福井の伝説?「わらじカツ丼」を賞味

 花のお江戸で修業中のキオが代休を取って久しぶりに帰ってきたので、村長はこれ幸いと佐野プレミアムアウトレットに行くことにした。「夏のスーツが一つ足りない」というので、それを探すのが目的。村民2号もどさくさに紛れてTシャツを買おうと目論んでいる。だが、村長の真の目的は、「越前食堂」の名物「わらじカツ丼」である。あの福井のヨーロッパ軒の元祖ソースかつ丼の流れを汲む「わらじカツ丼」。前々から目を付けていたもの。

          越前食堂① 
          タイムスリップ(越前食堂)

「越前食堂」はこの佐野プレミアムアウトレットにしかない。店構えは昭和レトロ。まずは食べることから始まる。わらじのような巨大なトンカツがどんぶりを覆うように乗っかっている写真を眺めながら、その「福井名物 わらじカツ丼」(800円)を頼んだ。キオは「ネギトロサーモン丼」(1000円)、村民2号は隣の「宮武讃岐うどん」を選んだ。

          越前食堂② 
          名物わらじカツ丼

フードコートなので、ベルを持たされて、テーブルでじっと待つ。パブロフの犬が3匹。10分ほどで呼ばれて、実物の「わらじカツ丼」とご対面。写真と同じように、わらじのようなトンカツが3枚、黒いどんぶりを覆っていた。まず、そのビジュアルに圧倒される。村長はこれまで会津、桐生、新潟などソースかつ丼のメッカを食べ歩いたが、この福井のソースかつ丼はそのいずれとも違った。キャベツは敷いていないし、パン粉も実に細かい。一枚一枚が巨大で、よく見ると、厚みがない。薄くてデカい。わらじとはよくネーミングしたと感心。

          越前食堂④ 
          ため息

ヨーロッパ軒のソースかつ丼とほとんど同じスタイル。肉は豚ロースで、オリジナルソースはウースターソースに味りんを加えたような甘さで、それがご飯の上にもほどよくかかっていた。パン粉が細かいためか、コロモはサクサクではなく、むしろ竜田揚げのような食感。肉の厚さはせいぜい3~5ミリくらい。

わらじのようなトンカツは肉も柔らかく、あっさり味で美味。3枚も食べると十分な満足感がある。ご飯が少ないので、ボリューム過多の会津ソースかつ丼のような満腹感はない。そのあたりは胃袋の大きさと好みの問題。みそ汁は普通。これだけのものをプレゼンスしているのに、ほんのちょっとしたものが足りない。お新香がない。丼ぶりには付き物だと思う。カツ!

          越前食堂⑤ 
          和辛子を付けてっと・・・
          越前食堂⑥ 
          薄さがたまらない
          越前食堂⑦ 
          ご飯とソースだれ
          越前食堂⑧ 
          完食まで残り2枚

「ネギトロサーモン丼の1000円はちょっと高いかな。美味いのはうまいけど」
と、このところ食べ物にうるさくなったキオ。
「讃岐うどんは天ぷらも入れて全部で600円よ。コスパは私が一番ね」
と、Tシャツ狙いの村民2号。
「さ、目的も達したし、帰ろうか」
村長がジョークを飛ばした。
その瞬間、毒矢が両側から飛んできた。スーツとTシャツの逆襲・・・。

本日の大金言。

ソースかつ丼の歴史は諸説ある。福井、長野駒ヶ根、会津、桐生、東京・・・それだけソースかつ丼が広がっているということになる。元祖より未来。





                       越前食堂⑨ 



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プロフィール

赤羽彦作村長

Author:赤羽彦作村長
あの!エンターテインメント新聞で記者、デスク、編集プロデューサーとして活躍。思うところあって、原発で揺れるヤポネシアを辺境から見つめ直すべく、イカダを組み、オンボロ旗を揚げ、組織を脱出。荒海に乗り出す。「B級うまいものの宝島」を目指して、櫂をガタガタと漕ぎ出すことにした。一か八か泥船となるか、間違って宝船となるか?
特に麺類と和菓子にはうるさい。「舌の上から斜めに世界を見る」などとほざいている。はっきり言ってバカの3乗である。年齢不詳。乙女座、AB型。村民を募集している。

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