京都のチャーシューメンに仰天

 意外に思われるかもしれないが、京都はラーメン王国でもある。東京・日本橋にも進出している行列店「ますたに」、全国展開の「天下一品」などファンも多い。基本的に醤油味ベースでこってりした味わい、九条ネギを使用していることと、ストレート系の細麺などが主な特長だが、村長は日本橋の「ますたに」の背脂の多さに仰天した記憶がある。和の淡泊なイメージとはほど遠いこってり系の旨さが意外だった。

村長は京都には毎年のように来ているが、これまで本場(市内)でラーメンを食べたことがないことに思い至った。これはマズイ。老舗の「新福菜館」か「本家第一旭」あたりに行こうか。病院へのお見舞いの帰り、友人と別れた後、安宿に帰る途中で、「背油豚骨醤油ラーメン 大宝」の看板が見えた。うむ。村長のセンサーが反応した。ここらでよかよか。ぎっくり腰が限界に達していたこともある。
           大宝① 
           京都ラーメン

烏丸通り五条下ル。調べてみると、約3年前にオープンした注目のラーメン店だった。入り口のメニューの「チャーシューメン」の写真に目が釘付けになった。チャーシューがラーメンどんぶりをぐるりと覆うように包囲していたからである。圧倒的なチャーシューの量。あぶら汗。これは飛び込むっきゃない。
           大宝③ 
           ドヒャーどす

店内は面白い作りで、8人ほど座れそうなコの字のカウンター席が二つ。午後8時を過ぎていたが、ほぼ満員だった.。左手が厨房になっていて、スタッフは4人ほど。メニューはラーメン650円、塩ラーメン700円などだが、むろん「チャーシューメン」(800円)にした。12~3分ほど待っていると、皿の上に乗った正統派のラーメンどんぶりがいい匂いとともにやってきた。
           大宝② 
          メニューは多くない 

写真の通り、チャーシューがドンブリの縁に張り付くように全面を覆っていた。下が見えない。中央の凹みには九条ネギとシナチク。それに背脂の浮いた醤油スープが揺蕩っていた。チャーシューはかなり薄切りで枚数を数えようと思ったが、多すぎて数えきれない。国産豚のロース肉だそうだが、ばら肉かと思うほどいい具合に脂分が付いている。これが柔らかくていい味。
           大宝④ 
           おいでやす
           大宝⑤ 
          噴火口ではありません
           大宝⑥  
          しゃぶしゃぶではありません

レンゲがなかったので、レンゲをもらう。このあたり油断がある? このスープが実に美味だった。村長は背脂ギト系は苦手だが、口中に運ぶと意外や余分なこってり感がない。背脂は鶏の背脂なのか、スッキリとした味わいで、それが豚骨醤油ベースの柔らかなスープに溶け込んでいる。九条ネギの甘みと相まって奥深い旨味。
           大宝10 
           絶妙なスープ
           大宝⑨ 
           細ストレート麵

麺は黄色みの強い細ストレート麺で、コシがシャキッとしている。全体的には「ますたに」と似ているが、過剰なこってり感がない分、村長にとっては後味がいい。麺が少なめなのが少々残念だが、これは京都ラーメンに共通しているのか? チャーシューをきれいに食べ、最後の一滴までスープを飲み干してしまった。村長にとっては予想外のいい余韻。安宿まで歩く元気が出て来た。

本日の大金言。

京都ほど美味の多様性に溢れた街を知らない。和洋中の玄関の奥は迷路のようになっていて先が見えない。千年の歴史の底の底・・・。





                       大宝12 


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プロフィール

赤羽彦作村長

Author:赤羽彦作村長
あの!エンターテインメント新聞で記者、デスク、編集プロデューサーとして活躍。思うところあって、原発で揺れるヤポネシアを辺境から見つめ直すべく、イカダを組み、オンボロ旗を揚げ、組織を脱出。荒海に乗り出す。「B級うまいものの宝島」を目指して、櫂をガタガタと漕ぎ出すことにした。一か八か泥船となるか、間違って宝船となるか?
特に麺類と和菓子にはうるさい。「舌の上から斜めに世界を見る」などとほざいている。はっきり言ってバカの3乗である。年齢不詳。乙女座、AB型。村民を募集している。

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