元箱根で「昔懐かしナポリタン」

 復元された箱根関所を通過。「江戸の昔なら足止めを食らって牢屋にぶちこまれてるよ」などと軽口をたたきながら、怪しいウマズイめんくい村一行は、元箱根箱根町まで杉木立の旧東海道を歩いた。目的はランチ。そばにするかトンカツにするか、あちこちの店を物色するが、ビビビとくるものがない。全体的に値段が高い。観光地とはいえ気にくわない。

          箱根関所  
          箱根関所

偶然にもロープウェーで見かけた浅田真央似の美女二人組の姿を見かけた。その二人組は旅慣れた様子で、イタリア国旗が翻る小さなイタリアンレストランに入って行くところだった。中心街から少し外れた場所。彼女たちが行くからには美味い店に違いない。それが「イタリア食堂 トンチーノ」だった。パスタ専門店。入り口でチェックすると、周辺の人気店と比較して値段もベラボーではない。

          トンチーノ② 
          ビビビ
          トンチーノ④  
          ビビビの確認

順番待ちが3~4人ほど。店内はダークブラウンの世界で、4人用テーブルが2つと2人用テーブルが一つだけ。家族経営なのか熟年夫婦と若いシェフの3人で切り盛りしていた。客は村長以外は女性ばかり。パスタのいい匂いが漂っている。村長はメニューの中から「昔懐かしナポリタン」(900円)を選んだ。村民2号は「ナスとバジルのトマトソース」(1000円)を頼んだ。

          トンチーノ③ 
          一番下の美味

せっかくなので「グラスワイン」を頼もうかと思ったら、「すいません、アルコール類は置いてないんです」とあんまりな言葉が返ってきた。イタリアンでワインが置いていない店は初体験。頭の中から白いハトが一羽逃げて行った。10分ほどで、食欲をそそる匂いとともに「昔懐かしナポリタン」がやってきた。

          トンチーノ1 
          昔懐かしナポリタン
           トンチーノ⑦ 
          湯気とともに


これが美味だった。「昔ながら」とうたうだけあって、濃厚なトマトケチャップがたっぷり入っていて、アルデンテのパスタとよく絡んでいた。ハム、タマネギ、ピーマンが「昔ながら」を盛り立てている。こってり感とガーリックの匂いがたまらない。トマトの甘酸っぱい酸味が心地いい。ボリュームもかなりある。ふと、粉チーズとタバスコが置いてないことに気付いた。こ、これはいかん。


          トンチーノ⑧  
          アルデンテ
          トンチーノ10 
          絶景かな

「ナスとバジルのトマトソースも丁寧に作られていて、とてもいい味。パスタ専門と言うだけあるわ。美女に引かれてきた甲斐があったわね」
「店も早く閉めるようだし、その徹底ぶりはある種好感。しかし、粉チーズとタバスコはぜひ置いてほしい。景観を損なっても置いてほしい。昔懐かしさが2割減になってしまうよ。それとグラスワインくらい・・・・」
「シャラップ! 居酒屋のレトロおじさん丸出しよ。みんなこっちを見てるわよ。ああ恥ずかしい」
「シャラップとは懐かしい」
「ずーっと懐かしがってれば」
「・・・・・・」


本日の大金言。

昔ながらのナポリタンを売り物にする店は最近増えている。日本のパスタ文化はナポリタンから始まった。日本独自のナポリタンに敬意を表したい。




                     箱根関所2 




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プロフィール

赤羽彦作村長

Author:赤羽彦作村長
あの!エンターテインメント新聞で記者、デスク、編集プロデューサーとして活躍。思うところあって、原発で揺れるヤポネシアを辺境から見つめ直すべく、イカダを組み、オンボロ旗を揚げ、組織を脱出。荒海に乗り出す。「B級うまいものの宝島」を目指して、櫂をガタガタと漕ぎ出すことにした。一か八か泥船となるか、間違って宝船となるか?
特に麺類と和菓子にはうるさい。「舌の上から斜めに世界を見る」などとほざいている。はっきり言ってバカの3乗である。年齢不詳。乙女座、AB型。村民を募集している。

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