アトリエカフェの限定ハンバーガー

 「友人の画家ファミリーがカフェを始めたのよ。アトリエカフェって珍しいでしょ。ランチも始めたから、行ってみない?」
自分でも絵筆をとる村民2号が村長の耳元で囁いた。
「へえー、そりゃまた春からめでたい。スイーツもある?
「もちろんよ。チーズケーキとかアップルパイとか揃っててすべて自家製よ」
「あんこ類は?」
「自分の目で確かめたら?」
           オレンジベル 
       まさかの場所に・・・(埼玉・羽生市郊外)
           オレンジベル2 
           ヨーロッパの田舎?
           アトリエオレンジベル 
           ベルの先の世界は?

約1時間後、青いポンコツ車が埼玉・羽生市上岩瀬のあまりに牧歌的な場所に止まった。空が高い。近くには渋澤牧場もある。かような場所にかようなメルヘンがあるとは・・・目的の「アトリエ オレンジベル」がポエムに建っていた。「カフェ&ギャラリー」の文字。オープンしたのは昨年の暮れ。イギリスから帰国したアクセサリーデザイナーの娘さんも手伝って、画家・彫刻家でもある夫妻で店を始めた。どちらも料理好きということもカフェを開く動機になったようだ。
            
店内は手づくりのテーブルやソファが4つほど。室内にはファミリーの作品がきれいに展示され、グッズ類、カバンなども販売している。それらを見ているだけでも楽しい。ちょうど「大沢末利子・鈴木美恵子二人展」(今月25日まで)を開催中で、午後2時だというのに店内はほぼ満席だった。
           オレンジベル6 
           ランチメニュー
           オレンジベル5 
           本日の発見か   

村長はランチメニューを見て迷った。「ミートパイのフライドポテト添え」にするか「エビとアスパラのトマトクリームパスタ」にするか。どちらもサラダ・ドリンク付きで900円(税込み)。ふと別のメニューがちらりと見えた。「完全限定 ベルズバーガー」(フライドポテト・ドリンク付き1000円)。村長の好きな自家製ハンバーガー! 「バンズも自家製 100%ビーフ」の文字。即決。ドリンクはコーヒーを頼んだ。
           オレンジベル3 
           こだわり

ハンバーガーは主人の担当のようで、奥の厨房からビーフを焼くいい匂いが漂ってきた。BGMはアメリカンロックに変わっていた。約12~3分後、「ベルバーガー」がやってきた。自家製だというバンズがいい焼き色。卵白のテカり、白ゴマが悪くない。その下は輪切りのトマト、ピクルス、チーズ、中央には大きめのビーフハンバーグ、その下にレタスが敷かれていた。いいビジュアル。
          オレンジベル② 
          うむむ
          オレンジベル① 
          美味の予感?

7層を上からギュッと押して、ガブリと行った。バンズはやや固めだが、手づくり感にあふれている。小麦の香り。続いてジューシーな酸味。メーンのビーフハンバーグがいい歯ごたえで口中に広がった。肉汁の存在感。多分マヨネーズとトマトソースで作ったオリジナルソースがこぼれ落ちそうになる。紙の袋が欲しいところ。
          オレンジベル⑥ 
          どないでっか?
          オレンジベル⑦ 
          ギュッ・・・手づくり感

「バンズまで自家製にするのはこだわりがいかにもアーティストだね。マスタードも欲しいところだけど、値段的に考えてもこれはいいスタートだと思う」
「ミートパイとかパスタが一番人気らしいわよ。今度はそれを食べたいわね。土日月の週3日営業だから、今週末にまた来ない?」

「あんこがなかった。悲しい。あんこサンドなんかメニューにしてほしいなあ。それからあんみつパスタとかさ」
「何それ、アートとは無縁の村長じゃあ、話にならないわ。こういうアトリエカフェが誕生したことが凄いことなのよ。ここにいるだけで私はとても癒されるわ。村長さえ視界から消えてくれればね」
「・・・・・・」

本日の大金言。

新しい名所の誕生。一粒の麦。そこから新しいストーリーが生まれるかもしれない。


                         オレンジベル⑨ 

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日常とは別な時間が流れるカフェ.

私も限定バーガーたべました。
可愛いけどすごくボリュームがあっ大満足。クリームブリュレもお勧めです。
プロフィール

赤羽彦作村長

Author:赤羽彦作村長
あの!エンターテインメント新聞で記者、デスク、編集プロデューサーとして活躍。思うところあって、原発で揺れるヤポネシアを辺境から見つめ直すべく、イカダを組み、オンボロ旗を揚げ、組織を脱出。荒海に乗り出す。「B級うまいものの宝島」を目指して、櫂をガタガタと漕ぎ出すことにした。一か八か泥船となるか、間違って宝船となるか?
特に麺類と和菓子にはうるさい。「舌の上から斜めに世界を見る」などとほざいている。はっきり言ってバカの3乗である。年齢不詳。乙女座、AB型。村民を募集している。

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