老舗ジャズ喫茶のNYチーズケーキ

 ちょっとした会合に出席するために、久しぶりに東京・渋谷へ。約束の午後5時にはまだ1時間ほど時間があったので、桜ヶ丘のジャズ喫茶「メアリージェーン」へ。渋谷にはかつて百軒店に「スイング」や「ミンガス」などいいジャズ喫茶があり、さらには「ブラックホーク」「BYG」などロック色の強い店もあった。今ではほとんどが閉店してしまった。
          メアリージェーン① 
          ニューヨーク・マンハッタン?

「メアリージェーン」は1972年創業の老舗ジャズ喫茶で、ファンも多い。ランチやデザートにも力を入れ、若い客にも人気がある。渋谷に残る数少ないジャズスポット。NYにでもいるようなジャジーな入り口から2階へと階段を登る。ドアを開けると、ウッディーな室内にチック・コリアが流れていた。客は3人しかしない。二代目のマスターと女性が1人。奥が厨房になっているようだ。懐かしい世界。
                 メアリージェーン② 
         入り口の誘惑
                 メアリージェーン③ 
          天国への階段

村長はメニューの中に「チーズケーキ」の文字を見つけた。「エスプレッソコーヒー」とセットで1000円。村長のセンサーがビビビと反応した。チーズケーキはマンハッタンスタイルのチーズケーキだとわかった。マスターにそれを頼む。7~8分ほどで、まず「エスプレッソコーヒー」が登場。カップの底に少量のエスプレッソが沈んでいる。角砂糖を入れてかき混ぜてから飲む。ほのかな苦みと豊かな香り。まろやかさ。コーヒが苦手な村長でも美味いと思った。
          メアリージェーン④ 
          天国の誘惑
          メアリージェーン⑤ 
          本格的エスプレッソ
          メアリージェーン⑥ 
         香りと苦みとまろやかさ
          メアリージェーン⑦ 
        マンハッタンスタイルのチーズケーキ

少し遅れて「マンハッタンスタイル チーズケーキ」がやってきた。大きめで、ドッシリとした乳白色が可憐なクレソンをかしずかせて鎮座していた。これが美味だった。しぼりたての牛乳をそのまま固めたような素朴な味で、フォークを入れようとしても、少し力を入れないと固くて入らない。だが、口中に入れると、ほろほろと崩れ、溶けるように粘膜の奥へと消えていく。ほどよい甘みとまろやかな酸味。その濃厚な余韻。エスプレッソコーヒーがスタンリー・クラークのベースのようにそれを引き立てる。うむむうむむ。
          メアリージェーン⑧ 
          アーユーレディ?
          メアリージェーン10 
          素朴な圧倒
          メアリージェーン11 
          突きたてろ

「このチーズケーキは自家製ですか?」
マスターに聞いてみた。
「いえ、チーズケーキだけは特別に仕入れてます」
「マッハンタンから直行便で?」

マスターは苦笑しながら、「知人に頼んでるんですよ。チーズケーキの名人です」。チック・コリアのピアノがおバカな村長の疲れた脳にピンポイントで突き刺さってくる。セロトニンが流れ始める。バカが消えていく。天国まで3マイル・・・。


本日の大金言。

ジャズ喫茶が少なくなっていくのは寂しすぎる。都会の大人の隠れ場としても、さらに進化して生き残って欲しい。


                      メアリージェーン12 
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プロフィール

赤羽彦作村長

Author:赤羽彦作村長
あの!エンターテインメント新聞で記者、デスク、編集プロデューサーとして活躍。思うところあって、原発で揺れるヤポネシアを辺境から見つめ直すべく、イカダを組み、オンボロ旗を揚げ、組織を脱出。荒海に乗り出す。「B級うまいものの宝島」を目指して、櫂をガタガタと漕ぎ出すことにした。一か八か泥船となるか、間違って宝船となるか?
特に麺類と和菓子にはうるさい。「舌の上から斜めに世界を見る」などとほざいている。はっきり言ってバカの3乗である。年齢不詳。乙女座、AB型。村民を募集している。

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