北千住中華屋の「冷し担担麺」

 秘密ペンクラブの打ち合わせの後、北千住で途中下車。「ゆうらいく」でジャズでも聞こうかと覗いてみると、「本日はお休みです」のお知らせ。お盆だから仕方がない。村長は軌道変更。東口に出て、美味い冷やし中華の店を探すことにした。粘りつくような夏の夜は冷し中華か冷やしたぬきに限る。

だが、今どきのラーメン屋には何故かちゃんとした冷やし中華が少ない。つけ麺ばかり。そうだ、「珍来」がある。東武スカイツリーライン(東武日光・伊勢崎線)で「珍来」を知らない奴はモグリだ、という噂があるほどの古い中華屋。草加や梅島、さらには近隣に店舗を増やしている。北千住店もその一つ。夜風に吹かれながら、村長は学園通りの「珍来」を目指した。

           珍来① 
           中華屋の冷やし中華
           珍来② 
           冷し担担麺!

裏さびれたネオンが心地いい。入り口で「冷し中華」と「冷し担担麺」のメニューに出くわす。ここで迷ってしまった。冷し担担麺のお姿にそそられてしまったからだ。奥のテーブル席に座って、「冷し担担麺」(850円)を頼むことにした。名物の餃子も付けようかと思ったが、予算の関係で我慢。

12~3分ほどで、ガラスの器に盛られた「冷し担担麺」が登場。千切りされたキュウリ、ナルト、錦糸卵、それにトマト。その真ん中頂上に辛味噌肉がどっかと乗っかっていた。タレはごま味噌ダレで、それが冷たい重厚な美味を予感させた。まずはひと口。麺は中太縮れ麺で、黄色みが強い。その麵が村長にはドンピシャだった。ゴワゴワとした歯触りの多加水麺で、「珍来」のオリジナル麺。それが辛みのあるごま味噌ダレによく絡む。酢の酸味も潜んでいる。濃いが美味。

           珍来④  
           当たりか?
           珍来⑤ 
           ハズレか?
           珍来⑥ 
           見る前に食え
           珍来⑧ 
           オリジナル麵の実力
           珍来⑨ 
           辛味噌肉の実力

キュウリ、錦糸卵、ナルトがややもすると濃厚な辛みを和らげる。麺を辛味噌肉とともに口中に運ぶと、冷たい至福感が広がる。「珍来」で「冷し担担麺」を食べるのは初めてだが、この満艦飾のような中華屋の実力を改めて知った気分。今どきのラーメン屋にはない、街の中華屋の料理人のワザ。あと100円安くしてくれたら、文句なし。何故かツマヨウジをくわえたくなる。大いなる満足感とともに外に出ると、ディープな毎日通り飲食店街へと自然に足が向かった。


本日の大金言。

メディアが伝える今どきのラーメン屋がすべてではない。古い、昔からある中華屋のラーメンに絶品が潜んでいることもある。



                          珍来10
 
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赤羽彦作村長

Author:赤羽彦作村長
あの!エンターテインメント新聞で記者、デスク、編集プロデューサーとして活躍。思うところあって、原発で揺れるヤポネシアを辺境から見つめ直すべく、イカダを組み、オンボロ旗を揚げ、組織を脱出。荒海に乗り出す。「B級うまいものの宝島」を目指して、櫂をガタガタと漕ぎ出すことにした。一か八か泥船となるか、間違って宝船となるか?
特に麺類と和菓子にはうるさい。「舌の上から斜めに世界を見る」などとほざいている。はっきり言ってバカの3乗である。年齢不詳。乙女座、AB型。村民を募集している。

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