モディリアーニと洋菓子

 新緑の中を箱根・強羅駅からバスでポーラ美術館へ。村民2号は何度か来たことがあるが、村長は初めて。ちょうど「モディリアーニを探して」を開催中で、実はモディリアーニ好きの村長にとっては今回の小旅行の楽しみの一つ。ポーラ美術館は想像以上のスケールで、白を基調にしたモダンな建物が気に入った。都内の美術館よりもゆっくり観れ、改めてモディリアーニの凄まじい足跡と天才を確認できた。

          ポーラ美術館① 
          ポーラ美術館(箱根)

2時間以上ほとんど立ったまま観歩いたので、館内にある「TUNE CAFE(チューンカフェ)」で甘味補給することにした。甘味中毒者のティータイム、である。入場する前から目を付けていた「モンブラン」と「ティラミス」。村長は迷った末に「ティラミス」(紅茶とセットで980円)を選び、村民2号は迷うことなく「モンブラン」(コーヒーとセットで980円)を選んだ。

          ポーラ美術館1 
          チューンカフェ
          ポーラ美術館② 
          これこれ

広々としたカフェで、前方はガラス張りになっていて、そこに新緑の世界が広がっていた。それ自体が一つの作品のよう。美形のウエートレスが白い磁器皿に乗った「ティラミス」と紅茶を運んできた。ティラミスはイタリア産のクリームチーズ、マスカルポーネが二層になっていて、エスプレッソを滲みこませたスポンジが合い間に挟んである。表面にはココアパウダーがかかり、夢のような生クリームと小枝のチョコレートがちょこんと乗っかっていた。

          ポーラ美術館⑥ 
          ティラミスさま
          ポーラ美術館⑤ 
          モンブランさま

以前ティラミスが大ブームになったとき、村長は、その濃厚で苦みのある大人のスイーツに舌を巻いた。「イタリア人はこんなものを食っているのか」と驚き、いつまでたっても苺ショートケーキ好きの我が身を嘆いたものだ。そのティラミスが目の前にある。

まずはひと口。濃厚な、ねっとりするような感触を想像したが、意外にもあっさりとした味わい。淡泊という言葉が浮かんだ。マスカルポーネ自体がほのかな酸味ときれいな味わいで、エスプレッソと洋酒を滲みこませたスポンジもしっとりしていて淡泊だった。ココアパウダーの風味とチョコレートがそこに混じり合う。これはこれで悪くない。モディリアーニの凝縮を観た後は、淡泊がいい。

          ポーラ美術館⑧ 
          むふふ
          ポーラ美術館⑨ 
          意外な淡泊

「モンブランの方が当たりだわ。栗の風味がとてもいい。第一、村長にティラミスの味がわかるわけがないでしょ。不二家のティラミスしか食べたことないくせに」
「ヤマザキのティラミスを食べたこともあるぞ」
「語る資格なし」
「・・・・・・・」


本日の大金言。

モディリアーニは35歳で死んだ。その2日後、恋人のジャンヌはモディリアーニとの子供を胎内に宿したまま、後を追うように自殺した。何という凄まじい人生だろう。



                       
ポーラ美術館10 




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プロフィール

赤羽彦作村長

Author:赤羽彦作村長
あの!エンターテインメント新聞で記者、デスク、編集プロデューサーとして活躍。思うところあって、原発で揺れるヤポネシアを辺境から見つめ直すべく、イカダを組み、オンボロ旗を揚げ、組織を脱出。荒海に乗り出す。「B級うまいものの宝島」を目指して、櫂をガタガタと漕ぎ出すことにした。一か八か泥船となるか、間違って宝船となるか?
特に麺類と和菓子にはうるさい。「舌の上から斜めに世界を見る」などとほざいている。はっきり言ってバカの3乗である。年齢不詳。乙女座、AB型。村民を募集している。

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