福中の「なすいためうどん」は訳ありの熟女

B級グルメの村長が「上を向いて歩こう」を口ずさみながら今回ワラジを脱いだのは、北埼玉のうどんの街・加須市内にある「福中」である。

福中 店舗


不動ヶ岡不動尊から旧図書館の方へぶらりと歩いて5分ほど、車一台がやっと通れるくらいの細い横道に入ると、左手の奥まったところに紺地に白抜きで「手打ちうどん 福中」と暖簾が下がっている。

加須市には「手打ちうどん会」という親睦団体があって24店ほどが加盟している。「久下屋脩兵衛」「子亀」など比較的有名店が加盟しているが、なぜか「福中」は加盟していない。
ところが、である。地元のうどん好きにこの「福中」が人気なのである

「なんつっても福中だっぺよー。
50年くらいの歴史しかないがよー、とにかくうめえんだ。土日なんか入れなくなることも多いよ。だまされたと思って、なすいためうどんを食ってみなよ」。
で、中に入ると、建て替えたのか、店内はこぎれいである。メニューは至ってシンプル。「うどん500円」「大盛り+100円」などと何品か書いてあるだけ「なすいためうどん 650円」を注文することに。

待つこと10分ほど。出てきたのはどんぶり二つ。ひとつはもりうどん、もう一つには温かいナスいため汁」が7、8分目くらいどーんとはいっている。無神経なくらい豪快である。
麺は太くて腰の強い加須うどんと比較すると、細身でつるっとしていて、ノドごしが実にいい。例えて言うと、訳ありの熟女と田舎家でしっぽり濡れているような気分。汁はダシがよく効いていてかなり甘めで、しかもコクがある。確かにこの味加減は病み付きになる。この甘めが合わない人もいるかもしれない。しかし、村長ははまってしまった。ダシ汁をついつい完飲みしてしまった。へそのあたりを中心に満足感がじんわりと広がる。

お代を払って外に出て、56歩歩いて振り返ると、暖簾の福中が「めでたさも 中くらいかな おらが春」とささやいているようだった。また、上がらせてもらうぜよ。

加須・福中うどん
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赤羽彦作村長

Author:赤羽彦作村長
あの!エンターテインメント新聞で記者、デスク、編集プロデューサーとして活躍。思うところあって、原発で揺れるヤポネシアを辺境から見つめ直すべく、イカダを組み、オンボロ旗を揚げ、組織を脱出。荒海に乗り出す。「B級うまいものの宝島」を目指して、櫂をガタガタと漕ぎ出すことにした。一か八か泥船となるか、間違って宝船となるか?
特に麺類と和菓子にはうるさい。「舌の上から斜めに世界を見る」などとほざいている。はっきり言ってバカの3乗である。年齢不詳。乙女座、AB型。村民を募集している。

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