「本日の煮干つけ麺」の行列

 埼玉・大宮に所用があって立ち寄った。そのついでに、埼玉ラーメン界の人気店をのぞいてみた。西口から歩いて5分ほど桜木町2丁目の「煮干分家 つけめん蕾(つぼみ)」である。近くには「つけめん102」もある。つまりこの辺りはラーメン激戦区でもある。
           蕾① 
       ごめんよ、と入りたくなる店構え

「つけめん蕾」は本店が東口にあるが、「煮干し」を前面に押し出した西口の分家の方が人気がある。2012年5月にオープン、古民家風の店構え、「煮干しそば」の提灯、白いノレン・・・時代劇のセットのような外観。店の中に5~6人ほど並んでいるのが見えた。「本日の煮干し」と書かれた黒板には「千葉県九十九里産片口イワシ」と書かれている。横に三河屋製麺の木箱。悪くない雰囲気。
           蕾② 
           煮干し好きにはたまらん!

店内に入って並ぶことにした。カウンター席が12席ほど。対面が厨房になっていて、男性2人と女性1人がテキパキと動いていた。券売機で定番の「本日の煮干つけ麺」(並200グラム 780円)を選んだ。ふと見ると、床の隅に銀色に輝く千葉県産片口イワシの山が見えた。本当に店でダシを取っているようで好感。
           蕾11 
           煮干しが並ぶメニュー       

5分ほどで「3番」の席に座ることができた。それから10分ほどでドンブリに盛られた太麺と、見るからにドロリとした茶褐色のつけ汁が置かれた。太麺は見るからにもっちりしていて、「つけめん102」よりも白っぽい。国産小麦を使っていると表記してあった。見ようによってはうどんのようにも見える。以前はあった大きな海苔とレモンがなぜか消えていた。
           蕾④ 
           いい匂い

つけ汁はかなり濃厚で、表面には魚粉の名残りと細かな泡、刻みネギなどが浮いていた。確かに煮干しの素朴ないい匂いと湯気。太麺をくぐらせてからまずはひと口。こってりとした、片栗粉でも入っているかのようなトロミと濃厚な旨み、ほのかな甘みと酸味が奥から滲み出てきた。えぐみもある。ベースは豚骨かもしれない。基本的に「つけめん102」と同じような味わい。うむ。
           蕾⑦ 
           濃厚なつけ汁
           蕾⑤ 
           うどんではない
           蕾⑨ 
           あーん

太麺のもっちり感とコシがいい。つけ汁の中にはゴロッとした角切りのチャーシューが4個ほど。柔らかくて美味。メンマも悪くない。だが、と村長は考えてしまう。これが今人気のつけ麺の特徴だと思うと、あまりに右ならえのトレンドに物足りなさを覚えてしまう。確かに旨いが、それ以上の感動が押し寄せてこない。これは村長がおかしいのかもしれないが。
           蕾⑧ 
           チャーシューの美味

「スープ割り」をお願いすると、柚子(ゆず)の香りが漂った。こうした心配りも「よくできました。花丸です」といいたくなるほど。スマホ片手の若いお客が多いのもなるほど、と思ってしまうのだった。安倍首相の施政方針演説が気になる。

本日の大金言。

つけ麺の中に世界を見ることだってある。一粒の砂の中に世界を見るにはほど遠いが。



                        蕾10 

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プロフィール

赤羽彦作村長

Author:赤羽彦作村長
あの!エンターテインメント新聞で記者、デスク、編集プロデューサーとして活躍。思うところあって、原発で揺れるヤポネシアを辺境から見つめ直すべく、イカダを組み、オンボロ旗を揚げ、組織を脱出。荒海に乗り出す。「B級うまいものの宝島」を目指して、櫂をガタガタと漕ぎ出すことにした。一か八か泥船となるか、間違って宝船となるか?
特に麺類と和菓子にはうるさい。「舌の上から斜めに世界を見る」などとほざいている。はっきり言ってバカの3乗である。年齢不詳。乙女座、AB型。村民を募集している。

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