺との相性がとてもいい。チャーシューの存在感と海苔とメンマの存在感の無さ。あっという間に300グラムを平らげてから、スープ割りを頼む。これはくせになる味だな。遊郭の匂い。村長はこの店の人気の秘密がわかった気がした。


本日の大金言。

濃厚つけ汁と極太麵の組み合わせはある種のブームだが、そろそろ本物だけが残り、後は淘汰されていく時期に来ていると思う。



                      次念序11 





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赤羽彦作村長

Author:赤羽彦作村長
あの!エンターテインメント新聞で記者、デスク、編集プロデューサーとして活躍。思うところあって、原発で揺れるヤポネシアを辺境から見つめ直すべく、イカダを組み、オンボロ旗を揚げ、組織を脱出。荒海に乗り出す。「B級うまいものの宝島」を目指して、櫂をガタガタと漕ぎ出すことにした。一か八か泥船となるか、間違って宝船となるか?
特に麺類と和菓子にはうるさい。「舌の上から斜めに世界を見る」などとほざいている。はっきり言ってバカの3乗である。年齢不詳。乙女座、AB型。村民を募集している。

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