今ふう定食屋のブリの照り焼き

京都の宿泊先はゲストハウス。今風の民宿である。安いうえに村長の利用するゲストハウスは銭湯も近くにあるので、京都の庶民生活を肌で感じることができる。銭湯にはじっちゃんもいればタトゥーの入ったお方もいる。

グルメ先生に寄れば「京都は一皮剥けばマフィアの街ですよ」とか。その下々がフツーに銭湯に入っている。和気あいあいで世間話などをしている。祖先が会津藩の下々だった村長はなぜか落ち着く。風呂上がりのコーヒー牛乳も旨い。連綿と続く京都の底辺・・・。
           あいばカレー食堂① 
           おんや? 妙なキャラ

翌日の昼、そのゲストハウスからブラブラ歩いて20分ほど、寺町通り高辻上ルでランチを取ることにした。一軒の店の前で足が止まった。格カレーと定食の店「あいばカレー食堂」。店構えがレトロにほのぼのとしていて、カレーライスが売りの店のようだが、定食もいい感じでそろっているようだった。
           あいばカレー食堂 
       今どきの定食屋さん?(あいばカレー食堂)

店の前の黒板に手書きで「特製日替りあいばランチ」とあり、「メイン ブリの照焼き 小鉢 とり団子と水菜、れんこんきんぴら」(800円)とあった。即決。京都の冬の魚はサバかブリに限る。今風の店とも言えるアットホームでウッディーな店内。白人の外人女性がみそ汁を旨そうにすすりながら定食を食べていた。うむ、これも京都・・・。
           あいばカレー食堂③ 
           寒ブリ・・・めっけ!

京都には和風のいい店が多いが、こうした新しい食堂も悪くない。素朴な木のテーブル席に腰を下ろして「特製日替りあいばランチ」を注文する。ご飯は玄米を選んだ。しっかり作っているようで、15分ほどの待ち時間。四角いお盆に乗って家庭的ないい匂いとともにブリの照り焼き定食がやってきた。茶碗に山盛りの玄米ご飯。ほのぼの。
           あいばカレー食堂④ 
           フツーに丁寧な仕事    

まずは味噌汁をひと口。フツーに美味。ダシの効き加減がひと味違う。「京都は昆布出汁(だし)なんですよ。東京は鰹でしょ?」と女性スタッフ。ブリの照り焼きは小ぶりだが、よく見ると厚みがあり、醤油の照り加減がいい。甘みがほとんどない。味りんは使っていないようだ。脂がのっていて、フツーに旨い。
           あいばカレー食堂⑤ 
           ブリの照り焼き
           あいばカレー食堂⑧ 
           フツーに旨い
           あいばカレー食堂⑨ 
           フツーの価値
           あいばカレー食堂10 
           玄米ご飯
           あいばカレー食堂⑥ 
           とり団子と水菜

小鉢の「とり団子と水菜」が気に入った。出汁の旨さ、こってりした薄味が美味。柔らかく炊かれた玄米ご飯を噛みしめる。素朴で自然な甘みが名残りを惜しむように食道へと落下していく。きれいに平らげる。このフツーの旨さのほのぼのとした感動はどこから来る? ほうじ茶を飲みながら、京都の下々の底力をしみじみと感じる。店は10年ほどの歴史だそう。勘定前にトイレに行くとフツーに香がたかれていた。

本日の大金言。

高い和風料理屋もいいが、京都は大衆食堂もいい。ダシの効いた味わいがフツーに存在しているぜい沢。





                      あいばカレー食堂11 



 
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

赤羽彦作村長

Author:赤羽彦作村長
あの!エンターテインメント新聞で記者、デスク、編集プロデューサーとして活躍。思うところあって、原発で揺れるヤポネシアを辺境から見つめ直すべく、イカダを組み、オンボロ旗を揚げ、組織を脱出。荒海に乗り出す。「B級うまいものの宝島」を目指して、櫂をガタガタと漕ぎ出すことにした。一か八か泥船となるか、間違って宝船となるか?
特に麺類と和菓子にはうるさい。「舌の上から斜めに世界を見る」などとほざいている。はっきり言ってバカの3乗である。年齢不詳。乙女座、AB型。村民を募集している。

最新記事
カテゴリ
彦作のつぶやき
最新コメント
月別アーカイブ
カレンダー
06 | 2017/07 | 08
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 - - - - -
最新トラックバック
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR