大人専用?下北沢のビストロランチ

 東京・下北沢は、村長にとって特別な場所。エンターテインメント新聞社時代にここに2年ほど暮らしていた。今回は久しぶりの下北沢で見つけたランチについて。
    
駅は大工事中で、待ち合わせ場所に困ったが、近くに住む娘のキオと何とか合流。「さて、シモキタをブラ歩きしながら、どこかでてランチと行こう」と衆議一決。だが、なかなか「これは?」という店に出会わない。数はあるのだが、昔知っていた店もなくなり、表面だけ賑々しい今どき流行の店がやたらと目につく。
           菜々亭3  
           ようやくめっけ!(東京・下北沢にて)

南口商店街を下りていき、お地蔵さまのところを右手の路地に入った。路地裏にいい店が潜んでいるかもしれない。ふと「おとなのワイン食堂」という看板が目に入った。「ビストロ 菜々亭」という南仏料理のレストラン。シモキタはガキの街だが、「そればかりではないぞ」という気配が漂ってきた。全員、ここにしようと意見一致。
           菜々亭 
           大人だって楽しみたい

時計を見ると、午後1時過ぎ。シモキタを1時間ほど歩き回ったことになる。雰囲気のあるドアを開けると、店主らしい人が出てきて「お時間がかかりますが、それでよろしければ」。店内には古いシャンソンが流れ、4人用テーブルが6つ、それに2人用テーブルが6つほど。ちょうど一組空いたところだった。「もちろん」と答えて、そのテーブルへ。

プリフィクスランチメニューの中から、一番安い「1500円コース」を選んだ。村民2号もキオも右に同じ。プリフィクスランチとはコースになっているランチで、メインは数種類から選べるというちょっとぜい沢なランチ。村長だけグラスワイン(赤500円)を追加注文。むふむふ。
           菜々亭① 
           安いか高いか

コースは「本日の小さなスープ」から始まって、「おまかせ前菜盛合わせ」、「オーガニック酵母の自家製パン」「コーヒー or 紅茶」で終わる。メーンディッシュは牛ハラミステーキなど5種類。マスターから「どれになさいますか?」と聞かれて、全員「牛ハラミステーキ!」。肉好きの村民2号とキオの勢いに、村長もつられてしまった。

15分ほどかかって小さなポタージュが登場、その後「おまかせ前菜盛合わせ」がやってきた。これが見事だった。特にかぼちゃのキッシュはトマトとベーコンがいいアクセントをつけていてまろやかな旨み。ラタトゥイユ、白インゲン豆の煮込み、鴨肉のハムもそれぞれいい味で、シェフの腕が確かなものだと思った。
           菜々亭② 
           ニンジンのポタージュ
           菜々亭④ 
           おまかせ前菜盛合せ
           菜々亭⑥ 
          かぼちゃのキッシュ

「オーガニック酵母の自家製パン」は表面がパリパリ、香ばしくて美味。やがて、メーンディッシュの「牛ハラミステーキ」がジュウジュウ音を立てるようにやってきた。ハラミとは内臓肉のこと。それが二つ、赤ワインの余韻を残したソースがたっぷりとかけられて、いい焼き色に仕上がっていた。予想よりもでかい。その横にジャガイモ、カリフラワーなど8種類の野菜が添えられていた。
           菜々亭⑧ 
           天然酵母の自家製パン
           菜々亭⑨ 
           牛ハラミステーキ!

ハラミステーキはミディアムに焼かれていてナイフで切ると、意外に弾力があり、噛むのに少々苦労したが、じんわりと旨味が歯の間から口中に広がってきた。黙々と食べる。村長はメーンは別のメニューにした方がよかったとやや後悔したが、2頭・・・じゃなかった2人の村民はきれいに平らげてから、満足げにそれぞれコーヒーと紅茶で余韻を楽しんでいる。
           菜々亭10 
           ま、ひと口

「今日は当たりね。1500円は安くはないけど、この内容だと満足よ」
「村長にこのステーキの味はわからないわよ。パリに行って焼きそばを食べるような人だから」
「前菜とグラスワインだけでよかったかもね」
「・・・・・」


本日の大金言。

シモキタのシンボルだった「ジャズ喫茶 マサコ」が閉店してから5年が経った。若者文化もどんどん変わっていく。大人だってやがて老人になる。














                        菜々亭11 



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プロフィール

赤羽彦作村長

Author:赤羽彦作村長
あの!エンターテインメント新聞で記者、デスク、編集プロデューサーとして活躍。思うところあって、原発で揺れるヤポネシアを辺境から見つめ直すべく、イカダを組み、オンボロ旗を揚げ、組織を脱出。荒海に乗り出す。「B級うまいものの宝島」を目指して、櫂をガタガタと漕ぎ出すことにした。一か八か泥船となるか、間違って宝船となるか?
特に麺類と和菓子にはうるさい。「舌の上から斜めに世界を見る」などとほざいている。はっきり言ってバカの3乗である。年齢不詳。乙女座、AB型。村民を募集している。

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