女性群がる「歴史の街のイタリアン」

 茨城県・古河市は首都圏からそう遠くはない。万葉集にも詠まれた歴史の古い街で、室町から戦国時代にかけては古河公方が支配し、江戸時代は日光街道・古河宿として栄えた。その名残りは至るところに点在している。村長の好きな街でもある。何よりも観光客がそれほど多くないのがいい。
              唐草4  
              古河文学館と美味

石畳と緑がきれいな一帯があり、そこに大正ロマンの香りが漂う「古河文学館」がある。1階はイギリス製の古い蓄音機があり、折に触れて、「SPレコード鑑賞会」なども行っている。鎌倉や足利よりもディープな、穴場とも言える。今回はここの2階にある「イタリアンレストラン 唐草」を取り上げようと思う。古河観光協会直営のレストランで、創業は平成10年11月。
              唐草 
              現役のイギリス製蓄音機
              唐草2 
              超人気レストラン

「予約を取らないと入れない」という超人気のレストランでもある。シバの女王が労を取ってくれて、食べることに人生の半分をかけている怪しい6人衆が集合した。恐るべきグルメ・ドン圭氏、そば名人・イシカワ仙人、クッタカ姫、猫おばさん・・・。ワイワイガヤガヤ、まるでヨーロッパの高級ロッジのような広い店内へと入る。高い木組みの天井、巨大なストーブ、右手には厨房があり、そこでシェフが3人、忙しそうに料理に励んでいた。ジャズが軽やかに流れている。
              唐草① 
              山荘風の造り

見渡すと、お客はほとんど女性。これは期待できる。正午前だというのに、完全満席。奥の長いテーブル席に腰を下ろして、「ランチセット」(サラダ、魚・肉料理、パン・ライス、フリードリンク=税込み1078円)を選んだ。メーンの魚・肉料理は14種類あり、その中から「三元豚(カナダ産)のポワレ洋わさびのソース」を選んだ。パンではなくライス。この辺りはいいコメの産地でもある。
              唐草② 
              ランチメニュー
              唐草③ 
              どれにしようか?

他の5人はドルチェ9種盛り(スイーツ)の入った「唐草ランチ」を頼んだ。238円ほど高いが、これはお得。村長は胃袋に爆弾を抱えているので、今回は泣く泣くスイーツは断念。「あら、村長、私のを少しあげるわよ」というありがたい声も。

12~3分ほど待って、まずサラダが登場。サラダはごく平均的。フリードリンクなので、コンソメスープとアセロラジュース、それにコーヒーまで欲張る。それらを楽しみながら、さらに7~8分ほど待つと、白い角皿に盛られたメーンの「三元豚のポワレ洋わさびのソース」がやってきた。ライスの盛りはほどよい。
              唐草④ 
              サラダが登場
              唐草⑤ 
              三元豚のポワレ洋わさびのソース

中央にはカナダ産三元豚のポワレ(蒸し焼き)が乗り、その下には水菜とタマネギが敷かれている。ナスが2切れ、ニンジン1切れ、それにジャガイモが二つ。絵になるレイアウトだが、メーンの三元豚のポワレがそれほど大きくはない。ほどほどの厚さと大きさ。その上にどんと盛られた洋わさび。ソースがいい匂いを放っている。
              唐草⑥ 
              当たりかハズレか

まずは三元豚をひと口。カナダ産なので、身が締まっている。脂身はほどほど。国産のブランド豚のような柔らかな肉汁感ではなく、むしろすっきりした味。ソースがやや甘すぎる。そこは好みの別れるところ。村長はソースの甘さは抑えて、豚も茨城、埼玉、栃木、群馬などの銘柄豚を使った方がいいと思う。三元豚ではなく四県豚。秘密のケンミンショーでもこの噂の4県の絆が問われているので、その意味でもそのあたりを検討してみてはいかがか。
              唐草⑧  
              カナダ産三元豚
              唐草10 
              地場の野菜
              唐草12 
              ライスは?

ジャガイモ、ナス、ニンジンは多分地場産なのだろう、美味。ライスはやや期待外れ。すぐ近く北川辺産のコシヒカリをお勧めしたい。料理は全体としてまずまずの旨さ。それ以上に感動するのは室内の造りと、フリードリンクの豊富さ。美味いものと雰囲気に生まれつきセンサーが付いている女性という名のグルメが群がるのもわかる。

ドン圭氏とそば名人・イシカワ仙人は黙々と食べていた。「ここ、気に入ったわ。ホント、美味い」クッタカ姫が満足そうに箸を置いた。猫おばさんが「猫に愛の手を」としゃべっている。シバの女王が明るく笑っている。いい時間が流れる。村長は猫になりたい。

本日の大金言。

たまには小旅行してみよう。そこにはややこしい日常を離れた世界がある。風呂に入るように、小旅行を楽しむ。自分の足で美味い店を探す。話しはそれからだ。





                          唐草11 







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プロフィール

赤羽彦作村長

Author:赤羽彦作村長
あの!エンターテインメント新聞で記者、デスク、編集プロデューサーとして活躍。思うところあって、原発で揺れるヤポネシアを辺境から見つめ直すべく、イカダを組み、オンボロ旗を揚げ、組織を脱出。荒海に乗り出す。「B級うまいものの宝島」を目指して、櫂をガタガタと漕ぎ出すことにした。一か八か泥船となるか、間違って宝船となるか?
特に麺類と和菓子にはうるさい。「舌の上から斜めに世界を見る」などとほざいている。はっきり言ってバカの3乗である。年齢不詳。乙女座、AB型。村民を募集している。

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