大宮「さぬき手打うどん」の微妙

 最近、埼玉・大宮に立ち寄ることが多い。むろん埼玉の中心地である。ダサイタマなどと言われたこともあるが、実に不愉快である。そういう東京こそが頭狂かもしれないぞ。というマクラから、今回取り上げるのは、大宮駅東口のさぬきうどんの名店「やま泉(やまいずみ)」のカレーうどんである。
           やま泉 
           大宮駅東口の名店

食べログなどでの評価が高い。あの東京・人形町の「谷や」とほぼ同じくらいの高評価。村長は約10年ほど前にぶっかけを食べたことがあるが、予想外に旨かったことを覚えている。今回食べたのは「味自慢 ビーフカレーうどん」(950円)。「当店のお肉は全て和牛を使用しております」と注釈がしてあった。
           やま泉① 
           いい雰囲気である

カレーうどんは群馬・みどり市の老舗「山本屋」が村長の好みで、その味わいと安さとボリュームにうなったものだ。田舎を侮ってはいけない、と思った。それを基準に考えたい。「やま泉」の店構えは素晴らしい。右手の打ち場もいい雰囲気である。木のカウンター席に座って、高めのメニューの中から「ビーフカレーうどん」を頼んだ。
           やま泉② 
           期待がふくらむ

10分もかからずにお盆に乗った「ビーフカレーうどん」がやってきた。いい匂いと湯気。ドンブリは大きくない。淡泊な色合いで、薄切りの見るからに高級そうな和牛(ばら肉?)がいいアクセントになっていた。タマネギはこの店の特徴なのだろう、それほどに煮込んでいない。
           やま泉③ 
           ボリューム感は?
           やま泉④ 
           薄切り和牛が・・・

分葱をパラパラと乗っけて、まずはカレーつゆをレンゲでひとすくい。意外にもトロみも辛さもあまりない。出汁の効いた品のいい味。好みの問題かもしれないが、村長にとっては物足りない。うどんは中太でコシももっちり感も悪くはない。「谷や」の本格的なものと比べると、コスパ的にも格落ちの感。10年前の方がもっと本格的だったと思う。
           やま泉⑦ 
           口中へ
           やま泉⑥ 
           淡泊な味
           やま泉2 
           手打ち

薄切りの和牛は美味。だが、固めのタマネギは好みではない。食べ終えると、やはり物足りなさが残った。腹七分の満足感。期待しすぎだった? ふと見上げると、「特製いなりずし 200円」の文字が見えた。合計1150円の出費となるが、これに期待することにした。酢飯には何も入っていず、油揚げはきれいでうすら甘い。関西風かと期待したが、関西風でもなく関東風でもない。
           やま泉⑨ 
           特製いなりずし
           やま泉10 
           特製の意味

「このいなりはさぬき風ですか?」
店主に聞いてみたら、「どこ風でもありませんよ」という答え。うむ。これをどう評価していいのか戸惑った。食べログは旨い店探しの一つの基準だろうが、鵜呑みにすると間違うこともある。好みの問題とはいえ、勘定を払い、外に出ると、「食べログの店」というシールが寒々と見えるのだった。

本日の大金言。

期待は裏切られるためにある。本場は安くて旨い。高くて旨いは当たり前、高くてフツーの店が増えている気がするのだが・・・。





                        やま泉12 

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赤羽彦作村長

Author:赤羽彦作村長
あの!エンターテインメント新聞で記者、デスク、編集プロデューサーとして活躍。思うところあって、原発で揺れるヤポネシアを辺境から見つめ直すべく、イカダを組み、オンボロ旗を揚げ、組織を脱出。荒海に乗り出す。「B級うまいものの宝島」を目指して、櫂をガタガタと漕ぎ出すことにした。一か八か泥船となるか、間違って宝船となるか?
特に麺類と和菓子にはうるさい。「舌の上から斜めに世界を見る」などとほざいている。はっきり言ってバカの3乗である。年齢不詳。乙女座、AB型。村民を募集している。

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