「甘党のパラダイス」でもん絶寸前

 最近お友達になったシバの女王のお誘いで、埼玉・久喜市西大輪の閑静な住宅街にある謎のスイーツカフェに行くことになった。木金の週2日のみ営業で、自家製のケーキが美味しいらしい。宣伝もしないのに口コミで人気が広がり、1か月先まで予約が埋まっているとか。集まったのはスイーツ好きを自認する猛者7人。恐るべき食通のドン圭氏もいる。

シバの女王の先導で埼玉県道3号線(さいたま栗橋線)から住宅街に入る。午前11時半に到着。JR鷲宮駅もそう遠くはない。まさかかような場所に・・・というところにそのカフェ「おぐら」があった。表札のように「おぐら」というプレート。自宅を週2日だけカフェとして開いていることがわかった。入り口で靴を脱いで、スリッパに履き替えてから店内へ。入り口には野菜が置いてあった。うむ。 
           おぐら① 
           スイーツの隠れ家
           おぐら 
           まさかの場所

店内は個性的な木のテーブルが4つほど。最近多いメルヘンチックな世界だが、よく見ると、さり気なく和装物やアンティークな陶器などが置いてあり、女性店主の趣味のよさがわかる。シバの女王がすでに予約していて、和室の特別室へと案内された。
           おぐら③ 
           単品でも頼めるが・・・

ちょっとした料亭の一室のような空間。メニューの中から全員が「ケーキ盛り合わせセット」(飲み物付き1000円)を選んだ。シバの女王以外は初めて。全員息を飲みながら、小さな(?)胸をときめかせている。待つ間、大食いタレントアンジェラ佐藤を尊敬する佐渡おけさ嬢がなぜか日本舞踊を披露し始めた。ありゃりゃありゃら・・・この後の展開は誌面の都合で割愛。
           おぐら⑦ 
           甘いランチ

15~20分ほどして大きな白い絵皿に乗った「ケーキの盛り合わせ」がやってきた。おおおという歓声が上がる。聞きしに勝るワンダーな世界。村長も思わず息を飲んだ。ほうれん草のシフォンケーキ、フォンダンショコラ、苺のショートケーキ、フルーツケーキ、チーズケーキ、ひまわりの種クッキー、クルミのケーキ・・・数えてみたら7種類の手づくりケーキがベタに盛られていた。それが7人前! さつまいもの蜜煮はサービスとか。うむむ。
           おぐら④ 
           これで一人前盛り合わせ

レモンティーが遅れてやってきた。ウエッジウッドの器。氷の入ったミネラルウォーターも置かれた。戦闘開始。村長はまずフルーツケーキをひと口。一瞬にして新鮮な卵と生クリームのさわやかな香りが口中から鼻腔へと抜けて行った。スポンジの柔らかさと風味がいい。手づくり感にあふれる生クリームの中にはマスカット、マンゴー、ブルーベリーが入っていて、ここの女性店主がかなりの腕のパティシエだとわかる。うむむむ。
         
           おぐら⑨ 
           ゆっくりと楽しむ
            おぐら⑧ 
           絶妙なフルーツケーキ
           おぐら6 
          クルミのケーキ

特に感心したのはフォンダンショコラ。外側がガサッとした食感で、すぐ後から生チョコをそのまま食べているような、濃密でビターな波が押し寄せてくる。まるで大人の禁断の味わい。「薄力粉を使わずに焼いてるんですよ」(店主)とか。スイーツ好きにとっては夢のような時間が流れる。ワイワイしゃべりながら2時間ほどかけて、全員がきれいに平らげた。これで1000円というのが驚きでもある。全員の血糖値がどのくらい上がったか、などとは考えない。
           おぐら11 
           フォンダンショコラ
           おぐら12 
           夢の歯型・・・

「商売でやっているというより、美味しいケーキを食べて喜んでもらえるのがいいみたいよ」
シバの女王が言うと、ドン圭氏がボソッと言った。
「こんなにケーキを食ったのは初めてだよ。これでケーキ(景気?)もよくなんべえ。だけど、ちょっと野菜とか果物があればもっといいなあ」
佐渡おけさ嬢も「漬け物とか食べたくなったわね。柴漬けなんか合うんじゃないかしら」。

むろん村長にとっても「ケーキ盛り合わせの昼飯」は人生で初めての体験。幸福感で頭がクラクラしてきた。添えてあったレモンで口の中をスイープしてから、頬をつねりたくなった。これは現実か?

スイーツ好きにとっては、ひょっとしてここは天国ではないか。「あまり知られたくないから、ブログには書かないでほしいよ」帰りがけにドン圭氏が釘を刺した。糠(ぬか)に釘だというのに。

本日の大金言。

人生最後の時を何で過ごすか。スイーツ好きにとって、これは重大問題である。その一つの答えがここにあるかもしれない・・・なんてね。





                     おぐら14 
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プロフィール

赤羽彦作村長

Author:赤羽彦作村長
あの!エンターテインメント新聞で記者、デスク、編集プロデューサーとして活躍。思うところあって、原発で揺れるヤポネシアを辺境から見つめ直すべく、イカダを組み、オンボロ旗を揚げ、組織を脱出。荒海に乗り出す。「B級うまいものの宝島」を目指して、櫂をガタガタと漕ぎ出すことにした。一か八か泥船となるか、間違って宝船となるか?
特に麺類と和菓子にはうるさい。「舌の上から斜めに世界を見る」などとほざいている。はっきり言ってバカの3乗である。年齢不詳。乙女座、AB型。村民を募集している。

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