「横浜家系ラーメン」初体験記

 佐野ラーメン好きの村長にとって、脂がこれでもかとばかりにギトギト浮いているラーメンは苦手。そのくせ好奇心が旺盛だから始末に負えない。横浜家系ラーメンはその一つ。ファンが多いのだから、多分病み付きになるほど旨いんだろうな、という予感はある。いつものように、埼玉・大宮東口周辺をブラ歩き中に、その「横浜家系ラーメン 石川家」に意を決して入ることにした。
           石川家① 
           横浜家系の引力

黒と赤の派手な店構えからして、どこか横浜系のおどろおどろしいものを感じる。「危ないものほど旨い」という美食家の言葉もある。ここは横浜家系ラーメンの元祖「吉村家」の直系の店らしい。麺も吉村家と同じ酒井製麺の太麺を使っている。
           石川家③ 
           病み付きになる?

店内に入ると、店内は広くどこか南蛮ふう。券売機で定番の「横浜家系しょうゆラーメン」(750円)を選んだ。右手にカウンターがあり、そこに案内される。スタッフも東南アジア系が多いようだ。ガチャガチャ感は嫌いではない。

10分ほどで黒いラーメンどんぶりがやってきた。豚骨系のいい匂いが立ち上る。ラードの膜がどろりと表面を覆い、豚バラのチャーシューが2枚、それにほうれん草、大きな角海苔が3枚ほど。さらになぜか九条ネギが多めに乗っていた。九条ネギ? 京都ふう横浜家系ラーメンということか。鶏油の気配は感じない。だが、そのビジュアルは悪くない。
           石川家⑤ 
           見る前に食べろ
           石川家⑥ 
           コショウをパラパラ

まずはスープ。しょう油ベースだが、ほとんど豚骨スープのように濁っていて、脂がどんよりと浮いている。もっさりとした味で、意外に嫌なラード感がない。ゲンコツ、背ガラ、肩ガラなどをじっくり煮込んだスープだそうで、このあたりも京都ラーメンとも似ている。 
           石川家⑦ 
           どんより感がたまらない

その下に控えている太麺はごわっとした食感で、細麺の京都ラーメンとは違う。横浜家系の正統派太麺のようだ。コシというよりももっさりしたさぬきうどんのような歯ごたえ。悪くない。
           石川家11 
           太麺の誘惑

脂身の多いチャーシューは柔らかい。思ったより小さめなのが残念。ほうれん草と九条ネギはマル。だが、全体的にどこかどんよりした味わいで、次第に物足りなさを感じてきた。目の前ににんにくと豆板醤が置いてあった。夕方、知人と会うので、ニンニクは避けて、豆板醤を入れることにした。
           石川家12 
           豆板醤を入れる

味がピリッとしまった。何とか食べ終える。村長の胃の中に脂がどのくらい入ったか不明だが、「危ないものほど旨い」と期待が高かった分、少々がっかり。だが、最初の入り口で横浜家系の結論を出すには早すぎる。コレステロールの多さを誇る(?)村長だが、しばらくして別のメニューに挑戦するつもりで店を後にした。

本日の大金言。

ラーメンはすでに一つの宇宙である。月があればブラックホールもある。満足もあれば不満足もある。それゆえに楽しむことが必要だと思う。

                       石川家13 
 
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プロフィール

赤羽彦作村長

Author:赤羽彦作村長
あの!エンターテインメント新聞で記者、デスク、編集プロデューサーとして活躍。思うところあって、原発で揺れるヤポネシアを辺境から見つめ直すべく、イカダを組み、オンボロ旗を揚げ、組織を脱出。荒海に乗り出す。「B級うまいものの宝島」を目指して、櫂をガタガタと漕ぎ出すことにした。一か八か泥船となるか、間違って宝船となるか?
特に麺類と和菓子にはうるさい。「舌の上から斜めに世界を見る」などとほざいている。はっきり言ってバカの3乗である。年齢不詳。乙女座、AB型。村民を募集している。

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