あり得ない?「うどん屋のハンバーグ」

 「最近、ダサイタマの大宮をよく取り上げてますが、せめて紅亭ともう一つ、武州うどんあかねは行ってほしいですね。表のエースと裏のエースを忘れてもらっては困ります。もう少し勉強してください、ほほっほ」

奇妙なメールが入った。多分知人のイタズラだろう。この手のメールは時々ある。無視してもいいが、老舗洋食屋「紅亭」はブログでは紹介していないが、何度か食べている。だが、「武州うどん あかね」は行ったことがない。調べてみると、大宮では知る人ぞ知るうどん屋で、テレビやメディアにも取り上げられている店だった。
              あかね 
              行列の店

うどん屋なのにハンバーグが人気で、店主がうどん、息子がハンバーグを作り、それが結構旨いらしい。店名も正式には「武州うどん あかね&みどりダイニング」。どうせ今どきの店だろうな、とあまり期待せずに大宮駅西口にある「グルメプラザ」に向かった。その一階に「武州うどん あかね」はあった。
              あかね① 
              派手な入り口だが・・・

ちょうどランチタイム。まるで居酒屋のような派手な店構え。ラジオから流れる演歌の音が大きい。若いサラリーマンが5~6人ほど並んでいた。嫌な予感。5分も待たずに元気のいいおばさんスタッフに「どうぞ」と呼ばれた。あまりの雑然具合に頭がクラクラしてきた。左手はテーブル席と奥が小上がり座敷席、右手にもテーブル席があり、その奥が厨房になっていた。煙がうっすらと漂っている。30人以上は入れそうだ。
              あかね②
              昭和の雑然
              あかね③ 
              メニューどす

昭和の居酒屋の気配。客がひっきりなしに押し寄せてくる。右手のテーブル席に案内され、「うどん屋さんのハンバーグセット」(820円)を頼むことにした。これが一番人気とか。ハンバーグは9種類ほどあり、その中から「和風」を選んだ。うどんは冷と温があり、「冷たい方」を選んだ。ドリンクまで付いていて、ウーロン茶を頼んだ。
              あかね1 
              うどん屋さんのハンバーグセット

13~4分ほどで、ジュウジュウという音と盛大な湯気を立てて、人気のセットがやってきた。鉄板の上に乗ったハンバーグはかなりデカい。上にどっかと大根おろしが乗っかっている。もやしとニラ炒めが多めに添えられている。本格的な和風ハンバーグ! それにドンブリメシと冷たいかけうどん。それに浅漬けのおしんこ。
              あかね⑤ 
              本格的和風ハンバーグ
              あかね⑥ 
              じゅわり肉汁
              あかね⑦ 
              柔らかな旨味

和風ハンバーグは期待を超える旨さだった。豚と牛の合挽き、それに豆腐を加えて手ごねしているそうで、口に入れた途端、ふっくらとした肉汁と柔らかな旨味が広がった。和牛も入っているそうだが、むしろ豚肉の存在感が強い。隠し味がうどんのかつお出汁で、その旨味が効いている。大根おろしのポン酢がほどよく、旨味に奥行きを与えていた。うむ、とつぶやきたくなる味わい。
              あかね2 
              こちらも本格的手打ち
              あかね3 
              関西風のツユ

うどん屋でかようなハンバーグを食べれるとは、驚きである。うどんも本格的な手打ちうどんで、加須うどんのようなほどよいコシと風味。何よりも荒削りの鰹節から取った出汁がいいい。武州というよりも関西風の薄味で、こちらも本格的なものだった。旨みと余韻がきれい。ご飯まできれいに食べると、満足感が広がった。親子の味な競演。これで820円という価格設定にも店の志しを感じる。

派手な入り口やあざとさと紙一重の宣伝で、実力はイマイチだろうという思い込みが見事に裏切られた格好。今回だけはいたずらメールに完全敗北。たまにはこういうダマされ方もいいもんだ。

本日の大金言。

うどんとハンバーグを敵対ではなく親子で協力しつつ棲み分けする。これぞ理想の集団的自衛権ではないか? 永田町にもぜひ出店してほしい。





                          あかね⑨ 







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赤羽彦作村長

Author:赤羽彦作村長
あの!エンターテインメント新聞で記者、デスク、編集プロデューサーとして活躍。思うところあって、原発で揺れるヤポネシアを辺境から見つめ直すべく、イカダを組み、オンボロ旗を揚げ、組織を脱出。荒海に乗り出す。「B級うまいものの宝島」を目指して、櫂をガタガタと漕ぎ出すことにした。一か八か泥船となるか、間違って宝船となるか?
特に麺類と和菓子にはうるさい。「舌の上から斜めに世界を見る」などとほざいている。はっきり言ってバカの3乗である。年齢不詳。乙女座、AB型。村民を募集している。

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