ミスキック後の「銀だら煮魚定食」

 サッカーW杯の合間を縫って、埼玉・春日部をぷらぷら探索中のこと。「美味い魚を食べさせてくれる小さな食堂があるんですよ」という情報をつかんだ。教えてくれたのは、春日部の情報発信「ぷらっとかすかべ」の美人スタッフ。「ちらし丼が特に絶品です」と村長の好奇心をくすぐるセリフ。「有名ではないんですけど」という言葉にもくすぐられた。村長は、東口から歩いて5分ほどのその店へと急いだ。午後1時を過ぎていたからである。

           春日部1 
           隠れ名店か?(さか菜や食堂)
           さか菜や食堂 
           ちらし丼やーい

「和食処 さか菜や食堂」という店で、入り口には、ランチメニューがズラリと書かれた立て看板。入ると左手にカウンター席が5席ほど、その向こう側が厨房。それに4人用テーブル席が4つほど。近くのサラリーマンが3~4人ほど食事していた。客がそう多くないのがいい。テーブル席に座って、女性スタッフに「ちらし丼、ありますか?」と聞いたら、「すいません、売り切れてしまいました」というお返事。目の前から白いハトが消えて行った。

           さか菜や食堂② 
           シュート前

「今あるのは、煮魚定食だけです」。選択肢はない。「煮魚(銀だら)定食」(800円)を頼んだ。待っている間、女性スタッフと雑談。
「ちらし丼が美味いと聞いたんだけど、いつ来たら食えるの?」
「ちらし丼は限定3食なんです。すいません。すぐになくなってしまうんですよ」
ちらし丼も800円で、ほとんど開店と同時に売れてしまうそう。何という現実。村長のシュートは蹴る前から枠を外れてしまったようだ。

だが、やってきた「銀だら定食」を見て、そう失望することはないと思い直した。この店はもともとは魚屋だったそうで、約3年前に食堂として生まれ変わったとか。魚の仕入れ先は大宮市場。魚へのこだわりが見て取れる。年季の入った和帽子の板前(店主?)が、寡黙に仕事をしているという印象。

          さか菜や食堂④ 
          煮魚銀だら定食

銀だらは村長の好きな魚の一つで、その脂の旨味は垂涎ものである。北太平洋の深海で採れた銀だらは、焼いても煮ても美味い。「さかや菜食堂」の銀だらは、日本酒と醤油と砂糖・みりんの加減がいい。生姜の香りもほんのり。箸でつつくと、一枚一枚がはがれるように身を持ち崩す。その脂の乗った白い肌と旨みは悪くない。

          さか菜や食堂⑧ 
          た、たまらん!
          さか菜や食堂⑦ 
          身は崩れるためにある



だが、と村長は思う。ほうれん草とかゴボウが添えられていないのは寂しい。美味だが、やや彩り(色気)に欠けるというのが村長の率直な感想。ご飯は柔らかめでフツーの美味さ。ちらし丼をゴール前で外してしまった村長は、八分の満足で外に出た。ブラジルでゴールを外してしまった選手のその後が気になる。


本日の大金言。

ゴールを外しても人生は続く。ミスキックの後にどう態勢を立て直すかの方が重要だと思う。すべてはこれからだ。














                     春日部 





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プロフィール

赤羽彦作村長

Author:赤羽彦作村長
あの!エンターテインメント新聞で記者、デスク、編集プロデューサーとして活躍。思うところあって、原発で揺れるヤポネシアを辺境から見つめ直すべく、イカダを組み、オンボロ旗を揚げ、組織を脱出。荒海に乗り出す。「B級うまいものの宝島」を目指して、櫂をガタガタと漕ぎ出すことにした。一か八か泥船となるか、間違って宝船となるか?
特に麺類と和菓子にはうるさい。「舌の上から斜めに世界を見る」などとほざいている。はっきり言ってバカの3乗である。年齢不詳。乙女座、AB型。村民を募集している。

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