ついに鶏塩ラーメンの横綱に挑む

あの埼玉・大宮の有名店 「麺処 ほん田niji」に行くことにした。「ほん田」は東京・東十条に本店があり、「鶏だし塩ラーメン」の評価が異様に高く、約3年前に大宮・桜木町交差点近くに「ほん田」4軒目として産声を上げた。むろん埼玉では初めての暖簾。近くにはかのTETSU系の「つけめん102」などもあり、ラーメン激戦区と言われる場所。

半年前に行列店「つけめん102」に行ったところ、以前ほどの混みようではなかった。店員に聞くと「すぐ近くにライバル店が出来ましたからねえ」冷やかに言っていた。ラーメン戦国時代は厳しいなあ、と同情したほど。その「ほん田niji」へ。横綱に痩せガエルが挑むような気分?  まさか? 午後1時過ぎの時間帯を選んだ。行列をなるべく避けたい。だが、建物の中には4~5人ほどが並んでいた。うむ。
           ほん田 
           虹はあるか?

虹を思わせる色が散りばめられたモダンな店構えで、「ほん田」の後に「niji」をわざわざ入れている理由がわかった。思わず「オーバー・ザ・レインボー」を口ずさむ。5~6分で20人ほど座れるコの字のカウンターの一角に腰を下ろした。券売機ですでに「鶏だし塩ラーメン」(750円)を買い求めている。
           ほん田③ 
           鶏だし塩ラーメン!

面白いシステムで、「二つチャーシューをお選びください」とある。メンマも選ばなければならない。ややこしいが、面倒くせ~と思ってはいけない。郷に入りては郷に従え。チャーシューは4種類の中から「煮豚バラチャーシュー」と「しっとり鶏チャーシュー」を選んだ。メンマは穂先、極細、極太の中から「極太」を選んだ。
           ほん田2 
        選ぶのはややこしいが・・・

コの字のカウンターの中が厨房になっていて、職人風の男性が二人、黙々と作業にいそしんでいた。10~12分ほどで、まず陶器皿に盛られた具がやってきた。女性スタッフの感じは悪くない。その具を見た瞬間、うむと唸ってしまった。見事な厚切りの煮豚チャーシュー、鶏チャーシュー、海苔。上にはなぜかカイワレ大根が2~3本。つけ麺でもないのに、具が別盛りというのは珍しい。
           ほん田④ 
           うむむの別盛り

続いて、白いドンブリにゆったりとたゆたう「鶏だしラーメン」が登場した。黄金色のきれいなスープ、脂のキラキラ感。その下のストレート細麺、中央の白髪ねぎ・・・カイワレ大根がここにも。無駄のない、よく整理された、シンプルな構成。湯気が立ち、鶏だしスープのいい匂いが立ち上がっている。うむ。
           ほん田⑥ 
           シンプルの奥
           ほん田1 
           塩がきつめ
           ほん田⑧ 
           細ストレート麵

スープの旨さが際立っている。やや塩がきつめだが、それを除くと、ほぼ完ぺきに近い味わい。もっと今どきのこけおどしの味かと思っていたが、いい意味で裏切られた気分。鶏の他にホタテなど魚介の出汁の気配もある。シンプルの中の旨みで、ストレート細麺もそれによく合っている。もう少しコシがあった方が好みだが、「完璧、ときどき曇り」ふうが悪くない。
           ほん田10 
           具は予想以上
           ほん田13 
           鶏チャーシューさま

チャーシューは二つとも見事。煮豚チャーシューは厚みといい、噛むとホクッと崩れそうな味わいといいかなりのレベル。特に鶏チャーシューはその柔らかさと滲み出てくる旨味が絶妙で、文句のつけようがない。極太メンマもいいレベル。

今どきのシステムの中に、職人が潜んでいることもある。この内容で750円という設定にも好感。人気行列店というイメージだけでつい敬遠してしまうへそ曲がり村長だが、たまにはこういう裏切られ方もいい。店を出た途端、空に虹がかかっていた、と書きたいところだが、残念ながら虹はなかった。

本日の大金言。

ラーメンランキングなるものがある。それを全面的に信じると、失望することも多い。裏に作為がないとも言えない。ビジネスと職人の割合は・・・食べてみなければ真実はわからない。



                        ほん田14
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赤羽彦作村長

Author:赤羽彦作村長
あの!エンターテインメント新聞で記者、デスク、編集プロデューサーとして活躍。思うところあって、原発で揺れるヤポネシアを辺境から見つめ直すべく、イカダを組み、オンボロ旗を揚げ、組織を脱出。荒海に乗り出す。「B級うまいものの宝島」を目指して、櫂をガタガタと漕ぎ出すことにした。一か八か泥船となるか、間違って宝船となるか?
特に麺類と和菓子にはうるさい。「舌の上から斜めに世界を見る」などとほざいている。はっきり言ってバカの3乗である。年齢不詳。乙女座、AB型。村民を募集している。

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