マグリット展後のハンバーガー

 お江戸で修業中のキオの案内で、六本木の国立新美術館へ。ルーブル美術館展ではなく、日本では13年ぶりというマグリット展が目的。タイトルとシュールな絵の迷宮に入る。「恋人たち」や「弁証法礼讃」などはわかりやすいが、「なんでこうなるの?」という不思議な世界が次々と固定観念に一撃を食らわす。奇妙な感動と詩的な余韻がしばらく残る。やられてしまった。
           マグリット展 
           いざマグリット展へ(国立新美術館)

頭を使い過ぎたせいか、村民3人ともお腹が減ってしまった。胃袋が青空になる。あるいは青空が胃袋になる、なんてね。外に出た途端、村民2号が「早く食べないと死んじゃいそう」とへたり込んだ。国立新美術館のすぐ近くで、「バーガープレート、サンドイッチプレート」の立て看板が見えた。飛び込むっきゃない。
           ペーズマジック① 
           立て看板と奥の世界
           ペーズマジック 
           穴場か?

奥まったところに「Pe'z magic(ペーズマジック)」というネオン文字。ハンバーガーとサンドイッチの店だった。アメリカの西海岸風で、悪くない店構え。中に入ると、4人ほど順番を待っていた。時刻は午後1時過ぎ。12~3分ほどで、右奥のテーブル席に案内された。店は細長い造りで、オープンな厨房では2人のコックがハンバーガーとサンドイッチ作りに勤しんでいた。美味の気配。
           ペーズマジック2 
           開放的な厨房
           ペーズマジック④ 
           これで980円

村長は「バーガープレート」(サラダ、飲み物付き980円)を選んだ。飲み物はコーヒー。村民2号とキオは「サンドイッチプレート」(同980円)。3~4分でまずはサラダ、コーヒーの順で登場。サラダは新鮮なレタス。
           ペーズマジック⑤ 
           まずはサラダ

それから10分ほどかかって、白い磁器皿に乗ったハンバーガーがやってきた。らせん状のフレンチフライが大盛りで控えていた。バンズ(丸パン)はそれほど大きくはない。中がこんがりと焼かれていて、そこに焼きたての焦げ目のついたパテ(牛肉のミンチ)がどんと挟まっていた。塩と胡椒だけの味付け。ほどよいボリューム感。うむ。
           ペーズマジック⑥ 
           続いて主役のバーガー
           ペーズマジック⑦ 
           元気ですかァ?
           ペーズマジック10 
           カリカリのフレンチフライ

ピクルスの乗った真っ赤なトマト、タマネギ、タルタルソースのかかったレタスが別に置かれていた。どうやら自分の好みで挟んでください、と言うことらしい。トマトケチャップとマスタードをたっぷりとかけながら、トマト、タマネギ、レタスの順で載せ、それを上からぎゅっと押す。来た来た。
           ペーズマジック⑨ 
      ケチャップとマスタードをたっぷりと
           ペーズマジック13 
           スタンバイOK?

ガブリと行く。バンズの香ばしさと柔らかさ。パテは100%国産牛だそうで、トマト、タマネギ、レタスとの相性がいい。レタスにかかったタルタルソース、ケチャップ、マスタードがパテからにじみ出る肉汁と絡み合い、バーガーの旨さをどんどん引き出していく。
           ペーズマジック14 
           言葉はいらない

ランチメニューとはいえ、本格的なバーガーがこの値段で食べられることに好感。
難を言えば、本場のアメリカほどのボリュームはない。日本人サイズの本格バーガーだが、ウッディーな床、白い壁と天井・・・店の雰囲気もいい。店は13年になるそうで、隠れた穴場かもしれない。

「フレンチポテトが特に気に入ったわ。カリカリ感がマル。マグリットでこんがらかった頭がようやくすっきりしたわ」
「やっぱり頭もお腹があって成り立ってるということかな」
京都のグルメ先生の胃袋も早く復活するといいなあ。弁証法の勝利のためにも」
「村長も早く頭が全快してほしいわ」
「それは無理よ」
「・・・・・・」

本日の大金言。

あらゆるものを弁証法的に見る。それは不可能に近いかもしれないが、マグリット後のランチで試してみることも悪くない。



                       ペーズマジック16 






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プロフィール

赤羽彦作村長

Author:赤羽彦作村長
あの!エンターテインメント新聞で記者、デスク、編集プロデューサーとして活躍。思うところあって、原発で揺れるヤポネシアを辺境から見つめ直すべく、イカダを組み、オンボロ旗を揚げ、組織を脱出。荒海に乗り出す。「B級うまいものの宝島」を目指して、櫂をガタガタと漕ぎ出すことにした。一か八か泥船となるか、間違って宝船となるか?
特に麺類と和菓子にはうるさい。「舌の上から斜めに世界を見る」などとほざいている。はっきり言ってバカの3乗である。年齢不詳。乙女座、AB型。村民を募集している。

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