噂の「立ち食いステーキ」の味

 最近お友達になったドン圭氏と東京・銀座へ。目的の一つが「銀座の立ち食いステーキ屋」。ドン圭氏は驚くべき食通で、テレビやネットに載っていない隠れ名店をあれこれ教えてくれる。その舌は確かで、彼が教えてくれた二つの店は、どちらもほとんど宣伝をしない地味な名店だった。
           ソニービル 
      午前11時過ぎ、銀座に到着!(ソニービル前)

そのドン圭氏がなぜか、今話題の「銀座の立ち食いステーキ屋をちょっくら覗いてみたい」と言ったのだ。その名も「いきなり! ステーキ」。好奇心では村長も負けないと思ったが、ドン圭氏の好奇心には敵わない。

「いきなり!ステーキ」は昨年12月、銀座4丁目に初出店。本格的なステーキを立ち食いで安く食わせてくれると、評判を呼び、その直後に銀座6丁目店がオープン。こちらも連日行列の店となっている。驚くべきことに、その後どんどん店舗を広げ、1年も経たないというのにFCチェーン店も入れて20店を超える一大立ち食いステーキ王国を作りつつある。NYへの進出も決定しているようだ。
                  いきなりステーキ1 
       「いきなり!ステーキ」銀座6丁目店
        
で、村長は第2号店に当たる「銀座6丁目店」に道案内した。銀座は村長の方がやや詳しいからだ。満を持して混み合う前の午前11時半に到着。派手ハデの看板。店内は約30人くらいは入れるくらいのスペース。ウッディーな色に統一された立ち食いのカウンターが数種類あり、正面奥がガラス張りの厨房。そこで白いコック帽にコック服姿の男性が3人、ステーキを焼いていた。肉が焼けるいい匂いが充満していた。
           いきなりステーキ④ 
           混み合う前に入る

一人前最低300グラムが基本。その後1グラム単位で注文できるというスタイル。ドン圭氏と相談。「ヒレ300グラム」(2400円)を一人前取って、それを半分づづ分けることにした。その後、銀座2丁目の蕎麦屋「流石(さすが)」にハシゴして「冷やかけ」を食べる予定になっていたからだ。「サラダ」(300円)は別々に頼んだ。一人当たり1500円なり。
           いきなりステーキ② 
           安いか高いか?

どんどん混んでくる。次第に身動きが取れなくなってきた。これはぎっくり腰には少々キツイ。15分ほど待たされて、鉄板に乗った300グラムのヒレステーキがじゅうじゅう音を立ててやってきた。厚さが4~5センチはありそう! うむむという圧倒的なボリューム。炭焼きの焦げ目。
           いきなりステーキ⑥ 
           うむという迫力で登場
           いきなりステーキ⑦ 
           この圧倒と本格

肉の素性を女性スタッフに聞いたら、「オーストラリア産の熟成肉です。あれっ、アメリカ産だったかな?」とか。ナイフで切り分けると、中から血の滴るようなレア肉が現れた。外側の焼き色と中の濃いローズ色のコントラストが見事だが、注文するときに「焼き加減」を聞かれていないことを思い出した。流行っているとはいえ、これはいささか気配り不足ではないか。
           いきなりステーキ⑧ 
           見事なレアが・・・
           いきなりステーキ12 
           ソースより塩
           いきなりステーキ13 
            柔らかいヒレ肉の旨味

だが、そのレアのヒレ肉は実に柔らかくて旨い。肉を食べている、という実感がビシビシくる。オーストラリア産?も捨てたものではない。ちなみにここでは黒毛和牛も注文できるが値段は高め。フライドガーリックとコーン、それにステーキの下に敷かれたタマネギも悪くない。だが、と村長は思った。サラダの鮮度にやや難点があるのではないか。
           いきなりステーキ10  
           ゆっくりしたいのう
           いきなりステーキ⑤ 
           サラダ

「これだけのステーキを安く食べれるのは肉好きにはパラダイスかも。でも、落ち着かないなあ。ここはペッパーランチと同じ会社の経営のようです。タイム・イズ・マネーの世界ということですね」
「うむ」
ドン圭氏は「うむ」と言ったまま、押し黙った。その胸の内は見えない。ビルの谷間の青空。怪しい二人組は次の「流石」に向かった。


本日の大金言。

本格ステーキと立ち食いを結びつけたアイデアは凄いと思う。だが、村長は昔、神田に立ち食いステーキ屋が存在していたことを知っている。資金力とビジネス展開の凄さ。その裏の危うさ。



                        いきなりステーキ2  



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赤羽彦作村長

Author:赤羽彦作村長
あの!エンターテインメント新聞で記者、デスク、編集プロデューサーとして活躍。思うところあって、原発で揺れるヤポネシアを辺境から見つめ直すべく、イカダを組み、オンボロ旗を揚げ、組織を脱出。荒海に乗り出す。「B級うまいものの宝島」を目指して、櫂をガタガタと漕ぎ出すことにした。一か八か泥船となるか、間違って宝船となるか?
特に麺類と和菓子にはうるさい。「舌の上から斜めに世界を見る」などとほざいている。はっきり言ってバカの3乗である。年齢不詳。乙女座、AB型。村民を募集している。

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