昭和レトロな「野菜スープカレー」

グランドパレスホテルで行われた 友人の経済ジャーナリストを忍ぶ会に出席した後、ぶらりと歩きたくなって、御茶ノ水方面へと向かった。赤ワインを4~5杯飲んだので、ほろ酔い。極楽とんぼが一匹。夕暮れ。神保町から駿河台の坂を上ると、「エチオピア」などの有名カレー店が軒を並べていた。その中の一軒が村長の目に止まった。ネオン文字で「スープカレー屋 鴻 オオドリー」わざとレトロに右から読ませているのが渋い。

          オードリー① 
          上海ではありません

「スープカレー」は数年前、東京駅八重洲口の北海道アンテナショップで食べたくらいで、村長にとっては未開拓の分野。昭和モダンのレトロな店構え。ダイブすることにした。洋館のイメージの1階と中2階。BGMは1980年代のJポップが流れていた。場所柄なのかカップル客が多い。スープが2種類あって、「黒」は豚骨ベース、「赤」は国産鳥の手羽ベース。村長は「黒」を選び、メーンは「野菜」(800円)を注文した。辛さも4段階あり、選択できる。村長は「中辛ぐらいです」という一番辛くない「1」を選んだ。ちなみに「4」は「責任持ちません」の辛さだとか。

          オオドリー③ 
          黒か赤か?
          オオドリー④  
          一番安い「野菜」

10分ほどの待ち時間で、いい匂いとともに「野菜スープカレー」がやってきた。ライスの器も同じ形。黒っぽいスープカレーの中にデカいじゃがいも、人参、ナス、ブロッコリー、ピーマン、それにゆで卵がどかどか入っていた。むむむというビジュアル。
「この黒さは何?」
スタッフに聞いてみると、「焦がしタマネギの色です」とか。

          オオドリー⑦ 
          おぬし、できるのう

まずはスプーンですくってひと口。八重洲のアンテナショップで食べたスープカレーよりもこってり感があり、最初のアタックはタマネギと野菜を煮込んだスープのマイルドな甘み。その奥から旨みがにじみ出てくる。ベースの豚骨が効いているのだろう、五臓六腑にジワリとくる。その後からスパイシーな辛さが広がってくる。イケる。汗がひとすじ。

          オオドリー⑧  
          野菜がごろごろ

ライスは固めで、そこにスプーンでスープカレーをかけて口に運ぶと、絶妙と言いたくなる旨味で、よく考えると、イカ墨入りカレーのおじやみたいだが、ライスが固めに炊かれている分、食感がひと味違う。それが意外に合う。じゃがいもやニンジン、ナス、ブロッコリー、ピーマン、ゆで卵のデカさが北海道の大地を思わせるのも悪くない。鈴木宗男や松山千春が潜んでいるよう。イトーケースケも潜んでいるかもしれない。

          オオドリー12 
          ライスにカレースープを・・・
          オオドリー14 
          黒というより焦げ茶の旨味

スープカレーの量も十分で、800円というお代もこれなら納得できる。ここ数年で都内でも北海道にしかなかった「スープカレー」を出す店がかなり増えたが、村長は遅まきながら、その理由の一端を体感したのだった。


本日の大金言。

スープカレーは普通のカレーライスより割高。カレーライスやラーメンのような広がりはないだろうが、日本グルメ地図の中ですでに一角を占めている。



                        オオドリー15 

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プロフィール

赤羽彦作村長

Author:赤羽彦作村長
あの!エンターテインメント新聞で記者、デスク、編集プロデューサーとして活躍。思うところあって、原発で揺れるヤポネシアを辺境から見つめ直すべく、イカダを組み、オンボロ旗を揚げ、組織を脱出。荒海に乗り出す。「B級うまいものの宝島」を目指して、櫂をガタガタと漕ぎ出すことにした。一か八か泥船となるか、間違って宝船となるか?
特に麺類と和菓子にはうるさい。「舌の上から斜めに世界を見る」などとほざいている。はっきり言ってバカの3乗である。年齢不詳。乙女座、AB型。村民を募集している。

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